いたちゃんの『なるほど通信』

函館市議会議員・板倉一幸が市政とまちの「なるほど」をお伝えしていきます。

地方都市は何を基軸にまちづくりを考えるのか。

2012-08-29 22:58:46 | Weblog
 いつまで暑い日が続くのでしょうか。連日の30℃超えに北海道人は参っていますね。明日も32℃の予想ですから、体調管理には十分なご注意を。
 今日は、総務常任委員会が開催されました。福島県から避難されている方々や支援団体の方々から出されている、自主的避難者への支援を求める陳情については、国や北海道および当該の福島県などが一義的にどうしていくのかが明らかでないことから、心情的には今すぐ支援を決定したいとの思いはありながら、もう少しの調査や推移を見極める必要性から、継続審査としました。できるだけ早く結論をだしたいと思っています。
 その他には、行財政改革プラン、防災対策、函館アリーナの基本計画について協議しました。私は特に、行財政改革プランについて、行政の質や住民サービスの観点から、財政のためだけに質やサービスを切り捨ててしまうのは本末転倒の議論ではないか、特に高齢者や障がい者の皆さんへの生活支援を切り捨てることに強い異議を申し立てました。役所の考え方は少し乱暴すぎます。
 そして夕方には、函館商工会議所主催による地域活性化講演会が開催されましたので参加しました。講師は、富山市長の森雅志さんです。講演のテーマは「公共交通を軸としたコンパクトなまちづくり」です。写真は、講演を行っている森市長さんです。
 富山市は、JRの廃止路線を利用して路面電車・LRTを走らせたことや、公共交通の活性化によるまちづくりで全国の注目を集めています。講演の内容等については、別の機会にお伝えしたいと思いますが、公共交通に携わる自分にとっては、たいへん頼もしい行政のトップだと思いました。
 過去の経過がどうだったのかの分析は必要と思いますが、公共交通をまちづくりの軸に据え、営利企業である民間の交通事業者に大幅な援助を与えながら、セットで考えたその姿勢には心から敬意と感謝を申し上げたいと思います。
 森市長さんが最後に語った、市政を運営するためには、「説明責任にとどまらず、住民を説得する説得責任が求められる」との言葉には重みがあります。議会も頑張らねば。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« M8.0、震度6強発生。訓... | トップ | 新記録間違いなし。暑い時は…? »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事