おはようございます。新宿区神楽坂で研修&カウンセリングの事業を営む ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。
新聞各紙で昨夏のロンドン五輪の柔道に出場した日本代表を含む国内女子トップ選手15人が、五輪に向けた強化合宿などで園田隆二代表監督やコーチによる暴力やパワーハラスメントがあったと告発する文書を連名で昨年末に日本オリンピック委員会(JOC)に提出していたことが報道されています。
なお、この告発は桜宮高校の事件以前の昨年9月だったことも驚きでした。
高校のクラブ活動だけでなく、オリンピック出場選手など、スポーツの頂点にある女子柔道界を揺るがすこの事件は、スポーツ界の一部に暴力による支配が根付いていることを私たちにまざまざと見せつけています。
次の2つをご参照ください。
スポニチアネックス 1月30日配信
柔道女子・園田監督が暴力、パワハラ!15選手が告発
時事通信 1月30日配信
「練習中に『死ね』」=JOC面談で証言
私が心理学的に問題にするのは、暴力による支配が「恐怖によるモチベーション」にほかならず、長期的な効果がないことです。
心あるスポーツ指導者は、暴力に代わる信頼に基づくモチべーションを採用しています。
以下をご参照願います。
時事通信 1月24日配信
「体罰は強くしない」=スポーツ界に大きな波紋-問われる日本の「土壌」
21世紀のこの時期にこそ指導・教育の場で体罰を卒業しようではありませんか。
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