「気をつけろ」

2010年10月28日 | 日常活動
租税の扱いや環太平洋連携協定(TPP)に関する勉強会等で、連日のように会議をハシゴしている。

ここ数年で日本の経済的な地位は低下していると色々な所で言われる。
一人あたりのGDPの世界ランキングは、2000年は3位だったのが、2008年では23位に。
世界GDPにしめるシェアは、1990年は14.3%だったのが、2008年には8.9%へ。
IMD国際競争力は、1990年1位だったのが、2010年27位へと推移している。

外国企業による拠点機能別評価でも、日本はあらゆる機能でアジアでの中核拠点としての競争力を急激に失った。(ちなみに中国が全て1位)

そのような不安があるのか、唐突に「TPP参加が検討」が政府の方から打ち上げられた。それを受けて、様々な勉強会等やPTが民主党内で連日のように開かれている。

TPPに関して、マスコミは農業分野が足を引っぱるような書き方もしているが、このTPPは「農業開放」というような単純な話ではすまされない。このままいくと、非関税障壁等の規制緩和も他国は要求してくるのではないだろうか。

「第三の開国」と言われる方もいるが、我が国にとってメリットがない「開国」であるならば、断じて受け入れるべきではない。

昨日は、農業とまったく関係ない団体の方とお話する中で、「TPPを自分達とは関係ないと思わないでください。規制緩和要求なども考えられるので影響が出ますよ。」とお伝えさせていただきました。唐突にTPPが出てきただけに、多くの方が内容・中身やどのように対応していいのか分からないようだ。そのせいか、他の案件よりも関連のある団体の動きがいつもよりも遅いように感じる。

まだ、勉強会等は終了しているわけではないが、今まで色々な方からのお話を聞く上では、私としては日本が参加して得られるメリットというのは少ないような気がする。

また、マスコミが一連のTPPの動きをみて、小沢氏に「近い」か、「アンチ」かというような視点で、この問題をとらえようとしている。皆が面白がって、購読数が伸びるや、視聴率が上がるといった事しか考えてないのだろうか?事実じゃないような事を、流そうとしようとする姿勢には疑問を感じます。


「ねじれ」

2010年10月26日 | 日常活動
先ほど、上京しました。週末は、色々な所で挨拶・講話をさせていただき、また飲食業をされてる方から口蹄疫の影響等でお話をうかがいました。週末は、日南から日向。宮崎から高千穂。といった移動でありましたが、多くの方から様々な現場の声等をお聞きできたのは光栄であります。

郵便局長会の勉強会での講話では、現在の「ねじれ」国会の状況と、郵政法案の扱いに関する状況等をお話させていただきました。国会議員になる前から、郵政民営化をして得られるメリットよりもデメリットの方が多いのではないかと思ってましたが、総務委員会に配属されていた3年間でも幾度となく郵政民営化の悪影響等を指摘させていただきました。

マスコミは小泉郵政選挙の時は民営化を擁護し、その後、いろいろな問題が出てくると「行き過ぎた民営化」を批判し、郵政法案でそれを是正しようとすると、また叩くという首尾一貫しない報道が郵政ではされております。本当のマスコミの声とは何なのだろう?講読が増えて、視聴率が上がればそれでいいのだろうか?

地方において、「行き過ぎた民営化」での弊害をなんとしてでも止めないといけない。また、背任の疑いもある中で、やはり民営化の検証や見直しというのは進めていかねばならない。

最近、色々な場で「ねじれ国会」の現状というものをお話する機会が増えた。
ねじれ国会では、野党に①問責決議②議員立法③人事案件④閣法否決⑤証人喚問というカードや武器が存在し、与党としては大変苦しい状況である。だからといって、国民生活に直結する課題等は多いので、それを放置する事は出来ない。多くの政党との協議や審議の中でより良い形というものを模索しなければならない。

