「メーデー」

2009年04月30日 | 日常活動
昨日は県北でのメーデーがありました。世界的な同時不況の中、雇用を含む労働環境、そして人々の生活は大変厳しい状況に陥っております。政府は昨年から既に3度の経済対策、そして新たに4度目の経済対策を取るわけでありますが、定額給付金ばら撒き型の対策でほんとに効果があるのか疑問を感じます。我々は「グリーンエネルギー支援」「こども手当」「高校無償化」等を含む対策案をだしておりますが、そちらの方が効果があるのではないかと思うのですがね。

メーデー終了後に電車に飛び乗り宮崎に移動しました。宮崎市内で今年在位20年を迎えられた天皇陛下の宮崎県奉祝会結成式がありましたので出席してまいりました。今年は国内、そして県内各地で奉祝の集いやパネル展、植樹が行われます。また、詳しい詳細が決まりましたら報告させていただきます。

これから、長崎に向かい、明日の朝一で宮崎に戻ります。
私もメンバーに加わっている民主党農水再生本部で先日漁船が転覆した平戸市を訪問さしていただき、事故・事故後の体制等について会合を持たせていただきます。

「新型インフルエンザ」

2009年04月28日 | いつきの思い
メキシコで多数の死者をだした豚インフルエンザが、各国に広がりをみせている。そんな中、先ほどWHO(世界保健機関)が警戒フェーズを「動物から人への感染」「人から人への感染は限定的」とするフェーズ3から、「人から人への感染が増加」とするフェーズ4へと引き上げられた。

麻生総理は26日の段階で「豚の場合、接触感染率は高いといわれているが、今はまだ人から人へというような段階に来ているわけではないと判断している」と暢気な事を言っていたが、豚と接触してない人などがアメリカやカナダやニュージーランドで感染していた事実を受け止めると、あの時点では「人から人への感染」も疑わなければならなかった。

お隣の韓国でもメキシコからの帰国者が新型インフルエンザに感染していた事が発覚した。政府には水際対策を充分にとっていただきたいと思う。

そんな中、昨日の議員総会でも決算委員会でも同僚の国民新党の森田議員が「このような状況下での外遊はやめるように」と指摘したが、このような状況下で与野党問わずGWに外遊に行かれる方が沢山いる。閣僚も総理を含めて7名ぐらいが外遊予定だが、WHOが警戒フェーズを4へ引き上げた事実を重く受け止めれば、楽観できる話ではない。

このような国際的な危機の中に、政府の幹部が多数また、国会議員も何十名か国内にいないという状況はきちんとした危機管理体制が取れているとはいえないのではないだろうか。ぜひ、多くの議員や閣僚には色々な課題があってのうえでの外遊だと思うが、危機管理上、外遊を控えていただきたいと思います。


「NHKスペシャル」

2009年04月24日 | 日常活動
日付は変りましたが、23日は誕生日でした。お祝いメールをくださった皆さん、ありがとうございます。誕生日だったのですが、地デジ推進大使の草薙君が逮捕されたり、中学の時によく聞いていたTMネットワークの小室哲哉氏が裁判で求刑されたり個人的には複雑な日であります。

今日は委員会で消防法改正について質疑があったのですが、この国の救急医療体制をなんとかしないといけない為に質疑を行なってるのに、自民党の議員の質問が「消防法」とはまったく関係ない日本郵政の話だったので、私は基本的に野次は嫌いなのでしないのですが、珍しく声をあらげてしまいました。後でエレベーターで一緒だった同じ委員会のメンバー何人かに「普段は静かなのに怒ってたね。でも、あれはいかんね。」と言われました。委員会や質問者によって違うのかもしれませんが、総務委員会は基本的には、その法案に関連する質問を常に行なっていますので、まったくもって法案と関連のない質問が行なわれるのは遺憾であります。

話は変りますが、部屋の録画機には、時間がなくて見れなかったテレビ番組が一杯貯まってます。容量の問題で見てないにもかかわらず、消去しないといけない物もありますが、なるべく時間を見つけてチェックしております。

今日はNHKスペシャル「シリーズJAPAN アジアの一等国」を見ました。以前、ちょっとだけチェックした時に「え?台湾って親日だったのでは?」と違和感を覚えた番組だったのですが、番組を全てチェックして、この番組があまりにも反日偏向報道が酷いのではないのかと印象を受けました。この番組に異議を唱える議員が多いのもうなずけます。

