Islander Works

書いて、読んで、人生は続く。大島健夫のブログ

地下鉄の詩。ポーランドからの詩

2011-11-11 22:29:58 | 出たもの
地下鉄の詩。ポーランドからの詩。

ポーランドから来た素晴らしい詩人がリーディングをするという。どんなことをするのだろう。きっと、声を出して、言葉か、言葉のようなものを発するに違いない。

で、そのイベントに私も出演する。私には何ができるだろう。声を出して、言葉か、言葉のようなものを発することである。

おんなじである。だから、自分の一番いいと思ったことを、いちばんいいと思うようにやるのがいいんだろう、と思った。



本当に楽しかった。ポーランドの詩人のリーディングには、写真のように、うしろに英語と日本語の字幕が出たのだけれど、正直、半分くらいしか目で追わなかった。言葉を発する詩人の姿を見て、その声を聴いているのがとても心地良かった。出演者、そしてオープンマイク参加者、日本語の詩人、英語圏の詩人。いろいろな人がステージに上がったけれど、みんなその瞬間、自分の一番いいと思うことを一番いいと思うようにやっていたのだと思う。いろんな声があって、いろんな言葉があって、いろんなウェイ・オブ・ライフがあった。

私は「踊れ」と「二人で一緒に電車に乗ろう」を朗読した。日本人のトップバッターだったので多少緊張したけれど、嫌いなことをやらされているわけではなくて、大好きなことをやっているのだから、緊張できるのもまた幸せなことだ。終演後、握手を求めに行ったり、握手を求められたりした。話したり話しかけられたりし、自分の名刺が何枚かなくなり、代わりに日本語の名刺と英語の名刺とポーランド語の名刺が名刺入れに入った。やったこと、起こったことは普段の朗読会とおんなじだった。でも、普段の朗読会とは少し違う人たちとの間でそれをやり、それが起こった。

ご来場の皆様、関係者の皆様、ありがとうございました。この日この時、自分がそこにいることができたことを心から嬉しく感じています。素敵な夜でした。