鍾乳石を見るなら、大増鍾乳洞~奥多摩散策

【ちょっと一息】

日原鍾乳洞を後にして、日原街道を奥多摩駅に向かって戻る途中、見つけました

大増鍾乳洞 

場所は、iタウンページ地図!




坂道を少し上がっていくと、



小さな建物があります。黒板に「対面の家のブザーを押してください」と。しばらくすると、母屋の下から、

「うちは短いけど、いいかい?」  

とおばさんが声をかけてくれました。

OKと返事をすると、階段を上がってきてくださり、建物の右にかぶせてあった網戸の鍵を開けてくれました。ということは、誰も中にはいないってことなんですね。




そして、

「うちはインターネットでしかこないんだよね」と。

開けてくれた洞窟の入口からおばさんが入っていって、ペンライトで、鍾乳石を一つづつ、眼の前15cmぐらいのところで解説してくれるんですよね



「うちは個人でやってるから」
「うちのは白いんだよね」
「日原さんとは違うよ」
「だから鍾乳洞の「鍾」の字は、金偏に重いって書くんだよ」
「理科の先生がよく来るんだよ」
「夜には泥棒が来るんだよ」


とかお話を淀みなく流暢に話をしてくれるんです。当然、鍾乳石の知識も豊富のようです(素人なんでしょうけど)。

この中でも、とにかく 「白い」 のを強調されていました。

石灰分を豊富に溶し込んだ水が、地層のすき間を通って洞窟内に滲みだして、天井から落ちたり、壁を流れ落ちたりするときに、水分が蒸発し、わずかな石灰分が残って、長年掛けて固まり、鍾乳石になっていくんですよね。

その様子が目に前にあるんですよ

幕状(カーテン)、鍾乳管(ストロー)、つらら石。ペンライトで照らすと本当に乳白色です。これは汚れが混じっていないからなんですって。

不思議に思っていたことが解決したんです。上から、白く細く長いものがつららのように伸びている鍾乳石があるんです。それを鍾乳管(ストロー)って言うんですが、何故なのかと思っていました。

その先には、水滴がたまっていて(まるで線香花火の先っぽの玉のように)、少しづつ、ゆっくりと大きくなり、水滴が落ちるんです。落ちたときに先っぽを見るとストローのように真ん中が空いているんです。びっくりしました。

本当に管だったんです。不思議なんですよね。

幕状(カーテン)は、天井から幕が垂れている感じです。逆さにした万里の長城のような感じでしょうか。

洞内は撮影禁止なので、表現には限界がありますが、ぜひ一度出かけてみてください

大増鍾乳洞を、gooで検索!



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