アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリング、コンサルティングを行っています。
アドラー心理学による勇気づけ一筋40年 「勇気の伝道師」   ヒューマン・ギルド岩井俊憲の公式ブログ



おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(10月19日)は老いた親とのつきあい方、看取り、グリ―フケアの本という、私たちの生涯の中・後半に避けられない課題の本とご縁のある1日でした。

1.熊野英一さん(株式会社子育て支援 代表取締役社長)が書かれた最新著『アドラー式 老いた親とのつきあい方』(海流社、1,400円+税)を読み終えました。

第3章まではアドラー心理学のことなので、省きます。

第4章は「老いた親とのつきあい方」で、親の「老化度」を1の過干渉期、2の親の呪縛対峙期、3の思秋期、4の終活期、5の看取り準備期に分けて、つきあい方を示してくれています。

第5章の「アドラー式 親との向き合い方5ステップ」で、冒頭に「悩み解決ワークシート」が用意され、さらには、向き合い方を次の5つのステップで表しています。

ステップ1 親の老化度を把握し、悩みを見える化する
ステップ2 課題の分離
ステップ3 親との関係の改善目標(ゴール)を設定する
ステップ4 課題解決のためのアドラーの教えに学ぶ
ステップ5 アクション・プランを実行に移す

このステップを第4章の「老化度」と結びつけて一覧表を示してくれています。

第6章から第10章までは、相談者が登場し、その相談に答えるかたちで実践編として親の老化度に合わせた実践的な知恵を授けてくれます。

そして、熊野さんの自分史が「よくぞここまで書いちゃいましたね」と言えるほど書かれ、最後の部分が近づくほど熊野さんの筆は冴えわたります。

コラム、「私たちのルーツを振り返る」も配置され、読者を離すことなく老いた親とのつきあい方を説いてくれます。

実に卓説した構成と内容の本です。

熊野さんの本は、新しい本が出るたびに進化が著しいです。

熊野さん、いい本を書いてくれましたね。

次の夫婦関係の本が楽しみです。


2.朝日新聞社 文化くらし報道部・be編集部記者の佐藤 陽さんがご来社、『看取りのプロに学ぶ 幸せな逝き方』(畑川剛毅記者との共著、朝日新聞出版、1,500円+税)を贈呈してくださいました。

この本は、20年間、終末期医療や尊厳死、安楽死、リビングウィル(生前に発効する遺言書)などの取材を断続的に続けてきた佐藤さんが、同僚記者の畑川氏と朝日新聞 土曜版「be」で連載中の「それぞれに最終楽章」を書籍化したもので、医師、看護師、介護職員、音楽療法士、看取り士、病院の牧師を取材した80を超えるケース集の本です。

「終末期の選択には、その人がそれまで培ってきた人生観や価値観が反映される」ので、「看取りとは、『点』ではな『線』なのではないか」、と佐藤さんは「まえがき」に書いていらっしゃいます。

佐藤さんとは30分ほどお話ししましたが、対話が成立するのがとても楽しみで、お互い語ることがスパイラル状に発展していきます。

佐藤さん、ご本と楽しい時間を共有していただきありがとうございました。


3.11:00には、一般社団法人 日本グリーフ専門士協会 代表理事の 井手敏郎さんがご来社、新著『大切な人を亡くしたあなたに知ってほしい5つのこと』(自由国民社1,300円+税)をいただきました。

Amazonの「死生観」のジャンルでは1位になったそうです。

一般社団法人 日本グリーフ専門士協会 では『大切な人を亡くしたあなたに知っておいてほしい5つのこと』出版記念オンライン講演会を行うようです。

日時:11月1日(日)朝10時00分ー12時00分
参加条件:『大切な人を亡くしたあなたに知っておいてほしい5つのこと』購入または予約し、当日オンラインで書籍、または予約書のご提示をお願い致します。

ご関心のある方は、この本をお買い求めの上、オンライン講演会にご参加ください。

また、井手さんには、ヒューマン・ギルドのYouTube「アドラー心理学専門チャンネル」にもご出演いただくことになっていますし、また、来年の1月に アドラー心理学ゼミナール のご登壇いただくことになっています。

もしかしたら、会場とオンラインの両方で開催するかもしれません。

内容:『大切な人を亡くした人に知ってもらいたい5つのこと』
講師:井手 敏郞氏 (一般社団法人日本グリーフ専門士協会代表理事)
日時:1月11日(月・祝)11:00~13:00
※講師からの内容説明※
大切な人を亡くしたとき、私たちの心と身体には一体何が起きるのでしょう。
お子さんを亡くしたある女性は、自分がその後、どこをどう歩いたのかも覚えていないと言われました。
カウンセリングはもちろん、普段の会話や一通のメールを送る場合でも、ご遺族の状態を理解していないばかりに、知らず知らずに傷つけることがあります。
死別経験をされた方の心や身体の状態を知り、支援者として求められる基本的な態度をお伝えできたらと思います。


井手さんとは、ランチもご一緒して死別だけでなく「喪失」のもたらすことについていろいろご教示いただきました。

井手さん、本のご恵贈と貴重なお話しをありがとうございました。

4.ついでに、この話題も。

昨晩21:00からYouTube「アドラー心理学専門チャンネル」では「アドラー心理学から探る体と心の健康からWell-beingへ」として私、岩井俊憲がお伝えしました。

あなたの健康観、幸福感を考え直すヒントになります。

是非、ご覧ください。

「Well-being」については11月15日(日)開催の「心と体の免疫力をアップする!  アフターコロナにむけて、自分らしく生き、そして働く「Well-being」な考え方」をご案内致します。


概要は次のとおりです。

主催:かんき出版
後援:みらいクリニック/ヒューマン・ギルド
講師:今井一彰(みらいクリニック 院長)+岩井俊憲(ヒューマン・ギルド 代表)
ナビゲーター:山縣道夫(かんき出版教育事業部 部長)
日時:11月15日(日)10:00―12:00
受講料:無料
申し込み: かんき出版の社員研修
https://kanki-pub.co.jp/edu/seminar/?p=1325

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