イワシの翻訳LOVE

はしくれトランスレータ「イワシ」が、翻訳への愛をつれづれなるままに記します。

あけましておめでとうございます

2009年01月01日 21時02分06秒 | Weblog
みなさま、あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
年賀状は、もうしばらくお待ちください。

予定通り、昨日の大みそかで冷蔵庫のなかの食料をほぼ食べつくし、元旦早々ファスティングを開始。まったく何も食べないわけではなく、朝と夕方にキウイを1個ずつ採る。夕方食べたキウイは特に美味に感じました。これは、今NYのセレブの間で大流行の「キウイファスティング」です。というのはウソで、キウイが残っていたから食べただけ。フルーツはまだ少し残っているので、明日もフルーツだけ食べて過ごすつもり。9キロランニング。仕事。読書。血糖値が下がっているためか、お風呂で読書をしていたら、立ちくらみがした。普段ならすぐに元に戻るのだけど、今日は一分間くらいボーっとした状態が続いた。危ない。

月に一回ファスティングをやるようになって今回で3回目なので、体も特にしんどくはない。これもモノの本に書いてある通りだ。横になってすこしまどろむと、全身にいつもとは違う感覚を味わう。病気で寝ているみたいな、それでいて妙に心地よいような。いつもよりエモーショナルになったり、スピリチュアルな気分を味わったりするようにもなるらしい。確かに今日は、人生についてあれこれと思いを巡らせてしまった。冬山で遭難した人が、死の直前に生前の楽しかった出来事や大切な人と過ごしたときのことを思い出すというけれど、大げさに言えば、ちょっとだけそんな感覚にも似ている気がする。いつもより自分自身のことを俯瞰でき、客観的に、人生にとって何が大切なのかということが自然と見えてくるような気がする。元旦早々、独り断食なんて、あらためて奇特な奴だと思うけど、結果として心に浮かんだことは、新年の初めに想うに相応しいことだった。すべてに感謝しなければ。

田口俊樹さんの『ミステリ翻訳入門』を再読開始(ちなみに、田口先生には直接指導してもらったことはありませんが――隣席での泥酔事件はありましたが――、一応、不精イワシも田口一門の孫弟子、かぎりなく末端の末弟ではあるわけです)。とても面白い。ここ最近、健康面ばかり気になっていたのだけど、食やエクササイズにある程度理想的な形を見出すことができてきたので、これからは翻訳の仕事と勉強への比重を増やしていきたい。いつもとはずいぶんと違うお正月だけど、そしてちょっと寂しいけれど、これでいいのだという心の声がします。

それでは、みなさま今年もよい一年をお過ごしください。
みなさまにとって素晴らしい年になることを心より祈っております。