1500エントリーを迎えて

☆祝・入学☆ デコメ絵文字 祝 1500エントリー達成!!

本日、ブログを立ち上げてから1,500話目の記事のエントリーを達成いたしました。

平成18年9月15日、当時は様々なブログが立ち上げはじめられた時代となり、軽い気持ちできっぷ系ブログ「古紙蒐集雑記帖」を初エントリーし、とうとう本日のエントリーで1,500エントリーを迎えることができました。立ち上げから9年3か月と15日あまり、最初は1日10アクセスくらいしかなかったものが今は毎日1,800アクセス以上という御訪問者様との出会いは、皆様方の御贔屓の賜物であったと思います。いままでありがとうございます。

この約10年間、自分の身のまわりの出来事を始め、国内では東日本大震災という未曽有の災害などたくさんのニュースがありました。鉄道の世界に於いてもいろいろな出来事があり、約10年という年月は本当に長く感じます。

サラリーマンという立場上、定期的な更新ができないかもしれませんが、今後ともよろしくお願いいたします。


さて、平成18年9月15日に「綾瀬駅の入場券」で初めてエントリーしたわけですが、今回はそれに因んで、綾瀬駅関連の乗車券を御紹介いたしましょう。


   


平成18年3月に綾瀬駅のマルス端末で発行された、亀有ゆきの乗車券です。青色JRE地紋の熱転写式券です。発行箇所名の頭に「(社)」の表記があり、社線側にて発券されたことがわかります。


綾瀬駅はJR東日本と東京メトロの共同使用駅で、東京メトロの管理駅となっています。昭和46年4月に営団地下鉄(現・東京メトロ)千代田線が開業すると、同時に国鉄管理から営団地下鉄管理になっています。


   


この券は、営団移管後15年が経過した昭和60年1月に綾瀬駅窓口で購入したもので、ブログで一番最初に御紹介させていただいた時のものです。「〇社」の表記があり、社線側で発売されたことがわかります。

綾瀬駅では営団地下鉄移管後も営団地下鉄には入場券の制度が無いという特殊事情から例外的に国鉄の硬券入場券が発売され、JR化後の平成4年頃まで入場券の発売が行われていたようです。
しかし、不正乗車が続発したため、各駅において券売機による入場券の発売を停止して再び窓口発売に戻した頃あたりだったでしょうか、JR東日本では硬券入場券が廃止されてしまっていることと、入場券発券機能のないL型マルス端末しか設備されていなかったことを理由に入場券の発売が中止され、以来現在に至っているようです。

現在では入場券が発券可能なMEX端末が設備されていますが、JRとの取り決めなのでしょうか、入場券の発売は行われていません。

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西武鉄道ユネスコ村駅発行 おとぎ電車乗車券

昭和52年4月に、西武山口線ユネスコ村駅で発行された、西武遊園地ゆき片道乗車券です。


   


桃色西武鉄道自社地紋のB型矢印式大人専用券です。

様式としては前回エントリーの乗車券と同じですが、題名が「おとぎ電車」となっています。着駅である西武遊園地駅は開業当初多摩湖ホテル前駅として開業していますが、昭和38年に同ホテルが廃業となって西武遊園地駅に改称されました。しかし、昭和54年に隣接する鉄道線の狭山湖駅が西武遊園地駅に改称されると、山口線の西武遊園地駅は遊園地前駅に再度改称されます。


この券は西武遊園地駅改称前の券で、遊園地前(4文字)に比べて西武遊園地(5文字)であることから、区間表記の活字は晩年のものより小さいものが使用されていました。また、駅名改称の際、同線にはSL列車も運転されていることから、題字の「おとぎ電車」ではおかしいということになり、「おとぎ線」に変更されています。


   


昭和57年頃に途中の下山口信号所で撮影した同線のSL列車です。
客車は岡山県の井笠鉄道で使用されていた木造客車が使用され、台湾の製糖会社で使用されていたSLが使用されています。かつては井笠鉄道の1号機関車と頸城鉄道の2号機関車が使用されていましたが、1号機関車のロッド折れによって2両とも代替されています。現在、1号機は井笠鉄道旧北川駅に、2号機は頸城鉄道旧百間町駅跡のくびき野レールパークに保存されています。

