「内閣府への申し入れ。」

2009年01月29日 | 日常活動
本日、超党派の「公共事業チェック議員の会」(鳩山由紀夫会長)で内閣府に申し入れを行ってまいりました。

現在、国は沖縄県中城湾港(なかぐすくわんこう)で東部海浜開発及び泡瀬地区埋立事業を実施しており、この泡瀬地区埋立事業では、泡瀬干潟の自然環境に影響を及ぼしているという報告もあります。

この事業の国側の説明としては、

事業目的:国においては特別自由貿易地域に日本で唯一指定されている中城湾港新港地区の港湾整備事業(航路整備)に伴い発生する浚渫土砂の有効利用、また、沖縄県においては泡瀬地区における港湾施設の整備を目的として実施している。

事業主体:沖縄総合事務局、沖縄県

と、いうわけではありますが、

しかしながら、明確な土地利用計画があるわけではありません。
「まあ、とにかく作ればいいや!」的な感覚で事業が推進され、税金も捨てられて、自然も破壊されているわけです。

そのような無計画な事業で、自然破壊まで進められているなら、沖縄市の計画案がでるまでは、事業を凍結してもらわないといけない。

そのような観点から国側に申し入れを行ったわけですが、「国としては、県と市の意向を受けて実施している」といった回答でした。

しかしながら、当初、国はこの泡瀬地区埋立計画に懐疑的であり、反対していた。
しかし、中城湾港新港地区の事業が決まったら、一転して認めたという事実もあります。
(ようするに、浚渫土砂の捨て場が必要だった。)

裁判でも、明確な土地利用計画もないまま本事業を推進することは経済的合理性が認められないと、県・市に対して公金支出を差し止める判決がだされています。

このような、誰の目からみても整合性のない事業というものは止めなければいけませんし、それには政治決断が求められます。
「公共事業チェック議員の会」では、来月初旬に現地視察を行ってまいります。


「聖域と形骸化の打破」

2009年01月28日 | 日常活動
2008年度第二次補正予算を巡る攻防は、27日に決着した。

両院協議会が、ここまで注目された事はなかったのではないか。
両院協議会とは、衆参両院の議決が異なった時に設置される。

今までの「両院協議会」というのは、最終的には衆院の議決が国会の議決となる為にセレモニー的なもので、形骸化していた。

しかし、本来は国権の最高機関の国会の二つの院の議決が異なるわけでありますから、お互いの院の代表が、国家国民の為に激しく議論の応酬をしてもいいのではないかと思います。それこそが、二院制の最大のメリットだと思います。

そもそも、両院協議会とは、衆院の意見を押し通す為の機関ではない。
衆参がそれぞれの議決を下に、協議する場であり、場合によっては修正をかける事もできる。(協議によっては、参院の議決を成案とする場合もあっていいのではないか。制度上は可能)

この第二次補正予算の政府案と野党修正案の違いは、ただ一つ。
「定額給付金」が入っているか、否かだ。

世論調査だけが全てではないだろうが、多くの国民は「定額給付金」に反対でした。
その民意を受けて修正を加えたものが、野党提出の修正案だったわけです。

しかしながら、現在の国会は、政府が出した予算は、指一本触れさせず、成立させるといったような「聖域化」しているところがある。

それが、民意に沿うものなら問題はないだろうが、多くの民意に反しているのなら場合によっては修正が加えられる事があってもよい。

ちなみに、今回のように、政府提出の予算案に修正をかけた案が可決したのは、参院史上初めてだそうです。

そういう意味では歴史的な意味があった、参院本会議と両院協議会だったわけであります。

ただ、残念な事に両院協議会は「議整わず」となり、「定額給付金」を盛り込んだ2008年度第二次補正予算は成立してしまいました。

私は未だに反対でありますが、これは残念ながら止める事はできません。
政府には、給付する約2兆円のお金が景気対策・生活支援として、しっかりと市場に回り、その経済効果が現れるようにしていただく事を望みます。



「長い国会」

2009年01月26日 | 日常活動
午後1時に参院本会議が開かれ、野党の提出した二次補正予算の修正案(野党の修正案は2兆円の定額給付金を削除したもの)が賛成多数で可決された。本日は本会議が3ラウンドある予定だ。(ちなみに、既に2ラウンドは終えた。)

衆院では、その修正案が否決されたので両院協議会が開催される事になる。

現在、両院協議会で議論されてるはずだ。

いつ、3ラウンド目が行われるかは未定の状態だ。

「エアポートギャラリー 酒生哲雄写真展」

2009年01月26日 | 告知
宮崎空港のギャラリー(3F)で行われてる、写真家の酒生哲雄さんの写真展に開幕直後と昨日の二回に分けて行ってまいりました。

今回の写真展は、過去に酒生さんが行った個展の作品もご覧になれます。

作品の紹介を見てて、「あ、これも酒生さんの作品だったんだ!」、「あ、ここのお店のやつも!」とビックリするぐらい普段目にしてた写真が酒生さん撮影だというのに驚かされました。

