なかなか文法をイメージ化して教える方法が見つからず、
いろいろ考えています。
とにかく文字から離れて、概念をシンプルに教えたいので
ブロックとか使ってますがもっともっと簡単なものはないか・・と探し中です。
モンテッソーリのこれがいいかもしれないと検討中なのですが。
http://www.alisonsmontessori.com/Lower_Elementary_6_9_s/86149.htm
Grammar Farmには数年前すごく興味があって
探したのですが日本では販売していませんね?
どなたかご存じでしょうか。
日本のモンテッソーリ教具なども検索しましたが、
英語の文法のは、売ってなさそう。
直接輸入するしかないのかな~。
少し違う話になりますが、
文章を音読させたり、暗記させたりするときに
なかなかできない子がいます。
そういう子は、文をどのように認識しているのかな・・・と考えています。
単に聴覚短期記憶が悪いのかと思ってしまいそうですが、
良くある指導としては、意味と音を結びつけようというもので、
カードを見せたり、動作をしながら文章を入れますね。
バナナを指さしながら、This is a bananaというやつです。
ですが意味がわかったからといって、
その文をそのままスラスラ言えるかというと、そうではありませんね。
ほかには、チャンツや歌のように丸ごと音を入れてしまうこともしますね。
それはそれで英語のリズムや抑揚の感覚が身につくのでしょう。
そうしたトップダウンのアプローチと同時に、
ボトムアップのアプローチも必要なのではないかなと感じます。
This is a bananaという文章は、音としては一つの固まりですね。
子供の耳には、thisisabananaというように、ぐちゃっと固まって聞こえています。
ここでリピートできる子は2タイプいると思います。
1つは、聴覚記憶が大変良い子ですね。固まりで記憶できる子です。
もう1つは本当にそれぞれの語と意味と音が理解できている子です。
this is a banana が this とisと aと bananaで成っているとわかっている子です。
理想的には、後者のように文章が言えればいいのですよね。
それぞれの細かな意味までは問わなくても(つまりaとは何かわからなくても)
そういう独立した音で構成されているという感覚があるのとないのでは、
何か違ってくるように感じます。
今回、意味の指導はまた別でやるとして、
リピートだけに限って考えてみると、
スモールステップにした場合
まず第一段階としては、
文は語が集まったものだと認知する感覚を
身につけることが大切な気がします。
例えば
I like tomatoes
であれば、
◎ ◎ ◎
という三つの語から成っているという感覚です。
見ればわかるじゃん、と思うかもしれませんが、
どうも感覚としてわかってないような気がするのです。
実際の指導としては、
I like tomatoesを例とします。
まず、一語に一回 手を叩きながら、
I (clap) like (clap) tometoes (clap)とやってみます。
つまり、これは3つの語でできているんですよ、と意識させることです。
このときは、英語らしいリズムなどは無視です。
一語一語、はっきりと意識させるよう発音します。
次に、記号でもブロックでもいいのですが、
目の前に3つ何か置いて、
◎ ◎ ◎
一つずつ指さしながら、 I◎ like◎ tomatoes◎
と言うようにします。
これが言えたら、もうリピート問題なしです。
ここで文の抑揚などもつけることができます。
さらに、これまでリピートできなかった長い文章でも
同じ方法で覚えられます。
これは文という一連の音の固まりを、
意味のある語に分解して認識する手間をかけることに加えて
目の前のブロック(やシンボル)を音の短期記憶と結びつけ、
それを記憶の手がかりに”読んで”いるのかな、と思っていますが
本当のところはどうなのでしょう。
手を叩くのは、アメリカの幼稚園児が音韻認識練習の一つとして
word recognitionの遊びでやっていたのを思い出して
試してみたものです。
また、文字を読む前のステップとして、シンボルを使いました。
チャレンジの子では意外とうまくいったので、
もう少し練習してみようと思います。
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