台湾統治時代に軍医で台湾に赴任していた大叔父夫婦がいるのですが、大叔父夫婦には台湾で娘のようにかわいがっていた台湾人の方がいます。今でも家族ぐるみでの付き合いがあるのですが、番組で放送されたような感情は聞いた事はありません。

番組で日本統治時代を知る台湾人が証言してるので、全て嘘だとは言いませんし、日本は全てにおいて良い事をしたとは言いませんが、日本統治時代に好意を抱いている台湾人がいるのも事実であります。マスコミは影響力があるのですから、このような番組を作るのであれば両論併記するような報道に努めていただきたいと思います。

番組の編集権に介入する事は出来ませんが、NHKも扱う総務委員会で一度、この問題について尋ねていいのではないかと思います。

「臓器移植改正案に関して」

2009年04月23日 | いつきの思い
来月にも、WHO(世界保健機関)が自国外での臓器移植の自粛を各国に求める指針を採択するといわれている。

そんな中、3年以上たなざらしにされてきた臓器移植法改正案に関しての動きが国会でも出てきた。

現行法では、臓器提供の場合に限り、脳死を人の死とみなし、提供年齢は15歳以上で、本人の書面による意思表示と家族の承諾がある場合に限り脳死者臓器提供が可能になる。この現行法は1997年に施行された。

我が国では家族の同意があっても、15歳以下の脳死者からの臓器提供というのは、現行法では不可能となっている。臓器移植といっても、提供された臓器を簡単に移植すればいいという問題ではない。特に大人の臓器と子供の臓器というのは大きさが異なる為に、適しない場合が多々ある。しかし、我が国では15歳以下の脳死のお子さんからの臓器提供は認めてない為に、国内での移植が困難な事から、臓器移植、特に心臓移植を待つお子さんが海外へ渡航し、移植を受ける事案が多くなります。

しかし、これもWHOの新しい指針が採択されれば、不可能に近くなる。また、海外で心臓移植を行ったお子さんのご家族にお話を伺ったら、「子供は助かったが、それで(待機していたアメリカの)他のお子さんが、助からなかったと思うと悲しい。」と仰られていました。

今、国会にはA案、B案、C案と呼ばれるものが提出されており、これらが今国会中に審議される見通しだ。

A案は、自民党の中山太郎議員が中心となってまとめられた。
脳死を一律人の死とし、臓器提供できる年齢の制限をなくし、生前に本人の拒否がなければ家族の同意で臓器提供が出来るという案であります。

B案は、公明党の石井啓一議員が中心となってまとめられた。
現行法と同じく、臓器提供時のみ脳死を人の死とし、臓器提供できる年齢を12歳以上に引き下げ、臓器提供の条件は現行法と同じという案であります。

C案は、社民党の阿部知子議員が中心となってまとめられた。
脳死の定義を現在より厳しくする事以外は、現行法と同じ案であります。

今、あるマスコミから全国会議員に対して「臓器移植法改正アンケート」というものが送られている。

1. 今国会で臓器移植法を改正すべきだと思うか?
2. (1で思うと選んだ方にだけ)なぜ法改正が必要だと思うか?
3. (1で思わないと選んだ方にだけ)その理由
4. (1で思うと選んだ方にだけ)改正案3案を本会議で採決する場合、どの案に賛成しますか? 選んだ理由・修正すべき部分

これらが主な質問だ。

私は、1に対しては、思うと回答し、選択式だが、その理由として、「子供がほとんど移植を受けられない現行法はおかしいから。」と「日本人の渡航移植は国際的に批判を浴び、WHOも「臓器移植は自国内で完結せよ」という新指針をまとめるから。」を選びました。

本会議での採決に関しては、これも選択式だったのですが、「A案を軸に修正する」を選び、その理由としては「子供の国内での移植が進まない現状を改善しなければならないから。」「脳死判定の厳格化」と書きました。

臓器移植を必要な人がいて、提供したい人や家族がいて、更に移植の為の海外渡航が制限されようとしている現状を考慮したら、現在提出されている3案の中ではA案なのではないかと思います。

ただ、マスコミのアンケートでも「A案を軸に修正する」というのを選んだ理由の一つには、自分の中の死生観や倫理観の問題から「脳死を一律、人の死とみなす」という文言には違和感を覚えるからであります。

以前も、このブログの「脳死後の臓器移植に関して。」(2008年6月4日)でも書きましたが、
http://blog.goo.ne.jp/izki-toyama/e/53d152bb76db2dad974e6be0b4666ce0

