(へいわとは/ぐんてがつかむ/いぬのひも)
ほとんど毎日使っている軍手。この「軍手」という名前の由来は、誰でもすぐ想像がつくはずだ。しかし、軍手が戦争や兵隊と関連することに、私が気付いたのはつい最近のことだ。
調べてみると、既に江戸末期に軍手は登場している。材質や編み方の変遷はあるものの、太平洋戦争が終わっても「軍手」という呼び方は変わらなかったし、たぶんこれからも変わらないだろう。
私は今、有ることが難しい、平和な国に生まれて生きている。戦争を知らずに死んでいけるなんて、なんという幸運だろう。有り難い、としか言いようがない。
ところが世界には、血生臭い戦いを続けている国々が、まだまだ沢山あるのも救いようのない事実だ。
ロウバイ(蝋梅)