一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

1851   昼は蜩夜は邯鄲超楽し

2017年08月19日 | 

(ひるはひぐらし よるはかんたん ちょうたのし)

 もうこんないじめ社会で生きていたくない、死にたい。お父さんやお母さんもいるのに、何の相談もしないで首を吊る少年。

 もうこんな世の中に生きていたくない、死にたい。連れ合いも友達も死んでしまった。年金は少ないし助けてくれる人もいないからと、線路に飛び込む老人。

 日本では、毎年3万人が自殺している。更に、死にたくても自殺する勇気のない人達が、その何倍かはいるだろう。10倍、いや100倍はいるかもしれない。100倍ならば、日本でおよそ300万人。日本の人口の40人に1人。

 そんな人は、朝晩のヒグラシ(蜩)を聞くと良いでしょう。夜はカンタン(邯鄲)に耳を傾けましょう。もうすぐ死ぬであろう虫たちの、必死に生きて鳴いている声を聞きましょう。そうすれば、きっと生きる力と生きる喜びが湧いてきます。

サルスベリ(百日紅)

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