イワシの翻訳LOVE

はしくれトランスレータ「イワシ」が、翻訳への愛をつれづれなるままに記します。

トランスレーティングオールナイト

2009年02月19日 18時54分02秒 | Weblog
昨昼、公園でジョギングしていたら携帯電話が鳴った。新しい仕事の発注の連絡だった。かなり大きめの案件だ。ありがたい話である。家に戻ってからさっそくメールをチェックし、翻訳会社の方が送ってくれたファイルを見てみる。少し特殊な内容だったので、これは勉強が必要だと思って、参考文献を数冊みつくろってAmazonで注文した。それから、今朝の午前中納期の別案件を再開した。昨夜中に終わらせようと頑張っていたら、どんどんと時間が過ぎてまい、気がついたら日付が変わってしまった。続きは朝起きてやればいいのだけど、なんだか眼がさえて眠れないし、いったん眠ってしまったら、万一寝過ごしたときが怖いと思った(午前中納品というのはこれが恐怖)。なので、起きている間に意地でも終わらせようと思ってそのまま作業していたら、ドツボにはまってエンドレスとなり、朝の5時までかかってしまった(涙)。原文が英語ネイティブが書いたものではなく、内容の理解が一筋縄ではいかなかったのだ(と、原文のせいにしてみる)。それにしても、ハードなオールナイトだった。

納品を終え、そのまま布団にへばりつくようにして、泥のように眠った。まるで、尾崎豊の「ドライビングオールナイト」のような一夜だった。



さまようように Googleをたどり 無関係のサイトにころがりこむ
広げっぱなしのランダムハウスを押しのけ 英辞郎にしがみついた
この部屋にいることすら俺をいらつかせたけど
納品を終え 床にへばり付き 眠った

ちっぽけな日々がありあまる壁から逃れるように 会社社会をとびだすと 冷えきった風に取り残されちまった
街角の白い街燈がとてもやさしかった
負けないでってささやく あの子のように見えた
納期までのハーフマイル アクセル踏み込む 眼精疲労で目をやられ 8ポイントの文字が見えなくなるまで
少しくらいの時は 無駄にしてもいいさ
色褪せた日常につぶやく 俺にとって翻訳だけが すべてというわけじゃないけど 今夜俺誰の為に 生きてるわけじゃないだろ
Wow wow 行くあてのない translating all night
Wow wow 慰めのない translating all night



11時ころにチャイムがなった。飛び起きたわたしは、パブロフの犬的に無意識にハンコをもって扉を開けた。殺人鬼が、ナイフを持って立っていた。じゃなくて、昨日Amazonで注文した本がもう届いたのだった。はやっ!

さっそくそのままトイレに駆け込んで、本を開いてみた。専門分野ではないので理解するのに少々時間がかかりそうだが、Amazonでの評判もよかっただけに、なかなか読みやすそうだし、内容もとても面白そうだ。さあ、今日もやるか! でも今日はさすがに早く寝ます。