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アドラー心理学による勇気づけ一筋40年 「勇気の伝道師」   ヒューマン・ギルド岩井俊憲の公式ブログ



おはようございます。
アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

「有難さについて:人のご縁、健康、サムマネー」シリーズの7回目、そして最終回です。

昨日のブログでは喜劇王、チャップリンの「人生は恐れなければ、とても素晴らしいもんだよ。人生に必要なもの。それは、勇気と想像力そしてサムマネーだ」の言葉をもとに「サムマネー」があることが「勇気」と「想像力」と共に人生の素晴らしさについて書きました。

ところで、「サムマネー」の解釈が難しいところです。

「サムマネー」(少しのお金)だから小銭なのか、それとも自分の生活基盤になるほどのお金なのか?
解釈は人それぞれです。

ここでは、後者の立場から前野隆司先生の『幸せな職場の経営学』(小学館、1,540円)で読んだ収入と幸福との関係について紹介しておきます。

ノーベル経済学賞を受賞したプリンストン大学名誉教授のダニエル・カーネマンらは、「感情的幸福」は年収75,000ドル(現在の日本円で約940万円)までは収入に比例して増大するのに対し、それを超えると比例しなくなる、という研究結果を発表しています。

つまり、ある一定の所得を超えれば、その後どれだけ所得が増えようとも、人生満足度は上昇しても、感情的な幸福度は変化しないことが明らかになっているのです。

これは、限りない豊かさが得られなくとも「ほどほどの豊かさ」で感情的な幸福感を抱き、そのことで十分な有難さが味わえるとも考えられます。


私は、これまで7回に渡り有難さについて(1)人のご縁、(2)健康、(3)サムマネーの順番で書いてきました。

順番を付けるのは容易なことではないかもしれませんが、やはり(1)人のご縁、(2)健康、(3)サムマネーになるように思われます。

私自身この3つの中で何に一番恵まれているかと振り返ると「人のご縁」に勝るものがないからです。

人のご縁の有難さをしみじみと味わった朝でした。

◆「有難さについて:人のご縁、健康、サムマネー」シリーズを次のとおり書いています。
書きながら心底有難さを感じました。
有難うございました。

1回目 2022年5月13日付け 有難さについて:人のご縁、健康、サムマネー(1)

2回目 5月14日付け 有難さについて:人のご縁、健康、サムマネー(2)ー 人のご縁のありがたさ

3回目 5月18日付け 有難さについて:人のご縁、健康、サムマネー(3)ー ご縁広がり

4回目 5月19日付け 有難さについて:人のご縁、健康、サムマネー(4)ー 研修で感じた健康の有難さ

5回目 5月20日付け 有難さについて:人のご縁、健康、サムマネー(5)ー 家で感じた環境の有難さ

6回目 5月26日付け 有難さについて:人のご縁、健康、サムマネー(6)ー 勇気と想像力とサムマネー

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