イワシの翻訳LOVE

はしくれトランスレータ「イワシ」が、翻訳への愛をつれづれなるままに記します。

初心

2008年10月14日 23時03分38秒 | Weblog
今日もオンサイトで作業。基本的には週一だけど、今週は特別に明日も出勤予定。朝、電車に乗り会社に行く。会社員たちと一緒に電車に揺られることに、なんの違和感もない。会社に行くと、みんなが当たり前のように働いている。そこに自然に馴染んでいる自分。だけど、以前とは違う。少しずつ、何かが変わり始めている。

その後、翻訳学校に。わずかな分量のテキストを素材に、ひとつひとつの言葉を吟味しながら授業は進む。授業以外の場で圧倒的な量をこなすことの必要性を痛感しつつ、細部にとことん喰らいつく精神の大切さもひしひしと迫ってくる。やるべきことを後回しにせず、毎日が真剣勝負だと思って頑張らなくては。

帰り道、偶然最寄駅が同じだというクラスメートの年配の女性と一緒に電車に乗る。もう何年も同じゼミに通い続けているという彼女の気概を素晴らしく思う。何でも、彼女は昔、某翻訳家の同僚だったことがあるのだという。新作が出るたびに、彼女に訳書を送ってくれるのだそうだ。そんな律儀な人だからこそ、あれだけの活躍ができているのだと思う。

昨日のカレーが残っているので、飲み会には参加せず、帰宅。フリーランス生活も、一巡目が終わったような感がある。何のために翻訳をしているのか、夢は、目標は何だったのか、もう一度初心にかえって気持ちを整理し、そしてすべてを始めたい。