春の南山城 岩船寺

2014年05月22日 | 日記

今回の南山城巡りで、唯一スムースにたどり着いたのが岩船寺。

浄瑠璃寺から岩船寺までは、当尾石仏の道巡りも魅力的であるが、体力的に諦めてしまっている。

京都府といわれる南山城地方であるが、奈良文化の匂いが強く漂う。

この辺りの風景には京都とは違う風を感じるが、この風の香りもまた非常に魅力的である。

浄瑠璃寺からの道筋にも、幾つかの吊り店があり、ほどよい田舎の風情をみせている。

岩船寺は西国花の寺であるが、少し時期が早かったようで花らしき花はなしである。

あじさい寺と呼ばれからには、梅雨時期には境内にアジサイが咲き乱れるのであろう。

ご他聞に漏れず、岩船寺本堂内は撮影禁止である。

本堂内では、本尊の阿弥陀如来坐像はじめ、殆どの仏像を目の前で見ることができる。

本尊様は一本木のようだが、本尊を守る四天王像は寄木造りである。

ふと、目を向けると、寄木を感じさせる小さな隙間を確認できる。

岩船寺の仏像は、なかなかの良品が揃っているようである。

 

この日は、4月というのにとても寒かったのだが、一瞬雪がチラついた。

この時期の雪は初めてであるが、以前秋に訪れた時にもかなり寒い思いをした事がある。

この辺りはどうやら通年気温が低いのであろうか。