予想外に早く明けた今年の梅雨。梅雨明け十日は晴天になるそうで、宵山の16日もしっかりと晴れ模様となった。
祇園祭は2年ぶりである。いままでは宵山から巡行にかけ、雨となる事が多かったが、今年は梅雨も明け雨の心配はなし。
宵山に降る雨は、翌日の巡行の打ち水てきな要素もあったのだが、雨のないぶんかなり暑い祇園祭となった。
さて、夕方に宵山へと出かけたが、陽がまだ高くアスファルトの照り返しが結構きつく感じた。
**** 今年の山一番 ****
土曜日の宵山だが、その割には混雑が少ない。おそらく夕闇が迫り山鉾の提灯に灯が入りはじめると、人の出もピークになるのであろう。
四条通に面した山鉾を眺めたのち、新町、室町近辺をさまよう。
鯉山の近くで面白い物を発見した。ミニチュアの山鉾である。結構な大きさでインテリアにすると、なかなか面白そうである。お値段はというと、それほど高くはない。山鉾が5,500円、手の込む船鉾が8,800円。一瞬触手が動いたが、いかんせ荷物になりそうで諦めることとなった。
陽が落ちた八坂神社では石見神楽の奉納が行われていたが、舞台の周りは人で溢れている。神楽の奉納は初めて見たが、1演目が結構長い時間に及ぶのに驚いた。
あの暑さの中で、神楽衣装を纏っての演舞は大変そうである。
舞殿では神輿が明日の出番を待っていた。