双子玉川まで行きましたので、静嘉堂文庫美術館のついでというと語弊がありますが、一度行ってみたかった五島美術館に立ち寄ってきました。
五島美術館では、近代の日本画展が開催されている期間でしたので、ちょうど良い日程でした。
風景表現を中心としたものの展示で橋本雅邦、小川芋銭、横山大観、川合玉堂、富田渓仙、小林古径、橋本関雪、安田靫彦、川端竜子と9名ほどの画家の作品のようでしたが、大観の仏画が展示されていましたが、「あれっ?」こんな感じなのかなと大観への印象が少し変わりました。
風景画で強く印象が残るのは、やはり川合玉堂の絵画ですね。
玉堂の田舎絵といえばいいのでしょうか、日本の原風景のような絵には足が止まります。
日本画展を鑑賞したのち、庭園がみられるとの事でお庭の方へ出てみました。
一見して、京都の四君子苑が重なります。
お庭全体の印象もよく似た空気を感じます。
それにしても燈篭のオンパレードで、いろいろな名称の燈篭が一挙に置かれています。
これだけの燈篭が揃えられてあるのは初めてみます。
美術館からの帰り、お庭からの出口で後ろを振り返ると、大日如来??
美術館の建物と、出口までの高低差はかなりあります。
お庭からの階段を下ってくると、丘の中腹に大日如来らしき仏像が祀られています。
丘全体を金堂とみなしているのでしょうか?
そうなると、大日如来より上にお庭があり、茶室もあり、位置関係がよく分からない不思議なつくりになっているようです。