おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。
今日から新年度。
元旦と同じくらい心機一転の日です。
4月10日にはヒューマン・ギルドの設立40周年を迎えるので、より一層気分が引き締まります。
旧年度の3月31日の2つのことについてお伝えします。
1.『超訳 アドラーの言葉』が重版
2.ある【断捨離】話
1.『超訳 アドラーの言葉』が重版
ディスカヴァー・トゥエンティワンの編集担当の大田原恵美さんから『超訳アドラーの言葉』の重版連絡が入りました。
春の「超訳シリーズフェア」の展開のためのそうで、『超訳 アドラーの言葉』 8刷/ 2,000 部/累計 37,100 冊になります。
7刷/3,000 部/累計 35,100 冊のご連絡をいただいたのが、昨年の7月30日のことですから、およそ8カ月ぶりの重版ということになります。
私自身、今まで一番拡販に力を注いだ本なのに、途中で入院のため力尽きた感があるため、ことさらうれしさが増します。
2.ある【断捨離】話
以下は創作です。
【悠々自適】を願って企業を退職したXさん。
職場では盛大に送別会を開いてもらい、3月31日には花束を受け取り、会社の用意したタクシーに乗って早めの帰宅。
その晩は、結婚した子どもの家族も集って、家で慰労会を催してもらえました。
妻のY子さんからは「お父さん、本当に長い間お疲れ様でした。しばらくゆっくりしてくださいね」の言葉にウルウルしていました。
孫のZからは、保育園で描いたおじいちゃんの似顔絵を受け取り、人生最高の日となりました。
それから3カ月後、ほぼ毎日出かける妻の姿を見て「オマエ、なんでそんなに忙しいんだ? 俺の昼飯はどうなる?」と聞いたXに返ってきた妻の言葉に唖然としました。
「あなたの面倒を見る気はないの。自分のことは自分でやって、閑なんだから」
「え、自分のことだって? 俺の昼飯だぞ。それにオマエ、『しばらくゆっくりして』と言っていたじゃないか!」
「そんな言葉、1カ月で時効よ。行ってきまーす」
コンビニ弁当でランチを済ませ、コーヒーを飲んでいると電話がかかってきました。
「〇〇商事です。あ、ご主人ですか? 家でご不要の家電製品などはございませんか?」
「妻は【断捨離】の達人で、いろんなものをバンバン捨てています」
「お使いでないミシンなども引き取り可能ですよ」
「だとしたら、一番【断捨離】したいのは、どうやら夫のようです」
「ごめんなさい。それはお引き取りいたしかねます」と言って、おばちゃん風の相手はケラケラ笑っていました。
Xはサラリーマンの時に周囲に受けていたと思っていたダジャレをケラケラと笑われて、久しぶりに自分をまともに受け止めてくれたことに喜びを抱きました。
※後半の電話のやり取りだけー【断捨離】ーはリアルな話でした。

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