アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリング、コンサルティングを行っています。
アドラー心理学による勇気づけ一筋40年 「勇気の伝道師」   ヒューマン・ギルド岩井俊憲の公式ブログ



おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(10月21日)はテレワークの1日でした。

朝 8時からのTBS「グッとラック!」で「ロジハラ(ロジカル・ハラスメント)」のことを放映していたので、思わず観入ってしまいました。

「ロジハラ(ロジカル・ハラスメント)」というのは、次のことを言うのだそうです。

・正論を振りかざし、相手を“追い”詰め、不快な気持ちにさせる行為
・相手の気持ちを考えず、正論で自分が優位に立とうとする行為

職場編で上司と部下、家庭編で夫と妻のケースを扱っていて、職場編では、部下をうつ状態にさせ、休職に追い込んでしまうようなケース、家庭編では、反論すれば倍以上に返し、妻を「ダメな女」だと思わせてしまうケースが取り上げられていました。

両ケースに共通するのは、「正論」を振りかざし、相手の行動のネガティブなところに”WhY(なぜ)”を繰り返して「自分こそが正しい」を証明しようとする「マウンティング」の傾向も指摘されていました。

なお、”WhY(なぜ)”を繰り返すやり方の問題点については、私は『人を育てるアドラー心理学』(青春出版社、1,380円+税)などのいくつかの本に書いていますので、ご参照ください。

「ロジハラ(ロジカル・ハラスメント)」が「パワハラ(パワーハラスメント)」のようになるかどうかについては、コメンテーターの弁護士は「ロジハラを違法行為とするのは難しい(ただし、パワハラになっている場合は、損害賠償請求が可能)」と語っていました。

その根拠は

・論理的な会話は、業務上必要なこと
・ロジハラがハラスメント行為となると業務のやり取りができなくなり、仕事の質が担保できなくなる。

というのも参考になりました。

ビデオ出演の乙武氏はロジハラについて「ロジックを持って話すことさえハラスメントに?」と語っていました(Yahooニュース、10/21(水) 10:12配信)。

作家の乙武洋匡氏が21日、TBS系「グッとラック!」で、ロジカルハラスメント(ロジハラ)について「ロジックをもって話をすることさえハラスメントと言われることに驚いた」と正直な気持ちを語った。

ところで、「ハラスメント」が使われる言葉は、セクハラ、パワハラ、ドクハラ、アカハラ、マタハラ、カスハラ、アルハラ、カラハラ、オワハラ、スクハラ・・・・・など全部で35種類にも及ぶのだそうです。

10種類だけ取り上げました。

あなたは、その10の省略形をいくつフルに言えますか?

「ロジハラ」をハラスメントの1つに加えたいですか?


私は建設的に使っている限りは「ノー」です。

ただし、相手との関係において非建設的/破壊的に作用するとしたら「イエス」の立場です。

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