イワシの翻訳LOVE

はしくれトランスレータ「イワシ」が、翻訳への愛をつれづれなるままに記します。

天井取付型の室内電球のカバーが外れない場合の対処方法

2009年01月07日 20時18分29秒 | Weblog
天井取付型の室内電球のカバーが外れなくて悪戦苦闘していたのですが、今日、ついに外れました。その間、いつまでたっても外れてくれないカバーの亡霊に苛まされ、まっくらな玄関と廊下で暮らし続けたことで、言いようのない孤独感と喪失感に苦しめられました。同じ苦しみを味わっているかもしれない方のために、参考として体験談を記します。お役に立てれば幸いです。

以下は、同じ状況で苦しんでいる人がGoogle検索でこの文章を見つけてくれたときのことを想定して書いています(一人もいなかったりして 笑)。関係ない方は、読み飛ばしてください。

家の玄関と廊下の電球は天井取付型で、半球型のガラス材のカバーに覆われている。3年半住んでいて、初めて電球が切れた。2カ月くらい前、始めに玄関の電球が切れ、1カ月くらい前に今度は廊下の電球が切れた。夜になると真っ暗だ。カバーを外そうとしたのだけど、固くてまったく動かない。ネジもないし、取り外すためのフックのようなものもない。どうみてもカバーを反時計回りに回すしか方法はなさそうだ。思いっきり力を入れて回してみたのだけど、ピクリともしない。かなり高い位置にあるので、椅子の上に立って回している。これ以上、力を入れようとすると、バランスが崩れて椅子から落ちてしまいそうになり、危険だと思った。男の僕がこれだけやって回せないなら、女性や年配の方にはなおさら外せないはずだ。これは管理元に交換を依頼するのだろうか、と思って電話してみた。電気まわり担当の方と話したところ、室内の電球の交換は自分でやってくれ、とのこと。これまでにそんな問い合わせも受けたことがないという。どうしても外れなければ電気屋さんに依頼するしかないらしい(1万円近くかかるらしいです)。釈然としない気持ちで電話を切った。他の人は軽々とこの固いカバーを外しているのだろうか? この団地は約700世帯が住んでいる大型集合住宅なのに、電球が外れないのはこの家だけなのだろうか? 僕はそんなに非力なのだろうか? 毎日腕立てして鍛えてるのに、そんなはずはない(ちなみに、2か月前にも同じ要件で、管理元に一度問い合わせの電話していた。あとで気づいたのだが、なぜか共用廊下の電球が切れたという話になってしまい、年内に業者が取り換えにいくからそれまで待ってくれ、と言われてそれを待っていたのだ。やっぱりみんな業者に頼んでいるんだな、とアホな誤解をしていたのだった。いつまでたっても業者が来ないので、年末に再度電話したところ、件の回答をもらったという次第。何週間も真っ暗な玄関と廊下で過ごしていたので、気持ちまで暗くなりそうだった)。

インターネットで検索すると、同じような苦しみを味わっている人たちがいるらしい。ただし、電球の形が違ったり、風呂場などに横面に取り付けられていたり、微妙な違いもある。僕の家の電球は、写真のとおりである。どうやら同じ症状だと思われる人たちの情報を読むと、ゴム手袋をはめて回すとか、潤滑剤を使うとよいようだ。コンビニで滑り止め付きの軍手を買い、Amazonで潤滑剤を注文した(『クレ5-56 320mL No.1004』)。

潤滑剤が届くまで、とりあえず軍手をはめて回してみた。駄目。多少は力が入るようになったけど、まったくぴくりともしない。数日後、潤滑剤が届く。スプレー式のものだが、細長いストロー型の吹出口もついている。何も考えず、まずスプレー式のものを使った(これが失敗だった)。かなり強烈な化学剤なので、注意して扱わないと目や口に入ったり匂いで頭が痛くなったりする。それから、天井に吹き付けるから、液体が廊下に垂れてくる。おかげで、電球の真下の部分はものすごく滑りやすくなってしまった。気をつけてください。

