いたちゃんの『なるほど通信』

函館市議会議員・板倉一幸が市政とまちの「なるほど」をお伝えしていきます。

この気持ちと繋がりが、地域を救い、子どもを育てます。

2014-07-07 23:19:11 | Weblog

 今日は七夕。函館では、子どもたちが各家庭を回って、玄関先で「竹~に短冊、七夕まつり…」と歌って、お菓子などをもらっていきます。昔からあった習慣ですが、私たちの小さい頃は、缶詰の缶などに穴を開け、蝋燭を立ててカンテラ代わりにして、同じように歌いながら回りました。ただし、貰うものは、歌のとおり蝋燭でした。今から考えると、何で楽しかったのでしょうかねと、思っちゃいますね。
 私の子どもたちの頃は、提灯を持ち、歌いながら回ったものです。その頃は、まだ蝋燭をくれる家庭も多く、それに飴などお菓子を添えてくれる家が出てきました。
 今は、高齢化や他人からの干渉を嫌う風潮なのでしょうか、玄関先に七夕飾りを出していない家庭には寄らないなど、規制?が設けられています。それでも子どもたちは、この日とばかりに、大きな声を上げて歌い続けています。
 写真は、近所のファストフード店の店先ですが、店員さんが子どもたちを待ち受けていました。もちろん、子どもたちは「ありがとうございます」と言って去ります。子どもたちにとっても、社会学習の一場面ですね。
 ブログにコメントが付されていました。そのとおりだと思います。子どもを守り育てるのは、家庭だけでも、学校だけでも、篤志家だけでもなく、こうした風習を通じて、隣近所や町内で、子どもたち一人ひとりの姿を見ていくことが、時にはその子どもの危機を察知したり、危険を予防することに繋がるはずです。
 だから、子どもたちが、少し恥ずかしいのだけれど、勇気を出して大声で歌っている姿に、大人たちは笑顔を向けてくれるのです。本当は、七夕飾りを飾っていない家々の皆さんにも、そんな子どもたちの成長を祝ってほしいと思います。

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