イワシの翻訳LOVE

はしくれトランスレータ「イワシ」が、翻訳への愛をつれづれなるままに記します。

エアフォースワン

2009年01月25日 13時49分15秒 | Weblog
エアフォースワンとは、ご存じのとおりアメリカ大統領が搭乗する空軍の航空機のことを指しますが、実は具体的な戦闘機や輸送機を意味しているのではないそうです。つまり、これは大統領が乗っている飛行機を示す「コールサイン」なのであり、大統領が空軍機で空を飛んでいるとき、その移動媒体が何であれ、それはエアフォースワンと呼ばれるわけです。

なので、もし機中で大統領の任期が終わってしまえば、エアフォースワンのコールサインは空中で解除されるわけです(そんなことはめったにないでしょうが)。離陸するときはエアフォースワン。着陸した時はただの飛行機。ただしその場合、コールサインは「いや~これで大役から解放されたわん」に切り替わります。ちなみに、副大統領を運ぶ空軍の飛行機は、エアフォースツーと呼ばれるそうです。そして、大統領と副大統領は同じ飛行機には乗りません。事故がおきたとき、一度に二人ともなくなってしまったら大変だからです。

同じように、大統領がアメリカのその他の軍機に乗るときにも、コールサインがあります。

海兵隊機: マリーンワン
陸軍機: アーミーワン
海軍機: ネイビーワン

また、あまり知られていませんが、大統領の愛犬が搭乗していた場合は、「2引く1は、ワン!」というコールサインがあります。というのは冗談ですが、このコールサインはその他にもあてはめることができそうです。

大統領がトイレで用を足しているとき:

バスルームワン

大統領が昼休みにバレーボールを楽しんでいるとき:

アタックナンバーワン

大統領がワシントンDCの消費者金融でお金を借りるとき:

DCキャッシュワン

ちなみに、オバマさんが公的に使用する戦車のようなリムジンには、このコールサインは用いられず、「ザ・ビースト」というニックネームがそのリムジンそのものに対して与えられています。ものすごい車です。ただし、運転手は、ボブ・"ザ・ビースト"・サップではありません。