ちなみに、僕のポスターや後援会用リーフレットの写真も最初に出馬した際から酒生さんに担当していただいてます。同じ歳で、僕の求めてる絵を理解して、自然体で撮っていただけるので、とても信頼しております。

酒生さんの作品を観てて思うのは、表現力が豊かな事と作品の幅が広いという事です。風景から、アートなもの。そして、商業用と幅広いのですが、とても同じカメラマンが撮影してるようには思えない。

今回の写真展は、そういう意味では幅広い酒生さんの作品を堪能する事ができる良い機会だと思います。

とても、言葉では説明しきれません。


酒生哲雄写真展は、宮崎空港ギャラリー(三階)で今月30日まで開催されてますので、ぜひ足を運んでみてください。入場料は無料です。

「北郷町町制施行50周年記念式典」

2009年01月25日 | 日常活動
昨日・今日と宮崎県は寒いです。明日、本会議がある関係で夕方の便で上京しましたが、東京の方が気候は温暖なような気がします。

今日は北郷町の町制施行50周年記念式典がありましたので、出席してまいりました。

50周年と記念すべき式典なのですが、今年をもって北郷町という名前はなくなります。私の地元である日南市と南郷町と合併し、新・日南市としてスタートします。
名前はなくなっても、今までよりも魅力のある街づくりに励んでいただきたいと思います。

北郷町は豊かな自然をいかした街づくりを行い、「森林セラピー基地」にも認定されましたし、人づくりの面におきましても全国的に先駆け的存在であり「幼・小・中一貫教育」を今年からスタートさせます。

式典では、小中学生が「未来予想図」といって自分達の夢を述べてくれたのですが、地球温暖化に言及したり、大人よりもしっかりした意見を持ってました。これからの世代である子供達の意見も取り入れた政治を実現しなければなりません。

北郷町に限らず、宮崎県は多くの森林を抱えてます。
そのほとんどは、人工林だと思いますが、林業の再生と同時に、針葉樹だけではなく広葉樹を植えて林業と自然の共存を図っていかねばなりません。

また、林業に関しては述べさせていただきます。

「金曜の夜」

2009年01月24日 | 日常活動
金曜日の午前中に勉強会、陳情処理を国会事務所で行い、午後の便で宮崎に戻りました。

毎週末戻り、週の始めに上京する生活が続いておりますが、そんな生活も1年以上繰り返してますと、当り前のように感じます。慣れって怖いですね。

ただ、東京では委員会室で長時間椅子に座り、移動の飛行機や車で長時間椅子に座っておりますと、以前に比べて腰を痛めやすくなっております。日頃から、腹筋・背筋を鍛えねばなりません・・。

昨晩はお世話になってる団体の賀詞交歓会で新年の挨拶をさせていただきました。
多くの皆さんも政権交代が近づいてるのは感じるようでした。
定額給付金に関しても、その後の消費税増税があるだろうから職場では反対の声が多いようです。

今度の月曜日に第二次補正予算は採決されます。定額給付金の撤回と子育て支援の対象の改善がなければ賛成できない案ですので、私は反対します。

しかし、予算は衆院が優越なので成立するわけではあります。
ただ、どうせ定額給付金として配るのあれば、以前も述べましたが地域振興券という形で、絶対消費に回るように、そして地域活性に繋がるようにしなければ、この将来が不安な世の中では政府の描いてる意図のように景気対策や生活支援に回らない可能性が充分にあり得ます。

宮崎市の繁華街の飲食店は年末に100軒近くがお店をたたんだそうです。
そして、以前に比べて平日、そして客入れ時の週末でもお客が減ってるそうです。

定額給付金の2兆円というお金。
これを別の方法で地方に渡す方が、景気対策そして最終的には生活支援に繋がったのでないか、そしてタイミングも今よりも先にやるべきだったと思います。

「目が悪いの?」

2009年01月22日 | 日常活動
コンタクトを着けていると、時々、目を痛めます。

最近はメガネ生活なのですが、多くの人に「目悪いの?」と言われます。
昨夜、小沢代表にも同じ事を言われました。

コンタクトとメガネだとイメージが変わると言われるのですが、当分はメガネ姿で活動したいと思います。

本日は委員会はないのですが、一日中、バタバタしてました。
永田町に一日いるのですが、自分の議員会館の部屋にいた時間は一時間にも満たないと思います。

B型肝炎訴訟原告団の総会に出席し、公共事業チェックする会の沖縄県泡瀬干潟問題から内閣府からのヒアリング、会派の幹事長室との意見交換会、NHK予算の説明、水循環基本研究会、そして今から原口議員のパーティーに出席してまいります。

