暑さを逃れて叡山へ

2011年07月25日 | 日記

祇園祭の暑さから逃れるように比叡山へ足を運びましたが、やはりかなり涼しい空気に包まれていました。

 

街中の36度前後の気温と比較すると20度代くらいに感じる涼しさです。

 

観光シーズンでもあり、東塔の方は相変わらずの混雑だが、西塔はというとグッと人が少なくなります。

 

目的は2箇所、釈迦堂とにない堂です。

 

観光用(なのかな?)の道路を進むと、大きな杉林からにない堂が見えてきます。

 

                                          *** にない堂***

 

常行堂と法華堂が渡り廊下でつながっているお堂です。

 

 

       ***阿弥陀の名を唱え、90日間昼夜問わずお堂の中を歩き続ける修行を行うお堂***

 

        ***21日間座禅と仏座の周りを歩きながら仏の智慧を得る修行を行うお堂***

 

なんでも、この渡り廊下を天秤棒代わりとして、弁慶が常行堂と法華堂の二つのお堂を担いだことから「にない堂」というとか。

 

なんとも馬鹿々々しいいわれを考えたものです。

 

二つのお堂とも建造物は、そう古い感じを受けません。お堂の中を拝見すると印象が変わるかも・・・

 

通常であればお堂が開いているはずですが、今回は両方とも閉じていました。

 

担い堂の渡り廊下をくぐると、釈迦堂への参道の階段となります。

 

                       ***釈迦堂への石段***

 

釈迦堂はしっかりとした由来もので、信長による焼き討ち後、秀吉が三井寺の金堂を移築したといわれている。

 

                          ***釈迦堂***

 

               ***近づくと釈迦堂の大きさに圧倒されそう***

 

建築物は鎌倉時代のものといわれる。本尊は釈迦堂の名のごとく釈迦如来である。

 

それにしても、相当大きな建造物であり、釈迦堂の中もかなりの広さである。

 

お堂の各扉は開扉されており、扉から吹き抜ける風がなんともここちよく感じた。

 

***釈迦堂の中から参道の石段を***

 

***釈迦堂から周りの木々を***

 

夏場は涼しくてよいのだが、冬場はどうなのだろうか思わず老婆心。

コメント
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