はてさてこの句、何を委ねたいのだろう、と読み手である私は考え込んでしまう。というのは、例えば、夢や希望・苦しみ・悩みなど心の問題。病気や健康など体のこと。我が身や連れ合い。恋人・父母兄弟・友人など人間のこと。人生や来し方行く末・運命・死だってあり得る。つまり、何でもありなのだ。
この句を、意味不明と切り捨てることもできるだろうが、作者には自分で解決できない問題を抱えていて、放り出したい気分でいるのではないか。かと言って、そんな深刻な問題ではなく、楽しい気分の句であることもあり得る。つまり、読者次第で解釈は何でもありなのだ。
オオバギボシ(大葉擬宝珠)