一人でも多くの人の命を救う為に推進したい気持ちもあれば、ほんとに「脳死」は人の死なのだろうか?と迷う気持ちもありますが、現行法が抱えている問題点を改善する為にも、法整備は進めていくのは国会議員の役目だと思います。



「ドクターカー」

2009年04月21日 | 日常活動
委員会、視察、部門会議、事業仕分けの打ち合わせと、ほぼ休みもなく次の予定がひっきりなしにありました。

今、我が国では医療体制の崩壊が叫ばれております。テレビの報道では、毎月のように救急搬送で搬送先の医療機関が患者の受入れを拒否し、患者や亡くなるという報道が相次いでおります。

そのような現状を改善する為には、救急搬送・受け入れの円滑な実施を図るためのルールが必要な事から、消防法の一部を改正する法律案が提出され、本日から参院総務委員会で審議が始まりました。

改正案の主な概要は、
① 救急搬送・受入れに関する協議会の設置 
② 救急搬送・受入れの実施基準の策定

本日は、救急搬送に関して先進的な取り組みを行なっている千葉県船橋市消防局を総務委員会で視察を行いました。

船橋市は、協議会での事後検証、再教育、指導・助言を行なうメディカルコントロール体制を構築しており、特に船橋市の救急医療体制の特徴としては、平成5年に導入したドクターカーがあげられます。

このドクターカーによって、指令センターに連絡が入ってから10以内に医師が重症患者を診察する事が可能になり、心停止、心筋梗塞、クモ膜下出血などの救命率が向上した。ちなみにドクターカー導入17年で心停止後、社会復帰された方は100名を越しているそうです。

ドクターカーの運営予算は5600万円で、「市民一人あたり、缶コーヒー1本分の負担で救命率が高くなる。」との事でした。

財政規模、土地の問題はあるのかもしれませんが、船橋のような救急医療体制を構築する事を急がねばなりません。ただ、船橋でも二次、三次救急がフル稼働のような状態のようなので、医師不足や医療費抑制政策等の医療現場が抱えるあらゆる問題を解決しない限りは、この体制も壊れてしまいます。

公立病院の閉鎖、医師不足、救急搬送時の受入れ拒否等、私達の暮らしに不安を残しております。人々が安心して暮らし、安心して医療を受けれる体制の構築に国・自治体が全力をあげて努めなければなりません。


「3.5島返還はダメです。」

2009年04月20日 | いつきの思い
元気に鯉のぼりが泳いでる季節ですが、私が子供の時代に比べると鯉のぼりを立てている家庭が多いような気がします。男の子が誕生したので、我が家にも鯉のぼりが元気に泳いでるのですが、幼少の時代から一度も鯉のぼりが自分の家にはなかったので、嬉しく感じます。

さて、週末は延岡のお大師さんや、自衛隊コンサート、難病連総会、そして地元・日南のフリーマーケット等に顔を出してきました。(写真は、週末の写真です)

本来は、週末もブログを更新したかったのですが、時間がなかったので書けませんでした。

先週の金曜日に新聞を読んでびっくりしたのは、北方領土を巡って政府代表である谷内正太郎前外務次官が、毎日新聞にインタビューに対して「個人的には(四島返還ではなく)3.5島返還でもいいのではないかと考えている。」とまるで売国奴のような発言を政府代表がしている事に驚いた。

後日の報道を見ると、政府は政府見解ではないとは否定しているが疑わしい。

北方領土の交渉が難しいのは私も理解は出来ますし、政府もこの問題を一歩でも前進させたいと思ってるのだろう。
しかしながら、我が国固有の領土である北方の四島を、「全て取り戻さなくてもいい」と思ってる方を政府代表として交渉にあたらせるのはどうかと思う。

私自身は、日露交渉の中で北方四島の帰属は我が国であると明確にし、「すぐに渡せ」と言っても相手も折れないだろうから、北方四島をロシアに一定期間租借させ、お互いの妥協できる期限を設定し、返還させる事が一番現実的な北方領土返還交渉だと考えます。

北方領土の日にも書きましたが、口では国防や領土問題を語りながら、実際には興味をあまり示さない方が多い、この北方領土問題。この問題に対する国会議員の意識が風化している現実が、「2島返還」や「3.5島返還」という空気を生んでるのかもしれません。

