「J のある街」

2008年12月31日 | いつきの思い
熊本の神社の祈願祭が行われ、昨年から引き続き招待を受けましたので、参列してまいりました。
国会議員も与野党合わせて4名が参拝しました。

子ども達の勇ましい太鼓演奏から始まったのですが、凍えるような寒さの下、子どもながら躍動感溢れる太鼓演奏には心を奪われました。

祈願祭には熊本県内の各界を代表する会社の幹部の方も大勢参列されていたのですが、J2のロアッソ熊本の社長や監督も神社を運営する会社がスポンサーという事で参列されていました。

以前から思いますが、Jのある街っていいなと思います。
プロスポーツチームがある街は、元気がある。
特にJは、自治体の規模とは関係なく、上を目指す事が出来るので、市民・街が、J1昇格、また優勝をチーム・選手と一丸になって狙って、街が一体化しているのではないでしょうか。(それぞれのチームの企業努力はあると思います。)

宮崎もJFLに返り咲いたホンダロックあります。
地元のチームなので、愛着もあり、応援もしていますが、企業チームなのでJ加盟を目指すチームではありません。県内にはJ加盟を目指すクラブチームもあるのですが、それらのチームも現時点ではJFL入りを狙える、九州リーグには加盟しておりません。

せめて、九州リーグかJFLに所属し、本格的にJを目指せるチームがあり、それを地元企業や地元住民が育てていく、そういった環境が整えば街の活性化にもつながると思います。

同じ九州に目を向けて見ますと、J1には大分県の大分トリニータ、J2には福岡県のアビスパ福岡、佐賀県のサガン鳥栖、熊本県のロアッソ熊本とJ加盟だけでも4クラブ存在します。

J加盟ではありませんが、Jリーグを目指す、鹿児島県のヴォルカ鹿児島(九州リーグ)、長崎県のV・ファーレン長崎(来期からJFL)、沖縄県の沖縄かりゆしFC(九州リーグ)といったクラブチームが九州・沖縄各県にはあります。

本格的にJを目指すクラブチームが存在しないのは、九州では宮崎だけで、県民が一体となって、Jを目指すチームが宮崎にはありません。

宮崎にも、本格的にJを目指し、県民が一体となって応援するチームが必要だと思います。

スポーツは、人々に感動を与え、夢を与える力があります。
オリックス・ブレーブスが、「がんばろう!神戸」のキャッチフレーズで震災後の神戸の人々に感動を与えました。

J加盟は、プロ野球球団設立ほど多額の資金がいるわけではなく、地方のチームでも充分に上位を狙える可能性もある。Jリーグカップのナビスコカップで優勝した大分トリニータは、いい例ではないでしょうか。

年末とは、まったく関係ない話でしたが、お隣の県に行ってみて、改めて思った事を書きました。


今年一年、お世話になりました。
よい年をお迎えください。


「突然の別れ」

2008年12月27日 | 日常活動
自分の原点だった事務所と別れる日が近づいた。

初めて選挙に出てから、民主党の支部長時代に立ち上げた地元・日南の事務所。
そこを拠点とし、夫婦二人三脚で都城や選挙区内の地域を色々とまわった。
参議院選挙に出馬した際も、日南の拠点としてフルに機能した。

自分の原点であり、自分と伴に歩んできた日南事務所。

そんな事務所とも思わぬ事態で別れなくてはいけなくなった・・・。

事務所といっても、二階建ての田舎にごくごくある普通の建物だ。
日南事務所は二階に構えてたわけだが、その二階の隣の部屋に市長選挙に出る候補が事務所を構える事になったのだ。

政治家同士が同じ建物の隣の部屋に事務所を構えてるというのは聞いた事がない。
まして、田舎ならなおさらだ・・・。

噂では、民主系だと言ってるそうだ。

民主系を名乗り、しかも事務所が隣同士となると、変な誤解を日南市民の方に対して生んでしまう。

隣に来る人に、「来ちゃ駄目ですよ。」とは言えない。
それなら、自分が出て行く以外にはない。
日南で当初からお世話になった人に相談しても、同じ事を言われました。

来年1月中には、出て行く事になる。

こんな形になるとは予想もしなかった。

残念というか、寂しい気持ちです。

「あの戦争は何だったのか」

2008年12月27日 | 歴史
録画していたビートたけし主演の「シリーズ激動の昭和 あの戦争は何だったのか 日米開戦と東条英機」を観た。

以前、同じく東条英機を扱った津川雅彦主演の「プライド」と映画を観た事があるが、このドラマも、いわゆるA級戦犯として戦争責任を一身に背負った東条英機の考えを知る事のできる作品だと思う。