で、潤滑剤をカバーと取付口の金具の隙間に吹きかけてからしばらくたって回してみたのだけど、やっぱり駄目だった。ぴくりともしない(気分が萎える)。むしろ、カバーの部分に潤滑剤が滑り落ちてきて、以前よりもつるつるしてカバーを掴みにくくなってしまった(業者に頼むしかないかという諦めの気持ちが脳裏をよぎるが、カバーをこんなに滑りやすくしまって、業者の方に怒られてしまいそうな嫌な予感もする。墓穴を掘ったかも)。今度はストローの吹出口を使って、カバーと取付口の金具の隙間に再度入念に潤滑剤を吹き付けた。

2、3日経過して、回してみたけどやはりぴくりともしない。非常に悔しい。悔しさのあまり、カバーを叩いてみた。グーを握って、左右から真横の方向にガンガン叩く。少しだけ、カバーが動いた。再度ガンガン叩く。ただしガラスなのであまり強く叩くと割れてしまう。あくまでソフトに、それでいてカバーがかすかにでも動くくらいの強さで叩く。それから期待を込めて回してみたのだけど、ダメだった。再度、ストロー口から潤滑剤を投入しておく。

2、3日経過して今日。あきらめ半分でまた椅子に登ってカバーを回してみた。動かない。叩くと動く。前回よりも手ごたえがある。そこで、何度も叩いてみた。今回は、横に叩くだけではなく、反時計回りの方向に力が加わるように、右手でカバーを斜め上の方向から、下に振り下ろすようにして叩いてみた。すると――、ガラスカバーが「ゴソっ」という音を立ててわずかに反時計回りに動いた。それで、何度も何度も同じように叩いてみたら、少しずづだけどカバーが回転しているのを感じられるようになった。何度かこれを繰り返しながら、途中で確かめるように手でカバーをつかんで回すことを繰り返していたら、とうとうカバーは外れた。やった!

カバーを外したら、取付口との接触面がかなり錆びていた。おそらくこの錆が接着剤の働きをしていたのだ。

なんだか回りくどい説明をしてしまいまいしたが、結論としては、

1. 潤滑剤をカバーと取付口の間に、ストロー型の吹出口を使って吹き付けること。
※注意事項:カバーの部分に潤滑剤がなるべくかからないようにする。潤滑剤が下に垂れてくることがあるので、新聞紙などを敷いておく。
2. 時間をおいてから、拳骨を握ってハンマーのように、カバーをまず横方向に叩くこと。カバーが動く感触がしたら、今度は反時計回りにカバーが動くように、同じく拳骨ハンマーでカバーを叩くこと。ただし、カバーが割れたら大けがをするし、椅子から落ちることもあるので十分に注意すること。
3. カバーが反時計回りに少しでも回り始めたら、おそらくカバーは外れます。つかんで回してみてください。

ただしこれはあくまで一つのケースなので、すべての人がうまくいくかどうかはわかりません。うまくいかなかったらごめんなさい。それから、くれぐれも気をつけてください。(何かあっても責任は取れませんのでご了承ください)。

ちなみに、カバーを反時計回りの方向に叩くのは、ボクシングのボクシングのパンチングボールを叩くときの動きをイメージしてもらうとわかりやすいかもしれないです(ちょっと違う? あんまり強く叩かないようにしてください)。こするようにして打ち、カバーを目的の方向に動かすこと繰り返す。ともかく、健闘を祈ります。


電気がついたら気分もスキッとした。玄関と廊下が暗いのは、風水的にもきっとかなりまずいことだったのだろう。なかなか仕事がはかどらなかったのは、このせいだったのか(なんて)。これで、この家にいい気が入ってくれるといいのだけど。よ~し、がんばるぞ~!! あ~よかった。