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書いて、読んで、人生は続く。大島健夫のブログ

11月22日「猫道×大島健夫ツーマンライヴ 東京ポエトリー倶楽部4th」

2013-11-09 21:01:28 | 告知
老舗のジャズ・ライヴ・バー、東京倶楽部で隔月ペースで開催している大島健夫と誰かのツーマンライヴ、「東京ポエトリー倶楽部」。1stは青木研治、2ndはANCELL、3rdは川島むー、そして今回の4th、いよいよ猫道一家党首、猫道の登場です!40分ずつ互いの存在をぶつけ合いたいと思います。


☆☆☆


「猫道×大島健夫ツーマンライヴ 東京ポエトリー倶楽部3rd」

11月22日(金)・東京倶楽部千駄ヶ谷店

東京都渋谷区千駄ヶ谷1-21-6 第3越智会計ビル地下1階
TEL/03-6804-3695(受付:17時~24時)
JR千駄ヶ谷駅中央口より徒歩4分(350m)/大江戸線国立競技場駅A4出口より徒歩4分(350m)

19時開場
20時~20時40分第1ステージ(猫道
21時~21時40分第2ステージ(大島健夫)

入場料2000円+1オーダー

*ご予約はこちら

猫道さんと初めて出会った日のことはよく覚えています。

2009年の7月に「猫道節」に出演した際、昔のブログにそのことを書いたことがあるので、ちょっと引っ張り出して転載してみます。

初めて猫道さんを見たときのことは鮮明に覚えている。今年の春、高田馬場のBen's Cafe、服部剛さんの「笑いと涙のぽえとりー劇場」でのことだ。その時猫道さんが演ったのは「日曜は飯島愛と足尾銅山に行こう」という作品だった。その時私は、正直に言うと恐怖に近い感情を持った。

例えば、ここに野球選手が一人いるとする。彼が練習熱心で、毎日三十キロランニングしていたとする。

だが、そのランニングに、「何のために」それをする、という目的意識がなかったら、いくら走り込もうとそれは彼の野球におけるプレイレベルの向上には必ずしも直結せず、せいぜい少しスタミナがつく、というくらいのことだ。

また、その彼が試合に出、打席に立ったとする。時には出塁し、時には凡退するだろう。出塁に喜び、凡退を悔しがることは誰にでもできる。しかし、そのひとつひとつの出塁と凡退について、それがなぜそうなったかを考え、次の打席における自分の意識に繋げることができなければ、彼の出塁率が高まることは難しいものになるだろう。

まわりくどい例えになった。もっとはっきり言おう。世の中には、進化する人間と、進化しにくい人間とがいる。あの時、私の目には、猫道さんは「進化する人間」に見えた。ひとつひとつの出塁と凡退とからその都度何かを掴み取り、主体的に自分のパフォーマンスを構築してきた、そして今後もその上に新しい世界を積み上げようとしてゆく人間なのではないか、と感じたのだ。だから私は、この人はどうもわりと凄いっぽいぞ、と思った。

昨夜、初めて出演した「猫道節」は、本当に素晴らしいイベントだった。場の熱い凝縮感、パフォーマーに向かうお客さんのベクトルの集約感。そして何より、猫道さんとMC慎太郎さん、そしてDJ北さんのパフォーマンス。さっきの話で言えば「進化する人間」ばっかりだった。まさに異種試合というか、自分にはできないものばかりがそこにある。なら、私には何ができるだろう、と思った。緊張していた。できる以上のことはできない。私の力がこの場に通じるか、と。


あれから4年経ちました。本当に何度も何度も同じステージに立ってきましたが、猫道という男に関して、あの時感じたことが間違いだったと感じた瞬間は一度もありません。

今回、初めて彼と二人だけでライヴをします。本当に楽しみです。

皆様、是非ご来場ください。

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