「農水委員会で質問。」

2010年10月21日 | 日常活動
本日の参院農水委員会で、鹿野農水大臣の所信に対して質問をしました。

TPPに関して、米価と戸別所得補償モデル事業に関して、口蹄疫に関して45分間質問をしました。

鹿野大臣は、21年ぶりに農水大臣に就任されたわけでありますが、「当時と比べ、農林水産業を取り巻く環境が深刻なものになっていることを改めて認識いたしました。」と所信でもあったわけですが、我が国の農林水産業をより良い方向に導いていただけなければなりません。

連日、「APEC・EPA・FTA対応検討PT」や農水部門会議でTPPの事が話しあわれております。TPPとは、「環太平洋連携」の略であり、アメリカなど8ヶ国が「21世紀型FTA」として、TPP交渉を開始しております。菅総理は、「参加を検討する」と言われておるわけでありますが、関税撤廃の例外を認めないTPPに参加するとなれば、日本の農業は壊滅的なダメージを受ける可能性もあるわけですし、大幅な食料自給率の低下を招きます。

「食の安全保障」を考える上でも、安易な参加はすべきではありません。夕方からは私も発起人に名前を連ねております、「TPPに関する緊急勉強会」が開催されます。

「質問準備」

2010年10月19日 | 日常活動
週末も県内あちこちを訪問させて頂きました。ほんと、宮崎県は広い。都農町の町制施行90周年の式典、都城駐屯地の開設記念行事や県連幹事会、その他も祭り等のイベントまで。身体がもう、一つ二つ欲しい感じです。

今日から私の所属する農水委員会でも委員会が始まります。21日には大臣所信に対する質問する機会を頂きましたので、今、質問の準備をしているところであります。大臣の日本の農林水産業に対する考え方やTPPの問題、口蹄疫の問題等を質問する予定です。

特に口蹄疫発生当初から言われてきた預託農家に対する問題に関しても質問できたらと思っております。役所とも現地対策本部でも何度となく指摘をさせていただいておりますし、委員会でも質問させていただいております。この問題は私以外取り上げてる議員もいませんので、ちゃんと救済されるようにいたる所で求めてまいります。

「霞ヶ関支配」

2010年10月15日 | 日常活動
本日も参院予算委員会が開かれている。今日のトップバッターは昨日の夕方に引き続き民主党の一川保夫参院政審会長だ。一川議員からは「各省庁から地方自治体への出向者」に関する質問が飛びだした。

政治家になって自治体の幹部職員の方と接すると「○○省からの出向で来てます。」とか、本省に戻ったとの報告・挨拶や「以前、宮崎県に出向してたんです。」と言われる事が多々あります。

なんでも、各省庁から現在全国の自治体に出向してる数は1600人を超えておるとのこと。元官僚ではなく、現役の役人が籍を残したまま、各自治体に行く。そこには、県民や市民の目線ではなく、自らの出身官庁の顔色をうかがってる行為もあるのかもしれない。

中央官庁からの出向は、一応、自治体からの要望となっているが、鳥取県知事を務められた片山総務大臣の答弁からも「国からの慣例」「無言の圧力」があると言われておられました。このような、霞ヶ関支配を助長するような仕組みは改めていかねばなりません。

このような「出向」が多くある理由の一つとして、各省の「補助金」が一つのネックになっております。それがあるから、あまり必要としてなくても、中央官庁からの人材を求めていかねばならないのだ。

霞ヶ関に頼らなくても、地方自治体には優秀な人材は沢山います。しかし、今のように中央官庁の既得権益がある「中央集権の仕組み」では、そういった方々の芽を摘んでしまいかねないし、職員の士気にも大きく影響するところがあるのかもしれない。

一括交付金の導入や、この中央官庁からの出向の廃止など、「霞ヶ関支配」を止めなければ、真の「地域主権」はなし得ません。県内や市内よりも、霞ヶ関を見ている行政を止めなければなりません。



「勉強会等々」

2010年10月14日 | 日常活動
週末は県連大会やミニ集会や、陳情対応などを行っておりました。昨日までは、予算委員会は衆院が舞台だったが、本日から国会の論戦の舞台は参院に移った。

