アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。
点滴が外せず、検査、診察の日々は、相変わらず続いています。
今日は、看護師長さんの勇気づけの話をお伝えします。
2日ほど前に看護師長さんが「何かお困りの事で私どもに伝えたいことありませんか」ということでいらっしゃいました。
そのことで私はCT検査に行った時、予定時間の15時より早く14時25分に迎えられ、車椅子のまま検査の場の前で40分以上待たされたことを苦言として伝えました。
すると今日、看護師長さんは私の部屋を訪ねて、そのいきさつについて調べた結果をお伝え下さいました。
なるほどという内容でした。
せっかくいらっしゃったので、「私は2つほど看護師長さんにお伝えしたいことがあります」ということで、こんなことを話しました。
その1つめは、私が夜CDプレーヤーを聞いていると、その音を漏れ聞いた看護師さんが「クラシックを聞いてらっしゃるんですね」と尋ねました。
「そうなんです。私はベートーベンが好きで、こんな状況でこそベートーベンに勇気づけられているというふうに答えました。
看護師さんは「そうですよね。音楽は私たちは勇気づけてくれますね。私はショパンが大好きです」言いました。
看護師長さんには、「こんなさりげないやりとりが患者に勇気を与えてくれ、患者とのラポール形成に大切ですね」と話をしました。
もう一つお伝えしました。
それはある看護師さんの話です。
看護師長さんがとても勇気づけの雰囲気の人なので、そのことをお伝えしたらこう答えてくれました。
「そうなんです。あの師長さんは、毎朝看護師一人ひとりに別な言葉を必ずかけてくれるんですよ」とのことをお伝えしました。
こんな風な看護師長さんがいらっしゃると、組織はとても温かく、目標に向かって結束できるのだなということを入院患者の目で確信したエピソードでありました。
(クリックして勇気づけを)
<お目休めコーナー> 3月の花(1)