一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

671  掃除洗濯はや新涼を使い切る   布沙子

2012年08月12日 | 

(そうじせんたく はやしんりょうを つかいきる)

 「新涼」とは、秋になって初めて覚える涼しさで秋の季語。「涼し」「朝涼」「夕涼」などは、暑さの中の夏に覚える涼しさで夏の季語。ややこしいと言えば、確かにややこしいが、こういう俳句独特の取り決めに文句を言っても始まらない。

 それにしても「新涼」とは、なんと美しい言葉だろうか。多くの人々が、歳時記からこういう言葉を発見して、俳句の虜(とりこ)になってゆく。

 この句の「新涼」は、「朝涼・あさすず」と言えるもので、早朝の掃除洗濯が終わったら、早30度を越えるような残暑になったのだろう。

キンミズヒキ(金水引) バラ科の多年草


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