国会が開会する前から部会などは動いていたが、開会以降は部会開催や勉強会の開催が更に増してきた。11月13日のAPECを前にEPA・FTA・TPPに対する検討のPTが連日開催され、様々な団体や識者からヒアリングを行っている。世界を取り巻く環境や、隣国が国際競争力を高める為に様々な戦術を打ってくるなかで、「日本も乗り遅れるな」という考えは分からないでもないが、日本にとってのメリット・デメリットを検証しながら、慎重な対応が必要なのではないかと現時点では思ってしまう。

また、昨日は養豚の団体の勉強会に参加させていただきました。差額関税制度やコンビネーション輸入、輸入価格を高く偽って脱税する裏ポークの問題等に関して勉強をさせて頂きました。そもそも、制度自体は国内の養豚農家の経営安定に重要な役割を果たす制度なはずだが、裏ポークやコンビネーションなどの問題によって、逆に苦しめられている状況もある。制度本来の趣旨に沿うような制度に改善していく必要性があるのではないだろうか?

そして昨日は、議員団で開いてる勉強会に堀内 日本バス協会会長にお越し頂き、バス業界の現状等についてヒアリングをさせて頂きました。特に地方出身として関心を持っているのは、路線バスの分野であります。高速バスはドル箱路線と言われておりますが、多くの路線バスは赤字と言われております。地方は車社会と言われておりますが、路線バスは免許を持ってない子どもや学生、また運転が困難になった高齢者にとって大変重要な移動手段となっております。

地域コミュニティーを維持する上でも、路線バスの存続というものは大変重要であります。単なるインフラとして路線バスを扱うのではなく、「社会保障」の一部も担っているという視点でバス行政を行うべきではないかと思う。海外のように日本もバス事業に関して、行政がもっと積極的に関与していかないといけない局面を迎えてるのかもしれません。



「民主党宮崎県連大会」

2010年10月12日 | 日常活動
先週の土曜は県連大会が開催された。新しい代表に川村衆議院議員が選出されました。新体制の下で、川村代表をしっかりささえて頑張ってまいりたいと思います。

民主党結党以来、民主党宮崎県連を指揮されてきた井上前代表ほんとにお疲れさまでした。今でこそ民主党は政権与党の地位にありますが、野党時代の民主党県連の運営等は相当な苦難があられたのだと思います。

私も民主党員として郵政解散やメール問題を経験しましたが、ほんとに党勢拡大するには厳しい時期でありました。今はありませんが、民主党と名乗るだけで胸を押されて追い返えされた事もありました。宮崎は依然として自民王国とも言われますが、当時と今を知る人間としては、それでも「雲泥の差」を感じます。かなり活動はやり易くなりました。

所属議員や党員・サポーターが増えておりますが、今の宮崎の民主党があるのは井上前代表を始めとした、先輩方が苦しくとも支えてきたからであります。先輩方が守ってきた民主党をしっかりと支えてまいりたいと思います。


「選択と集中。」

2010年10月07日 | 日常活動
本日から、参議院でもいよいよ各党の代表質問が始まった。ねじれ国会という国会運営上、大変厳しい状況だが、国民の生活に直結する課題が多いので与野党で充分に議論して、よりよい形の政策を実現していけたらと思います。

昨夕は、ノーベル化学賞に根岸英一・米パデュー大特別教授と鈴木章・北大名誉教授の二名が受賞されるという嬉しいニュースが飛び込んだ。少し元気をなくした日本列島も、お二方の受賞によって、勇気と元気をもらったのではないでしょうか。

ここ近年、以前に比べて日本人のノーベル賞受賞者が増えてきてる事は大変喜ばしい事です。10年で9名の方が受賞されてるとの事です。ノーベル賞だけでなく、世界的に高い評価を受けてる方は多くいるわけですが、その方々が力を発揮しやすいように、また、その方々に続く方々が出てこれるように、環境整備等は政治や行政の力でやっていかねばなりません。

