一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

2278  納涼やしたたかに凛と咲く花よ  洋子

2022年07月23日 | 

「納涼」は、「のうりょう」と読み、「納涼祭」「納涼船」など。又、「すずみ」とも読み「涼み」とも書く。「夕納涼」「門納涼」など。さて、今年の梅雨明けは、観測以来過去二度目の6月中だった。今年の夏は、長くてかつ猛暑が続きそうである。

 さてこの句、何の花だろう。つまり、敢えて花の名前を言わないのが、この句の味噌である。そこでヒントになるのが、「したたか」で、漢字は「強か」である。「凜」とは本来、「寒い、寒さがきびしい」ことであるから転じて、厳しい、りりしい、凄まじい。身や心がひきしまる、などと言う意味にも変化していった。

 夏の暑さや乾燥にも負けない丈夫な花を検索してみた。洋花の中の和花が少しある。キキョウ(桔梗)とオダマキ(苧環)である。又、琉球朝顔も入っている。私としては、ヤマユリ(山百合)やヒオウギ(桧扇)、ギボウシ(擬宝珠)、なども入れておきたい。読者に想像を任せると、地域それぞれ、人それぞれ、色々の花の名前が出てくるのだ。

キンシバイ(金糸梅)

 

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