一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

1441   赤金魚予報外れて春の雪

2015年02月09日 | 

 天気予報では晴れのはずが、午前中に4センチほどの雪が積もった。たぶん局地的なものだろう。昼には上がったが、県道から駐車場まで、今年初めて買った除雪用シャベルで、30分かけて除雪。プラスチックでできているため、鉄スコップより軽く、すこぶる使いやすかった。

 睡蓮鉢にも雪が積もり、透き通った雪の下にいる金魚は、全く動かない。氷が張っても死なないから、大丈夫だろうが・・・・・

 パソコンで魚類(ぎょるい)を調べてみると、世界におよそ3000種。ほとんどが変温動物である。最大は、ジンベイザメの13,7m。最小は7,9mmだそうである。

 魚の訓読みは「イオ」「ウオ」であり、「サカナ」と呼ぶようになったのは、「肴(さかな」」つまり「酒菜」であり、酒を飲むときのつまみの代表的存在、食べ物として見ているからだそうである。

 

 

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1440   忘れ傘杖まで増えて春の雪

2015年02月08日 | 

 現在、我が家の傘立てには、置き忘れた5本の傘と一本の杖が入っている。増えてゆくばかりなので、1年以上取りに来ないと仕方なしに処分している。傘には、名前も電話番号も書いてないから、持ち主を探しようがない。半年前から、「金時山1213m」と書かれた杖があるから、笑ってしまう。

そう言えば、以前のブログにも書いた  秋晴れのどこかに杖を忘れけり   たかし

という句があったっけ。

ちなみに、JRの忘れもので多いのは、

1位、衣類(手袋、マフラー、帽子など)

2位、傘で年間30万本、

3位、書類。

4位、現金(財布、小銭入れ)だそうである。

中には、人間の子供さえいるというから、笑うに笑えない。

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1439   春間近ブリキの弁当箱ないか   まほろば

2015年02月07日 | 

「戦前のブリキの弁当箱の真ん中は、よく穴が開いた」という話を聞いたことがある。原因は勿論、「日の丸弁当」の蓋が、梅干の塩分によって腐食したのである。戦後、アルマイト弁当箱がしばらく続き、いつの間にか、今ではほとんどがステンレスやプラスチックの弁当箱になってしまった。

 さて、この句の作者は「ブリキの弁当箱がないか」と言っているが、家の中を探してないのなら、かなり難しい。最近のホームセンターでは、まず売っていないだろう。田舎の古い金物屋にでも行って、運が良ければ倉庫に眠っているかもしれない。

 それにしても、春にはまだ時間があるから、昔のブリキの弁当箱に料理を詰めて、可愛かった昔の少女を誘って、野遊びや摘み草、花見をしてみたいものである。

以下参考に

〇鉄+錫(スズ)メッキ=ブリキ(腐食に強いので缶詰に使われる)

〇鉄+亜鉛メッキ=トタン(バケツ、屋根材などに使われる)

〇アルミニューム+陽極酸化(Al₂O₃被膜)=アルマイト

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1438   笑いヨガの教室に湧く初笑い    薪

2015年02月06日 | 新年

 笑いが病気の改善に効果があることは、相当古くから分かっていたらしい。「笑う門には福来たる」という諺があるし、その効果は絶大なのである。日本には、落語や漫才など、いわゆる笑いの民間療法が昔からある。

 最近は、日本笑い学会や笑いヨガ学会、笑い塾などが、日本全国で「笑いの教室」を開催しているという。確かに、最近の日本から「笑い」が減っているのは事実なようで、だからこそ「笑いの教室」が必要なのだろうし、流行っているのだろう。

 しかし、どんな笑いにも質が必要なのであって、最近のテレビの娯楽番組などでは、出演しているタレントがげらげら笑っているが、あんなつまらないものはない。チャップリンも寅さんなど良い映画の出演者は、げらげら笑ってなどいないではないか。

あおき(青木)