「疑いたくなる」

2009年04月17日 | 日常活動

昨日は質問が終わり、民主党の政調スタッフの方と公益法人を2ヶ所まわらせてもらった。

国が行う事業に関して無駄がないかどうかを調べてるわけだが、ペーパーベースで見てると、「もしや、実態のない、天下り団体??」と疑いたくなるような団体も出てくる。疑いの目を少し持ちつつ、訪問させていただいた。

実際、この目で見て、直接お話を聞いたが理解できるだろうと思い、足を運んだが、相手方も国会議員が来ることがないようなので、対応に少しばかり困られたかもしれない。

マスコミ的視点で見ていくと、「そんな物、民間にやらせればいい。無駄無駄。」と思うような事でも、実際はあまりビジネスにならないような物は、民間は取りたがらない。さらに、専門的技術者や専門的知識を有するものは、国も限界があり、そのような方を有する公益法人等に頼らないといけないという現実もあるわけだ。

色々とヒアリングさせていただき、疑問が残ったとこもあるが、疑念が払拭されたところもある。再度、事業の細部を精査し、報告をまとめてPTで議論しなければならない。

地元活動でもそうだが、直接足を運んで、直接お話を聞く事で、少しづつ見えてくるものがある。


「質問とヒアリング」

2009年04月16日 | 日常活動
総務委員会で電波法改正案に関して30分質問しました。内容は、また後日に記します。

今日は、質問が終わると、公益法人をまわらせてもらって、事業に関するヒアリングを受けました。

バタバタ。バタバタの毎日です。春が来たのは嬉しいのですが、暑いです・・。

「クレーン横転の現場」

2009年04月15日 | 日常活動
昨日、委員会前に部屋で明日の質問の準備をしていると、ヘリが何機も空を駆け巡っていた。慌ただしく何機も旋回を繰り返しているので、「何が起こったのだろ?」と思っていると、クレーンが横転して怪我人が出ているという一報が入った。

ニュース映像を見ると、麹町議員宿舎の裏口の横の工事現場だった。

いつものように歩いて通る場所で起こった出来事に、「もしその時間そこを歩いている」と考えるだけでも、ゾッとしました。同時に、その工事現場を通る時にいつも挨拶してくれる工事現場の警備のおじちゃんの安否が心配だった。

昨夜、仕事が終わって戻る際にも現場を通ったが、横転したクレーンは、一部のアームの部分を取り除いて、そのまま横転していた。その光景からも、事故の大きさがうかがいしれた。

現場周辺はオフィス街なわけですが、あの時簡帯は人も多いはずです。
被害が拡大しなかった事は、不幸中の幸いでしたが、6名も被害に遭われ、中には重体の方もいらっしゃいます。怪我をされた方が一日も早く回復される事をお祈りします。

都市部を歩くときにいつも心配なのは、工事現場から何か物が落ちてきやしないかといつも心配で、上を確かめて歩く癖がついております。このような事故が二度と繰り返されないように、安全管理の徹底が求められます。

今朝、現場を通ると工事現場の警備のおじちゃんがいらっしゃいました。名前は知りませんが、無事で良かったなと思います。


「光と影」

2009年04月14日 | 日常活動
先日(4月7日)、郵政民営化と「かんぽの宿」問題に関して参議院総務委員会で参考人聴取が行われた。

参考人としては、郵政民営化を進めた竹中平蔵氏を委員会は求めていたが、時間の都合がつかないという事で断られた。
元大臣であるわけだから、国会の重要性は人一倍認識してるはずなのに残念だ。
郵政民営化を推し進めた竹中氏の口から、「郵政民営化」について国会で語ってもらわないと充分な検証はできないと思う。

参考人には、石井春夫氏、東谷暁氏、吉田和男氏に出席していただき、郵政民営化問題に関して質疑をさせていただきました。

20分という限られた時間の中での質問であり、聞きたかった事を全て聞けたわけではなかったが、「光と影」で語られる郵政民営化が、やはり「影」の部分しかなく、「光」の部分はほとんどないというのが分かった。

2004年9月の小泉内閣で閣議決定された郵政民営化の基本方針の中で「明治以来の大改革である郵政民営化は国民に大きな利益をもたらす」と述べられているわけですが、どれだけの国民がこの閣議決定のように民営化によって大きな利益を受けたのだろう?

「かんぽの宿」の問題でも明らかになったように、一部の者には大きな利益をもたらしたのかもしれないが・・・。