「語る」

2005年04月15日 | Weblog
安倍自民党幹事長代理の「語る」という動画をみた。
これは、さっきと同じ自民党のHPで見れるのですが、
目線をみていたら、カメラの裏に書かれてるであろう、
文書を読んでるのが一目瞭然。

日本の各種選挙の政見放送でもそうだか、
手元に原稿を置いてない候補は、大抵の場合 カメラの後ろにカンペを用意している。
目線をだいたい見てればわかるが、目が文書を追っている。
最悪の候補の場合などは、首が斜めになっている。
2回しか撮影が、許されず 各候補者も事前に練習してるのだろうが
あまりにも目線が気になる。なぜ、どこの陣営もこの目線の改革に着手しないのだろう?
これなら、まだ原稿を読んでる方が自然だ。
たぶん、政見放送の視聴率も悪いし、選挙への影響が少ないからあまり関係ないのだろう。

イギリスのように、各候補の政見放送をなくし、政党のPR CMを午後6時台のニュースの後
そしてNHKのニュースの後、10や11時台のニュースの後に放送すればいいのに。
ちなみに、イギリスでは各ニュース(ちなみに夕方のニュースしかチェックしてないので分かりませんが・・)の後に毎日一党づつ広報CMを流している。
こう考えると、イギリスは政党本位の選挙だと思うな。日本は、未だ候補者本位の選挙になっている。この構図が変わらない限り、政権交代や二大政党制は遠いのではないのか?

「プロ?素人?」

2005年04月15日 | Weblog
日本も福岡2区と宮城2区で衆議院の補欠選挙が行われ、選挙戦がスタートしている。

まあ、焦点は自民が勝つか、民主が勝つかだと思われるが、自民党は党のHPで両選挙区の候補の動画メッセージを流している。(文書だと違反だが、動画だと候補者のメッセージは選挙期間もOKなのだ。ちなみにライバル民主党はそれを行ってない。)
よろしかったら、自民党のHP
http://www.jimin.jp/
で見れるのでご覧いただきたい。

それにしても、イギリスの選挙のCMをみてるせいか、不出来なものに見えてしまう。出てくる、素人がサクラのように感じてしまうのは、不思議だ。しかも、昼間から、あんなに中年女性がたむろして公園に集まらないだろう・・・。それに比べ、イギリスの政党のPR用のCMは、素人がプロのようにしゃべってる、実は素人ではないのだろうか??(たぶん、イギリスでは各候補の政見放送はないのだろう。だから、約4,5分の政党により政見放送を各ニュースの後ぐらいにやってる。日本の政見放送なんか、お昼の誰も見ない時間帯にやってるからな。。。これも変えないといけないのではないか。どちらかというと政見放送が、支持者だけの自己満足になってる。)

「赤と青」

2005年04月14日 | Weblog
先程、赤い床と書いたが、たぶんこれは労働党のイメージ・カラーに由来
するものだと思う。保守党のイメージ・カラーは青だ。
その色を、使っての会場設営だったのだと思う。
ちなみに、それはマニフェストの色やポスターの色にも現れてる。

この画像は、労働党のブレア首相が労働党のマニフェストを掲げてる様子です。
マニフェストのカバーは赤色で、そして白で「Britain forward not back」と書かれてます。

それに対抗して、保守党は白がカバーで青い字で「IT'S TIME FOR ACTION」と書かれてる。

お互い統一スローガンを持ってるんですね。

日本はどうなんでしょう?以前、旧自由党が「日本一新」とか掲げてたな。


「選挙の戦略??」

2005年04月14日 | Weblog
保守党は、かなりネガティブ・キャンペーンに力を入れてきた。
ブレア首相の過去の発言してる映像を使ってのネガティブ・キャンペーン
に入り、それを映画館で流すそうだ。

ほんと、日本でもネガティブ・キャンペーンを取り入れてほしい。

そして、労働党もマニフェストをついに発表した。
お披露目も、日本みたいに地味な発表ではなく
各大臣が横に並び(それぞれの前にマイク付の白い台が用意されている。
そして床などは赤で統一されている。)それぞれの分野の質問に答えている。

どのような計算そして戦略があるのかは、分からないが
会場の色彩なども日本に比べて海外の選挙は先を走ってる。
こういった、選挙をいつかやってみたい。

「CM比較」

2005年04月13日 | Weblog
民主党の補欠選挙用のCMが完成した。
この際だから、イギリスの政党とのCMの比較をしてもらいたい。
CMの長さが極端に違うので比較はしにくいのかもしれないが、
ビジュアル面の違い、中身の違いはなんとなく分かるもんだと思う。
(言葉は理解できないかもしれないが、雰囲気は伝わるでしょう。)

民主党のCMは、「日本の選択。」篇は、以下のURLからもご覧いただけます。

 300k
 http://asx.pod.tv/dpj/free/2005/20050411cm_v300.asx
 56k
 http://asx.pod.tv/dpj/free/2005/20050411cm_v56.asx

内容は、岡田克也代表、小沢一郎副代表、菅直人前代表、鳩山由紀夫元代表が
「日本の選択。」などと、力強く語りかけるだけだ。



次は、イギリスの与党 労働党のCMだ。
以下のサイトでご覧になれます。
http://www.labour.org.uk/audiovideo/
このページの左上の赤い
[windows broadband] [windows dialup]
[Realplayer]
のどれかをクリックすれば、見れます。