この頃はモノクロフィルムを使用して自分で現像・焼付をしていたので、私の写真には色がありません(笑)

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西武鉄道ユネスコ村駅発行 おとぎ線乗車券

昭和59年5月に西武鉄道山口線(おとぎ線)ユネスコ村駅で発行された、遊園地前ゆき片道乗車券です。


   


桃色西武鉄道自社地紋のB型矢印式大人専用券です。

同線は地方鉄道法に則った地方鉄道ですが、非電化762mm軌間の軽便鉄道で、SLや蓄電池式ELが牽引する客車列車が運転されていました。
しかし、西武鉄道の他路線とは運賃形態は異なり、独立した運賃体系になっていました。


   


こちらは小児専用券です。桃色西武鉄道自社地紋のB型矢印式で大人専用券と様式は同じで、通常同駅で発売されていた乗車券類はこれら2種類のみで、往復券や鉄道への連絡乗車券の設備はありませんでした。

団体用に補充券が設備されていたかもしれませんが、当時は確認しておりません。


山口線は昭和25年に多摩湖ホテル前駅(後の遊園地西駅)~上堰堤駅間で運行を開始した西武園遊園地の遊戯施設として開業し、翌26年のユネスコ村開園に伴って、西武園遊園地とユネスコ村の両施設を結ぶ路線として、上堰堤駅~ユネスコ村駅間が延伸開業されています。
延伸によってユネスコ村駅は新たな終着駅となり、それまで終着駅であった上堰堤駅は下山口信号所に格下げされました。

その後、山口線は新交通システムに転換されることになり、この券が発行された2日後の昭和59年5月13日をもって「おとぎ線」としての山口線は運行を終了し、ユネスコ村駅は営業休止扱いとなっています。そして、昭和60年4月に新交通システム路線として山口線が運行を再開すると、「おとぎ電車」の遊園地前駅~ユネスコ村駅間は廃止となり、当駅も廃駅となってしまいます。

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笹子駅発行 普通入場券

昭和49年7月に中央本線笹子駅で発行された、硬券の普通入場券です。


   


白色無地紋のB型大人・小児用券で、東京印刷場で調製されたものです。

笹子駅はスイッチバック式の駅として開業していますが、昭和41年の複線化に伴ってスイッチバックは解消されています。その後、昭和60年に国鉄合理化の一環で無人化されていますが、自動券売機での乗車券の発売は現在も行われているようです。

同駅では名物の「笹子餅」が販売されていましたが、無人化によって売店は閉鎖され、駅構内での発売が中止されてしまい、その後も継続されていた笹子~甲斐大和(当時は初鹿野)間の普通列車での車内販売も一昨年頃に中止されてしまっています。

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JR東日本 青森駅発行 弘南鉄道弘前東高前ゆき連絡乗車券

平成27年10月に青森駅で発行された、弘前駅接続、弘南鉄道線弘前東高前ゆきの連絡乗車券です。


   


青色JRE地紋のマルス券で、120mm券で発券されています。

JR東日本と弘南鉄道線の連絡運輸は、JR側が奥羽本線の秋田~青森間、五能線の鯵ヶ沢~藤崎間各駅、弘南鉄道線側が弘前東高前、新里、館田、平賀、津軽尾上、田舎館、黒石の各駅に限り行われており、弘南線のその他の駅や大鰐線との連絡運輸の取り扱いはありません。

弘南鉄道への連絡乗車券はマルスで発券することができますが、中央装置に運賃が収容されていないため、経路入力発売操作ではなく、額入操作での発券となります。


首都圏のJR東日本はマルスでの連絡乗車券の発券を拒否する傾向があるので断られるかと思っていましたが、青森駅では「弘前東高って出せたかな?」と言いながらすぐに赤表紙を取り出し、「あったあった」と言いながら発券作業に取り掛かって頂けました。

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弘南鉄道 弘南弘前から南弘前ゆき片道乗車券(小児用)

前回エントリーで弘前駅で発行された南弘前ゆきの大人用片道乗車券を御紹介いたしましたので、今回は小同区間の児専用券を御紹介致したいと思います。


   


