七五三は、五代将軍、徳川綱吉の長男、徳松の健康を願って行われた催しが始まりのようである。ところが、皮肉なことに徳松は五才で夭折している。
旧暦の11月15日は、鬼宿日(鬼が出歩かない日)で、何をするにも吉の日とされていたそうである。
さてこの句、たぶん孫であろう、着飾った子をぎゅっと抱きしめて、「ああ、この子は私の血を引いているんだ」と確認する。子孫を作り、役目を果たした喜びと安心感、そして一抹の淋しさに浸ったのであろう。
マユミ(檀、真弓、檀弓) ニシキギ科ニシキギ属
七五三は、五代将軍、徳川綱吉の長男、徳松の健康を願って行われた催しが始まりのようである。ところが、皮肉なことに徳松は五才で夭折している。
旧暦の11月15日は、鬼宿日(鬼が出歩かない日)で、何をするにも吉の日とされていたそうである。
さてこの句、たぶん孫であろう、着飾った子をぎゅっと抱きしめて、「ああ、この子は私の血を引いているんだ」と確認する。子孫を作り、役目を果たした喜びと安心感、そして一抹の淋しさに浸ったのであろう。
マユミ(檀、真弓、檀弓) ニシキギ科ニシキギ属
真っ赤なマユミに、赤、と、紅、どちらか、と悩んだことがあった。
そのとき、同じ大きさの真っ青な実があった。
新潟県の豪雪地、秘境の奥只見で。
渓谷からひとひろほど離れたとこにマユミ。
件の青い実は、渓谷を覆い被さるようになった枝にあった。
青とも瑠璃色とも、見える。
取材でお世話になった杣人から
あれはサワフタギだ、と教えられる。
説明の余地もない。
沢にフタ、沢をトンネルのようにかぶさる、ふさぐ、
ということだ。
色の表現、世界中で日本語ほど繊細で心情が入った、
その表現方法は稀だそうだ。
たとえば、はなだいろ。ぐんじょういろ。藍、茜、海老、羊羹、
エトセトラ…
山に入れば、天然のパレットに出会えるわけだ。
てぶらで。
日本全国を駆け回る、いいお仕事のようですね。
以前も、熊の手には驚きました。
写真で見ただけですが・・・・・
私達の句集は、色の名前から採っています。
萌黄、浅葱、茜、玄・・・・・・・
次号は「縹」かも?