それぞれの会について触れたいのですが、時間がないので、すみません。


「一院?」

2009年01月20日 | 日常活動
先日、民主党と自民党のそれぞれの党大会が開催されました。
今年中には解散・総選挙があります。
どちらの政党にとっても、勝負の年であります。

ちなみに、両党の大会スローガンは
民主党が「日本は変わる!国民の生活が第一。」
自民党が「いざ決戦!今こそわが党の真価を!」
というものでした。

私は会派所属議員として民主党の招待を受けたので、他の新緑風会のメンバーと参加してまいりました。(写真は新緑風会のメンバーです。)

話は変わりますが、小泉元首相の発言もあり「一院制」の実現にむけた議連が最近になって立ち上がっているようです。

思惑は色々あるのでしょうが、国会の改革の一つとして、議員定数の削減及び一院制の実現があるのだと思います。

私は二院制を支持しています。一院制論者の方は、二院制が上手く機能すると国会運営に支障をきたすと述べ、一つの院の言いなりになると「カーボンコピー」と揶揄する。

海外でも、政府が提出した法案を上院や下院が否決する事はあります。それを一つの院が反対したからといって、思い通りにならないから、院を統合し一つにしようという議論にはならないわけであります。政権の役割とは、院に納得してもらって理解してもらう事が求められるのではないでしょうか。

一院だと、参院の与野党逆転まで批判され続けてきた、横暴な政治は止められなくなるのではないだろうか。

「地方議会も一院制じゃないか。」と小泉さんは言及されたようですが、議会としては同じように思われている方もいらっしゃる方もいると思いますが、地方は大統領制のようなもので、国会は議院内閣制であり同じ立場で論じるべきものだとは思いません。

ひょっとしたら、一院制にして同時に首相公選制という含みがあるのかもしれませんが、首相公選制の話は国家元首の問題・天皇制との問題にも及んでしまいます。

ただ、今のような衆院と参院という二院制のあり方は考えなければいけないのも事実です。
例えば参院は任期が長いので、じっくりと腰を落ち着けて充分な議論が必要な憲法や地方分権を話あるなど、衆院と参院の役割というのをもっと分けたがいいのではないかとも思います。

議員定数に関してはいえば、衆院は小選挙区の300でいいと思いますし、参院は100前後でいいのではないかと思います。同時に参院に関しては地方分権(道州制?)を見据えた上での選挙制度の改正、役割を求めるのも必要だと思います。

また、同時にイギリス議会では認められている「シャドウ・キャビネット」制度を導入し、野党にもちゃんと情報を与党並に提供し、常に政権交代が可能な状態を国民に提供するべきだと思います。

議会改革は国民受けしそうだからとか、もっと簡素化してスムーズになるからと言って論ずるべきものではありません。二院制に問題があるなら、一院制にもそれなりの問題があるでしょうから、それぞれを検証し、良い意味での二院制の改善を図る事こそが求められてるような気がします。



「成人になると負担が増えるという現実」

2009年01月16日 | 医療
国会が空転していると言っても、毎日会議が入っているし、省庁からの説明なども入っている。今朝は「民主党難病対策推進議員連盟」の会合に出席した。

厚生労働省や各難病患者の団体から、来年度難病対策予算案の説明や各団体からの要望を聞いた。

来年度の難病対策関連予算は今年度と比べて4倍増となる(総額1587億円)。予算が増えた事は歓迎すべき問題なのだが、未だに特定疾患の対象となってない病気や、小児慢性特定疾患にはなっているが、特定疾患になってない病気などもある。

このような場合、20歳以降の患者は特定疾患治療の対象とならない為に、経済的負担が大きくなる。病気が子供の時の限定的なものであるならいいが、全ての病気が20歳になったから治るというものではなく、成人になっても病気と闘わねばならない。

患者団体の方が言われていましたが、「成人するというのは喜ばしい事だが、その一方で重い負担が圧し掛かってくる。」、「本来、病気になっても保険料に困らないのが医療保険制度であるが、日本の制度は病気になったら保険料に困ってしまう。」こういった、経済的負担の問題は、なるべき軽くしてあげなければいけないと思う。中には経済的負担の問題で治療を中断せざるえない患者もいるそうだ。

まだまだ、認定されてない病気、また研究されてない病気というのは想像以上に多い。
現行の枠組みでは予算の問題も含めて難しい問題でもあるが、患者団体も要望しているように新しい制度を構築して、ほんとうに苦しんでる人の負担を少しでも軽減してあげなければならない。

「国会通信」

2009年01月16日 | 日常活動
先日、西日本新聞の取材を受けました。
「国会通信」という欄があるらしく、九州選出の国会議員一人一人を取材して、記事にしてるそうです。

そして、今朝の西日本新聞の朝刊の社会・行政面に載ってるようです。

質問の内容は、「地上デジタル放送の普及問題を追及してる」という事で、全て地デジになってます・・・。

この機会に、どのような問題なのか関心を持ってもらえたらと思っております。