昭和62年9月に弘前駅で発行された、南弘前ゆきの小児専用券です。青色TTDてつどう地紋のB型一般式小児専用券で、日本交通印刷で調製されたものです。

前回エントリーの大人専用券と同時に購入したものですが、こちらの券のほうがより一層古い券のようで、大変見づらいですが「15円」の上に運賃変更印が捺印されていますので、30円時代の券になります。


イベント会場で販売されている廃札券よりも変色してしまっていますが、この状態でも現役で発売されていたのは驚きです。

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弘南鉄道 弘南弘前から南弘前ゆき片道乗車券

昭和62年9月に弘南鉄道弘前駅で発行された、南弘前ゆきの片道乗車券です。


   


青色TTDてつどう地紋のB型一般式大人専用券で、日本交通印刷で調製されたものです。
同社の硬券乗車券は地方私鉄としては珍しく大人専用券での設備例が多く、御紹介の券のように小児断片のないものが多く存在しておりました。他の地方私鉄では小児専用券は見かけますが、大人専用券というのはあまり見かけないような気がします。

同社では運賃改定が行われても運賃変更印を捺印して使用し続けることが多く、購入当時120円くらいでしたが、40円時代のものが使用されていました。


発行駅の弘前駅は、この券が発行される1年前の昭和61年4月に弘南弘前駅から弘前駅に改称されており、この券は旧駅名のまま発売されていたことになります。

一方、着駅の南弘前駅は半年後の昭和63年4月に東工業高前駅に改称され、平成17年に弘前東高前駅に再び改称されています。

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JR東海 藪原駅発行 720円区間ゆき片道乗車券

平成2年11月にJR中央西線藪原駅で発行された、720円区間ゆきの片道乗車券です。


   


桃色JRC地紋のB型金額式大人・小児用券で、名古屋印刷場で調製されたものです。
様式的には当時JR東海の駅員配置駅で発売されていた金額式の硬券と様式的には似ていますが、発駅名の歪んだ四角枠が若干低く、その上に「〇ム」表記があるのが特徴です。また、発行箇所名は管理駅の窓口の一つという表記方法ではなく、JR西日本が採用していたような「(簡委)藪原駅」となっており、(簡委)は簡易委託を表すものでした。

JR東海の簡易委託駅では奈良井駅や古虎渓駅のように一般式の硬券が設備されていた駅と、藪原駅のように金額式硬券が設備されていた駅とがあり、どのように区別していたのか、よくわかりません。


藪原駅は昭和40年代末期から昭和50年代初頭のあたりまでは駅員配置駅であったと記憶していますが、現在は木曽福島駅管理の簡易委託駅となっています。

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鹿島鉄道 玉造町から石岡までの往復乗車券

昭和19年1月に、鹿島鉄道玉造町駅で発行された、石岡までの往復乗車券です。前回エントリーで同線鉾田駅発行の往復乗車券を御紹介いたしましたが、末期の鹿島鉄道にはこれら2種類の往復乗車券口座が存在したようです。


   


青色PJRてつどう地紋のB型大人・小児用往復券で、鉾田駅のものと同様式の券となります。


当日は鉾田駅で2,000円超の往復券を「意を決して」購入した次第ですが、玉造駅にも往復乗車券があることを確認したら、勢いでこちらも購入してしまいました。

鉾田とは同じ日に購入したのですが、なぜか玉造駅のダッチングは1日遅れており、日付が揃っていません。

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鹿島鉄道 鉾田駅発行石岡までの往復乗車券

平成19年1月に、鹿島鉄道鉾田駅で発行された、石岡までの往復乗車券です。


   


青色PJRてつどう地紋のB型大人・小児用往復券で、井口印刷で調製されたものと思われます。
往路用は通常の地紋ですが、復路用は薄い青色の券紙に地紋が印刷されています。青色の染色位置が少々左にずれているようで、復路用券と往路用券の間にある縦線より若干左に境目があり、よく見ますと往路用券の右端が青色に染色されています。


   


裏面です。井口印刷独特の券番フォントに、下車前途無効および発行箇所名が印刷されています。


これを購入したのは同線の廃線が迫ってきている時期で、もしかすると10月に日比谷で行われる鉄道フェスティバルで廃札券が安価で販売される可能性が考えられましたが、どうしてもコレクションしたかったので思い切って購入しました。

因みに、鉄道フェスティバルの会場で、この券はまだ販売されていないような気がいたします。

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