昨日は細島港整備の関係で東国原知事が枝野幹事長と市村国交政務官に要請されました。細島は重要港湾にも指定され、今回の概算要求でも新規着工要求施設8港に入っております。我々、与党としても確実な予算措置をしていただけるように最後まで求めてまいります。

港湾整備は、我が国の国家戦略上、必要不可欠であります。日本の港もいつのまにかお隣の韓国の釜山に大きな差をつけられております。これは、以前の自民党政権が間違った戦略の下に港湾政策を取ったからであります。民主党政権になり、拠点となる港湾への「選択と集中」を行い、今回の概算要求でも港湾関係予算はそのようになっております。

現在、お隣韓国の釜山に日本の港から貨物等が移動しております。地方自治体によっては、その韓国行きの荷物に助成をしている自治体もあり、国内の内航よりも安くついてる感もあります。そういった助成を止めろとは言えませんが、国内の内航も韓国行きと対抗できるような環境の整備はもちろんの事しなければなりません。この事は港だけでなく、空も同じなのかもしれません。国内の地方空港から韓国便を利用すれば、地方自治体から助成がでる。そして、日本のハブは韓国に取られる。空の問題もなんとかして改善しなければなりません。

海と空は、民主党政権で大きく変わるのではないでしょうか。国際競争を勝ち抜いて行くためには、戦略は不可欠です

「復興にむけて」

2010年10月05日 | 日常活動
今国会から農林水産委員会に配属された関係で、土・月の日程を使って、農水関連団体の代表者の方を訪問させて頂き、色々と意見交換をさせていただきました。

当選以来、三年間続けた総務委員会を離れ、口蹄疫からの復興支援・そして二度とあのような惨事を繰り返さない為の防疫体制の確立や法整備を行いたいとの理由で農水委員会を希望したわけでありますが、他にも港町・油津で育った人間としては、元気がなくなった日本の水産業の再生の為にも力を注ぎたいと思います。団体の方々との意見交換の中では、「制度としては大変ありがたいが、現場としては使い勝手の悪いものもある。○○制度は、大変ありがたいが、申請者は要件が厳しすぎて少ししかいませんでした。」等、現場に精通しているからこそ感じられる貴重な意見もありました。そういった現場の声というものを確実に部会でも委員会でも伝えてまいります。

委員会は農水に代わりましたが、総務委員会でずっと取り組んできた郵政の問題や、来年から完全移行される地上デジタル放送問題など、まだ総務委員会でもやりたい事はあります。今後は委員会外ではありますが、部門会議等で意見を述べていけたらと思います。

月は団体まわりの前に、仔牛のセリが行われているセリ市場を訪問させていただき、多くの農家の方々と意見を交換させていただきました。農家の方からは「殺処分手当金の精算払いを速やかに行って欲しい」等の意見をいただきました。精算払いをする為には、評価人による評価を受け、県が国に対して申請を行わなければなりません。現在、県段階で各農家の情報をとりまとめているところであり、国側からも県に対して申請を早くするように働きかけをしているところです。国は県から申請が上がれば、速やかに支払を行います。

家畜の導入など再建に向けた動きだしがあります。様々な計画を立てる為にも、精算払いは急がねばいけませんし、手当金に関する税制上の措置も急がねばなりません。党内では免税の方向で意見を集約しており、近いうちにまとまりそうです。


「南の端から、北の端へ。」

2010年10月04日 | 日常活動
日曜日は午前は串間、夕方には延岡と宮崎の南端から北端へと移動をしました。更に、宮崎から串間へ、延岡から宮崎へとの移動もありましたので、一日でどれくらいの距離を走ったのだろう??

串間ではシルバーサロンの方々に国政報告を兼ねた挨拶をさせていただきました、その後、移動して夕方から始まる延岡ライオンズクラブ50周年の式典に出席をさせていただきました。