確かに、A級戦犯と呼ばれる彼らに戦争を導いた指導者としての責任や、敗戦の責任はある。だからといって、戦勝国に裁かれる筋合いのものではない。戦争とは、一方が善で、片一方が悪という単純なものではない。いわゆるA級戦犯と呼ばれる人だけに戦争の全責任があったのかどうかは疑問に残る。

A級戦犯というと、戦争を奨励していたようなイメージがあるが、彼らも戦争を防ごうと必死に努力はしていた。

特に、ドラマでも陸軍大臣の頃はアメリカの要求に対して陸軍の意見を通していた東条も、首相に就任すると、アメリカとの交渉によって戦争を回避しようとする努力はしていて、東条の苦悩が窺い知れる。後に東条は「日米交渉は誤解の連続」と語っている。

ただ、なんとなく現代ではドイツのヒトラーや、イタリアのムソリィーニのような独裁者と肩を並べて東条英機が語られているような気がしてならない。

しかし、本やドラマを通じて、明らかなのは、勝手に作られている東条英機像は、実際の東条英機とはかけ離れているという事。

我々は、あの戦争の「負」を全て彼に押し付けているような気がしてなりません。

「あの戦争は自衛だ。」「あの戦争は侵略だ。」と色々な議論はありますが、今の世に生きる我々が、「あの戦争は何だったのか?」と深く考えなければなりません。

ただ、一つ言えるのは、あの様な悲劇を二度と犯してはなりません。


「歳末助け合い募金」

2008年12月24日 | 日常活動
昨夜の最終便で上京すると、東京タワーに「50」の数字が描かれていた。
あとでニュースを見てしったのだが、昨日12月23日が東京タワーの誕生日だったようです。

昨日は、「歳末助け合い募金」に行ってまいりました。
宮崎市の中心部にある繁華街で行ったのですが、思った以上に客足が少なかったような気がします。

私の小さい頃の思い出だと、クリスマスや年末シーズンは、駐車待ちの車が列をつくって、人も溢れていたといったイメージがあるのですが・・。郊外型店舗の進出で、人の流れが変わったのも原因かもしれません。数日前にショッピング・センターに顔を出したら、そちらは人で溢れていました。

歳末助け合い募金では、多くの方から善意ある募金を頂戴したわけでありますが、特に小さい子供を持つ親の方が募金をしてくださいました。息子さんや、娘さんにお金を渡して、子供達に自ら募金箱まで持っていかせていました。

小さい頃から、そういった親の行動等を見て育つ事によって、人は支えあって生きていき、助け合いは当然だとなるのかもしれません。

教育って、学校教育も大事なんでしょうが、やっぱり、一番重要なのは家庭教育なんでしょうね。親の背中を見て、子供は育っていく。

最後に募金の手伝いをしてくれたボーイスカートの男の子が、僕の所に寄ってきて、「これで、人を助けれるんだよね!」って抱きついてきました。子供ながらに「人を助けたい。人の役に立ちたい。」と純粋に思ってくれてる事が嬉しかったですし、そういった子供の気持ちに大人が応えて、子供以上に大人が頑張らなければと再認識させられました。


「最近の話題は、」

2008年12月23日 | 日常活動
今臨時国会も24日の会期末処理だけになった。(実質は25日が会期末なのだが・・・)今、振り返っても、「この臨時国会は国として何をやって、どんな成果を得たのか?」と疑問に思ってしまいます。

当選してから「週末の地元まわり」を続けてますが、(閉会中は週末関係なく、地元まわりを優先してます。)リーマンショック以降は、どこに行っても暗い話題になってしまいます。話してる相手も「暗い話題ばかりやな・・・」と、何処に行っても言われます。

懇談したある業界の人は「夜の街に出れば分かる。私は犬の散歩を兼ねて毎日、夜の街を歩くようにしてるが、以前に比べて知ってる人(同じ業界の人)に会わんくなった。今は忘年会シーズンでも、1,2組しか会わん。」と夜の街の観察結果を教えてくださいました。

僕も忘年会シーズンで県内の夜の街にもお邪魔してますが(酒は飲めませんが)、地域的に盛り上がってるところと、そうでないところの差が出ています。宮崎市内の繁華街は多いのですが、それ以外は少ないです。ただ、宮崎市内も今のシーズンは多いのですが、普段は週末でも人の少なさが目立ちます。

夜の街の様子を見てると、その時々の景気の動向が分かります。

トラック関係の方からは、「軽油は以前に比べたら安くなったが、仕事の量が減った。従来だったら年末は120%だが、今では70%ぐらいしかない。本来なら今頃、荷主から来年の話になるのだが、今年は全然ない。」と切実な景気悪化の声を聞きました。

