アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。
昨日の午後は、第87期アドラー・カウンセラー養成講座(オンライン開催第3期)の11日目を開催しました(オンラインサポート、写真担当:野口久美子さん)。
講座のメニューは、次のとおりでした。
1)10日目の積み残し講義
2)受講者の一人を対象にしたリレー・カウンセリング
3)ある人の誕生順位と早期回想をもとにしたライフスタイルの読み解き
13人の受講者全員の参加で、メンバーの一人ひとりがかけがえのない人であることを感じた時でした。
個人名は出しませんが、メンバーはお分かりだと思います。
タイムリーに質問を出してくれる人、補足発言によって講師を助けてくれる人、私の発言に対して確認を入れてくれる人、メンバーが発言しやすいように配慮してくれる人、積極的に役割を担ってくれる人、寡黙そうに見えながら肝心なところで重みにある発言をしてくれる人、その他きりがありません。
みんなみんな、グループ全体の中で貴重な役割を果たしてくれていました。
その結集が、Oさんが立候補したリレーカウンセリングでした。
Oさんの感情的になった出来事を主訴としてカウンセリングは始まりました。
そのOさんに対して4人がカウンセラー役でリレー。
それぞれの人のカウンセリングを以前拝見していましたが、全員が個性を発揮し、強みを活かすだけでなく、弱みを克服していました。
格段の進歩・成長ぶりでした。
クライアントのOさんは当初、感情の問題にフォーカスしていたのに、カウンセリングが進むにつれて特定の人に対する関係の取り方に気づいたようです。
これは私が日頃、「感情そのものをコントロールできない。感情は【思考】【行動】に加えて【身体】【コミュニケーション】の副産物」と伝えていることに符合します。
クライアントのOさんは、カウンセリングを学ぶ仲間たちとのLINEグループにこんなことを書いていらっしゃいました。
《リレーカウンセリングのクライアント役をやらせていただき、ありがとうございました!
自分でも考え、「こういう気持ちかな」「こうしていけばいっか」と思ってはいましたが、人と話すことで自分だけではたどり着けなかった深さにまで至れたし、違う視点を得ることもできました。
テクニックもさることながら、今の私の気持ちとしてもすっきりしていて、カウンセリングしてもらえて本当によかったです!》
昨日のリレーカウンセリングは、私のカウンセリング道場の体験を上回るほどの見事さでした。
オンライン開催のカウンセラー養成講座は、今期で3回目ですが、開催のたびに受講者のレベルが高まっていることで、私の教え方も進歩・成長していることも実感できた日でもありました。
■今後のアドラー・カウンセラー養成講座について・来年2ー3月開催の第89期は、次のとおり開催します。
日程:2025年2月15.16日.3月1.2.15.16.29.30日(土・日8日間)
確認と申し込み:https://www.hgld.co.jp/plecture/view/251
(クリックして勇気づけを)
<お目休めコーナー>10月の花(4)