内容はブレア首相とブラウン蔵相が政策について語ってるもの。


最後は、イギリスの野党 保守党のCM。
以下のサイトでご覧になれます。
http://www.conservatives.com/tile.do?def=news.story.page&obj_id=121733
このページの右下の青字の
56k for dial-up users
128k for standard broadband
1Mb for very fast broadband
のどれかをクリックしてもらえればご覧になれます。

内容は、保守党支持者がでてきて、なぜ保守党を選ぶのか理由を述べていくものです。
(ここで、支持してる理由で保守党の掲げる政策をあげていったりする)


単純には言えないが、イギリスは政策の中身が重要であり
日本では政策よりも何よりも「変える」という意気込みが重視されてるような感じがする。

「選挙ポスター 保守党編」

2005年04月12日 | Weblog
これは、野党 保守党の選挙ポスター。
前回、労働党にキャンペーンで保守党ヘイグ前党首が
(ネガティブ・キャンペーン用のポスターの)ターゲットに絞られたので
そのお返しとばかりにブレア首相一本にしぼったキャンペーンを今のところ続けてます。
行動を起こすか、まだあと4年もこの変な顔の男に任せるかと人々に問うてるのでしょう。
ほんと、ネガティブ・キャンペーンで個人の顔写真を使うときは、変な写真をつかうな~。
明らかに、悪くみえますもんね。
そう考えると、計算されてるポスターだな。

「選挙ポスター 労働党編」

2005年04月12日 | Weblog
どんどん各党の選挙ポスターが登場してます。
これは、ちなみに労働党のポスター。
保守党政権時代の経済の失政を子供の視点から批判してるものです。
この子供は、お父さんが仕事から戻って、その後仕事場へは戻らなかった日の事を忘れられないようです。要するに、お父さんは不景気か何かで会社から解雇されたのか、会社が倒産したのでしょう。
このような、ネガティブ・キャンペーンもあるのです。

「さっそく始まった、選挙戦」

2005年04月12日 | Weblog
イギリスの下院が解散したのだが、もう選挙戦が始まった。もうテレビでは各党の選挙広報(与党・労働党のTVコマーシャルは、ブレア首相とブラウン財務大臣が政策を語りあってるというもんだ。日本の選挙CMなんか旧自由党で小沢さんがロボットにぶつかっていったり、公明党の神崎代表が「そうは、いかんざき!」と親父ギャグみたいなのを言ったり・・・。やはり、日本はパフォーマンスがすぎる・・)が流され、保守党にいたってはもうマニフェストを発表した。

ちなみに
http://www.labour.org.uk/audiovideo/
このページの左上の赤い
[windows broadband] [windows dialup]
[Realplayer]
のどれかをクリックすれば、労働党の選挙広報が見れます。

ちなみに、この画像はその選挙広報(テレビCM)の一場面です。

日本の選挙は正式には告示日がきてからだから、解散して選挙まではかなり期間がある。イギリスと日本の選挙戦のスタートが違うのは、日本の選挙戦というのは車で各地を駆け巡る選挙戦略がメインだから近隣に迷惑をかけるという事を考慮した結果なのだろうか??

「イギリスも選挙らしい」

2005年04月11日 | Weblog
どうやらイギリスの下院(定数646)も解散して、5月に総選挙があるようだ。(今のとこ5月5日投票が最有力らしい)明日11日解散するようだ。

大学構内では、それぞれの政党に所属する学生達がブースをだし、事前運動さながらの運動を展開していた。

いい機会だから、イギリスの選挙戦を観察してみたいと思います。前回の総選挙の際に、街を歩いてたら労働との保守党に対するネガティブ・キャンペーンには驚いた。合成写真を使って相手を中傷するものだった。今回、保守党側が配ってるリーフレットもブレア首相(労働党)の写真を使って批判してる。こんなの、日本でやったら批判にされされるだろうし、選挙法にも接触するかもしれない。

とは、いいつつも一度日本でも選挙戦でのネガティブ・キャンペーンは導入された。あれは橋本内閣の時の自民党が新聞一面に新進党の消費税に対する対応をやじった広告を載せた。細川氏、羽田氏、小沢氏の実名を挙げて批判したものだった。「ついに日本もネガティブ・キャンペーン導入か?」とマスコミは記事として扱っていたが、その後の選挙ではネガティブ・キャンペーンというのは導入されてないと思う。いつのまにか、「マニフェスト」でお互い勝負するという状況になった。

しかし、日本にはネガティブ・キャンペーンがまったくないというわけではない。実際、怪文書という方法で行われてる。それも、相手のある事ない事を書き並べてるものだ。しかし、怪文書は普通の市民が目にすることはあまりないような感じもする。

選挙は、戦争だ。そう考えると、もう一度日本でもネガティブ・キャンペーンを取り入れて対決するのも面白いような気もするのだが。

選挙期間中は、それぞれの党のマニフェストを買い揃えたり、それぞれの候補者の選挙広報や、政党のネガティブ・キャンペーンの広告などを集めていったりしようっと。

しかし、イギリスの選挙は車で名前を連呼したりして巡っていくという方法ではない。日本では禁止されてる個別訪問などの選挙戦略が中心らしい。



ちなみにアップした画像は、今度の選挙で労働党が使うポスターだ。
労働党(与党)のブレア首相と、保守党の党首どちらに国を任せたいか?と問うてるポスターだが
やぱり、イメージ戦略を行ってるのでブレアの方が良く映ってる。