県内では、大手企業の正社員の削減も行われはじめました。県内にも一気に景気悪化の影響が、あらゆる産業に現れ始めています。

このような現場の声を聞いてますと、この景気の減速に対し他の国は迅速に対応できてるのに、日本がなぜ迅速に対応できないのか、なぜ二次補正を出さなかったのか分かりません。

人の声が届くような政治にして、対処していかねばなりません。

マスコミの報道を見てますと、予算案の財政出動を批判するコメンテーターもいますが、今は財政健全化にこだわる時期ではありません。(中身・細部に関しては議論が必要です。)このような危機だからこそ、財政出動が求められるのではないのでしょうか。

「医師会の忘年会」

2008年12月19日 | 日常活動
空港に到着すると、すぐに都城に移動しました。

今夜は都城市北諸県郡医師会の忘年会に招待されて挨拶をさせていただきました。

以前はWHOで世界一と認められた日本の医療が、財務省主導の社会保障費抑制政策の為に、我が国の医療は崩壊が叫ばれ始めた。

イギリスはブレア政権が誕生した際に、崩壊しかけた医療の再生を喫緊の課題として掲げた。

医療崩壊を食い止めないといけないという世界の常識が、日本では医療崩壊を助長する政策が賞賛されるといった非常識な事態となっております。

与党、野党関係なく、日本医療の再生の為に大きな方針転換をしなければなりません。

予防医学などによって、少しでも医療費を抑える努力はしないといけないのかもしれませんが、医療を財政再建の下に論じることには疑問を覚えます。
医療にお金がかかるのは当然なのではないでしょうか。しかも、日本の医療費は対GDP比で考えると必ずしも高額とはいえません。

日本の医療を再生する為には2200抑制を凍結するといったようなレベルではなく、数兆円は投入していかねばなりません。「埋蔵金」の一部を使って処理するのはもちろんですが、消費税を社会保障費にあてる目的税化するのが第一ステップだと思います。

医師の先生達とお話をさせていただくと、先日県医師会が行ったアンケートの結果で「小選挙区でどの政党の候補者に投票するか?」という問いに対して、「民主党」と回答してる方が予想以上に多かったようです。

政党に関係なく、医療を良くしてもらいたいという切実な願い、ただ、今の政府のやり方だと再生できないのでないかという声を聞かせていただきました。

他の国会議員と協力しながら、安心した医療を出来る体制を構築してまいります。

「国会議員 低い領土意識」

2008年12月17日 | 外交・防衛
今朝の産経新聞朝刊に「国会議員 低い領土意識」という見出しで、一面に「対馬が危ない!!」という特集を組んでた。

長崎県対馬市の不動産が韓国資本に買収されている問題を特集したものだ。
韓国資本が買収している土地の中には海上自衛隊対馬防衛隊本部の隣接地も含まれており、防衛上の観点から問題あるのではないかという議論が沸き起こっている。

それについてどう思うか、衆参の全国会議員(計721人)に対して緊急アンケートを行ったが、回答を寄せたのが衆参合わせて80人しかいなかった。(うち、有効75人。無効回答3人。無記名回答2人。)

この事を受けて、産経新聞では「国会議員 低い領土意識」という見出しで、領土問題に対する国会議員の意識の低さを指摘している。

ちなみに、宮崎の国会議員では、江藤拓議員(宮崎2区)と私の二名しか回答していない。

この国会議員の領土意識の低さというのを私は身をもって体験した事がある。
それは、今年の2月7日の「北方領土の日」だ。

ほとんどの国会議員が式に参加してない事に唖然としてしまった。
ほんとうに、このような意識で我が国を守れるのだろうか?

詳しくは、以下のブログをご覧になってください。

ブログ:「北方領土の日」(2008年2月7日)
http://blog.goo.ne.jp/izki-toyama/e/59515cee3ce75076762bc195bd67e092

国防の役目は自衛隊が負っているが、それをシビリアン・コントロールする国会議員が国防に関する明確な意思を示さなければ、国防の議論は本末転倒になってしまう。

領土を守るのは、自衛隊だけの責任ではなく、国会議員の役目でもあります。


「漢方のお話」

2008年12月17日 | 医療
昨日付で、会派を組んでる民主党の漢方医療小委員会の事務局長になりました。

漢方という言葉は聞きなれてはいるでしょうけど、実際に理解してるかというそんなに多いとは思えません。

自分を振り返っても、漢方医療小委員会のメンバーになるまでは、漢方に関してほとんど理解してませんでしたし、服用する薬も西洋薬が多く、葛根湯ぐらいしか服用した記憶はありません。

