一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

954  父の日に背を向けいつか老いにけり  加津夫 

2013年06月19日 | 

 日本における父の日は、1980年代に始まったらしい。全国に普及したのは、たぶんもっと遅かったに違いない。

 誕生日にしても、父の日にしても、祝われる立場になると、結構照れくさいものだ。だから、娘から「プレゼント、何が欲しい」と言われて、「そんなもの、いらん」などと言ってしまう。そんな依怙地だった男も、年を取ると淋しさを感じるようになるらしい。しかし、後悔してももう遅い、誰も会いに来ないし、プレゼントも来ないのだ。

 私も同類だから、作者の気持ちが良く分かる。依怙地の付けがいつか必ずやって来る、ということを、私も覚悟せねばなるまい。

雄花

アカメガシワ(赤芽槲、赤芽柏)、トウダイグサ科アカメガシワ属 の落葉高木

雌花

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 953  薪屑に山ゴキブリ... | トップ | 955  父も子もなき父の... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

」カテゴリの最新記事