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1437   第221回 1月 岩戸句会  

2015年02月05日 | 岩戸句会

初つらら防災小屋の赤いドア      炎火

それぞれにお正月ありテロリスト

 

笑いヨガの教室に湧く初笑い      薪

山裾の芽吹き促す水の音

 

旧友で少し恋人雪見酒         洋子

初笑い羽織袴の犬が来て

 

息災を息災のみを初詣         稱子

除夜の鐘二十三二十四微睡みぬ

 

久し振りダイヤの指輪新年会      歩智

犬もまた家族となりて納札

 

烈風を巻き込み昇るどんど焼         豊春

大寒の玻璃戸内なる日射しかな

 

バス待ちは老人ばかり氷雨ふる    余白

校庭の雨水に咲く色長靴

 

風邪気味に無上の薬友来たり     章子

初笑い縮緬皺の増えにけり

 

薪割りを鳥が見ている冬木の芽  雲水

雄犬の食欲不振春隣

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1436   されどさてメソポタミアの春遠し

2015年02月04日 | 

  現在のイラク辺りで発生したメソポタミア文明は、4大文明の中でも最古と言われている。今から、およそ5500年前のことである。そんな歴史ある土地で、アメリカはイラクに侵攻し、推定65万人のイラク人を殺し、国をグチャグチャ、ボロボロにし、数百万の人々の心に「恐るべき憎悪」を植え付けて去った。ベトナムしかり、アフガンしかり、アメリカこそ人々の心に憎悪を植え付けている元凶なのだ。

  イスラム国が二人の日本人を殺して毎日問題になっているが、どうしてアメリカのあの大量殺戮が真っ先に問題にされないのか、不思議でならない。少なくともアメリカがイラクに侵攻さえしていなければ、あんなにも強い憎しみは生まれなかっただろうし、そんな人々による武装集団イスラム国は存在していなかったはずなのだ。

 イスラム国の殺害行為は当然許されるべきものではないが、最も反省すべきはアメリカであり、当然のように追随する日本も同罪であろう。

フキノトウ

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1435   旧友で少し恋人雪見酒   洋子

2015年02月03日 | 

 太平洋側に雪が降ったら、呑み助なら誰でも雪見で一杯やりたいと思うに違いない。しかし、標高400mの我が家では、急な坂道を上って来る友人はまずいない。たとえ4WDの車でさえ、スリップしかねないし、チェーンを巻いた車が動けなくなって放置されていることさえあるのだから。

 さて、この句の「少し恋人」というのが面白い。こういう表現が成り立つならば、「沢山恋人」とか「普通恋人」なども成立し、恋人にも様々なランクや種類があるのだ。

マンサク(金縷梅)

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1434   初つらら防災小屋の赤いドア    炎火

2015年02月02日 | 

 3,11以後、関東、東海、四国方面で、近い将来大地震が起こると報道されている。この「近い将来」というのが曲者なのだ。明日かもしれないし、数年後かもしれないし、数十年後かもしれない。いつなのか分からないが、必ず起こることだけは、歴史的に考古学的に天文学的に、つまり科学的に証明されている。

 そういう地震に対する人間の不安を象徴しているのが「防災小屋」であり、凶器に近い「氷柱」は地震を象徴している。ドアの「赤」は、言わずもがなであろう。

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1433   笹子鳴くついに雪とはならざりし

2015年02月01日 | 

いよいよ、今日から逃げる2月。 

一昨日のこと、天気予報では早朝から雪の予定だったが、枕元に聞こえるのは雨音ばかり。外が明るくなってもやはり雨。そして一日降っていたのは、とうとう雨だった。珍しく天気予報が外れ、とうとう雪は降らなかった。だから「東京に雪が降ると、我が家も雪が降る」という定説が崩れた。

  但し、伊豆で一番雪が多いのは2月だから、まだまだ雪はこれからである。薮では、頻りと鶯の笹鳴きが聞こえていた。本格的に鶯が鳴くのは2月末だから、もう少しの辛抱である。

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