漢方薬といったら、中国の薬だと思ってる方も多いでしょうが、生まれたのは中国なのですが、日本に伝来して独自の発展をとげて今日に至っております。

1874年に明治政府が西洋医学の導入を決め、1883年に医術免許規則・医師開業試験規則で西洋医学の修得が義務付けられてからは、漢方医療が衰退していきました。現在では、見なおされ始めた事もあり、医師の86%は漢方製剤を使用しているという事実があります。

現在では海外にも広まり、各国が中長期的な政策や研究機関に対する支援を行っております。ちなみに、アメリカでは国立衛生研究所(NIH)に年間300億円の調査・研究予算を計上しております。これは、癌に対するものよりも多い。

ちなみに、日本では漢方の科学研究費は文科省・厚労省合計で1億9000千万円であります。

このように、海外では評価されて始めてる漢方ですが、日本ではインフラの問題もあるのか、充分とは言えません。

そこで、漢方医療小委員会としては提言という形で中間報告をさせていただきました。

・漢方医学教育の更なる充実、和漢診療外来の拡充に向けた取り組み

各大学における講座設置・必須時間の増加・医師国家試験における漢方医学分野の出題の義務化など

・漢方医療に関する医学的効果の科学的知見の蓄積の為の取り組み

医療経済的効果が期待されるので、経済学者と医療研究者の共同の研究基盤の整備、科学研究費の増額や人員配置上の措置を講ずるなど

列記しませんが、計7項目を提言という形で報告させていただきました。

私自身は、日本独自の漢方薬で世界の薬分野を制する事は可能だろうし、世界が評価をしはじめた今こそ、漢方医学における日本発のグローバルスタンダードを発信していかねばならないと考えております。

その為には我々の「提言」を軸とした、国家戦略が必要です。

「審議は急がねばならない。」

2008年12月16日 | いつきの思い
政府は来年の通常国会を1月5日召集し、焦点となっている「第二次補正」を同日に提出する方針を固めた。

私たちは今国会中に第二次補正を提出し、審議する事を望んだが、政府・自民党にはその考えがないようだ。それに関しては残念に思います。

この第二次補正には国民の大半が反対している「定額給付金」が盛り込まれる。
民主党は政府に対して、第二次補正の審議をする際に、この定額給付金に関しては分離して審議をするように求める方針を決めた。ただ、政府がどのような対応を取るかは不透明だ。

定額給付金を別で審議しなければ、次の国会では「定額給付金」を巡って国会が混乱するだろう。その結果、二次補正予算は遅れ、そして本予算は大幅に遅れてしまう。

賛否は別としても、このような国難の時代に争っている場合ではない。
特に「定額給付金」の問題は、与野党が国を二分してでも争う程のものではない。

国民の大半が反対しているわけであり、民主党などの野党の主張は誰が見ても正しいのだ。
おまけに、経済効果もほとんどないと言われている。
国民の定額給付金に反対する声というものは、「政治をもっとしっかりしろ!」と今の政府や私達国会議員に対する、怒りや嘆きに近い声のように聞こえてならない。

今の日本は、この経済危機に対して無策だと言っても過言ではないと思う。
イギリスでは現在の経済危機に対して政府はすぐに動いた。
麻生総理が言うように「100年に一度」の経済危機なのであれば、対策が遅れれば、遅れるほど、傷は大きくなってしまう。
私には、なぜ麻生内閣が二次補正を今国会で提出しなかったか、理解ができない。

自民党が、この国の事を考えているのなら、直ちに「定額給付金」は取り下げるべきだ。
その上で、与野党で第二次補正を審議し、無駄な引き延ばしを行わない事が求められるのではないだろうか。

私は多くの国民は、それを望んでいるのだと思います。


「決算委員会」

2008年12月15日 | 日常活動
ブログのアクセス数が「国籍法改正」以降、伸びております。

このブログを訪ねてくださる、多くの方には感謝しております。

今日は朝9時から夕方まで、ずーっと決算委員会が開催されました。
今日は、総理以下全閣僚が揃ってのテレビ入りの委員会でした。
(ちなみに、予算委員会のテレビ入りは定期的だが、決算のテレビ入りは希です。)
質問で指摘された「補助金の不正経理」、「児童ポルノ」の問題など与野党が協力して解決しなければならない問題は多々あります。

話は変りますが、コメント欄で「おじさん」から、小口献金を集めてないのかとご指摘がありましたが、外山いつきHPの「応援隊」の方で募集しております。

アドレスは、以下の通りです。
http://www.izki-toyama.com/

「外山いつき応援隊」は随時募集してますので、よろしくお願いします。