北総開発鉄道 補充片道乗車券

北総開発鉄道印旛日本医大駅発行の補充片道乗車券(補片)です。
JPR地紋の一般的なタイプの補片で、特段特徴はありません。


  


北総開発鉄道は現在の北総鉄道の前身で、1979(昭和54)年3月、新京成線北初富駅~小室駅間を開業し、新京成線と相互乗り入れをしていました。
その後、1984(昭和59)年3月に小室駅から先の千葉ニュータウン中央駅まで開業、1991(平成3)年3月には京成高砂駅~新鎌ヶ谷駅間が開業しています。しかし、翌1994(平成4)年7月には新京成線の新鎌ヶ谷駅が開業すると、北初富駅~新鎌ヶ谷駅間が廃止されてしまいます。
その後、1995(平成7)年4月2007年7月に千葉ニュータウン中央駅~印西牧の原駅間が開業し、2000年(平成12)年7月に印西牧の原駅~印旛日本医大駅間が開業し、現在の路線となり、2004(平成16)年7月に北総鉄道に社名が変更されています。
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京急 さようなら1000形 記念乗車券

今月いっぱいで、京浜急行電鉄旧1000形電車が約50年の営業運転を退くことになりました。


   


旧1000形電車は昭和34(1959)年に登場した電車で、356両作られた京急の主力電車でした。京急全線をはじめ、都営地下鉄浅草線や京成線・北総線など幅広いエリアで活躍していましたが、今や6連・4連・2連の12両が残るのみとなり、とうとう今月いっぱいでその姿を消します。

京浜急行電鉄では本日さようなら記念乗車券を発売し、明日には「1000形ありがとう運転」が実施されます。


    (← 再度クリックすると、大きく表示されます。)

こちらは、さようなら1000形記念乗車券のケースの表面です。

快特品川ゆきの方向幕と種別幕を表示させた旧1000形の勇敢な写真で飾られています。やはり、快特表示は個人的に好きです。


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ケースの裏面です。
旧1000形電車の概要が表になって印刷されています。


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ケースを開けると、電車の寸法図が出てきます。
ただそれだけで、電車の説明などの類は一切ありません。近頃はネットで充分調べられますからそれでいいのでしょうか?


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中には、記念乗車券が2枚(4回分)入っています。
1枚目は品川駅と横浜駅から150円区間の2枚の乗車券がついた券です。
晩年の姿の旧1000形の写真と、かつて特急電車についていた種別板などの写真があります。
寂しいことに、裏面は真っ白で、券番以外の印刷は全くありません。


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2枚目の券です。
こちらは三浦海岸駅から550円区間と浦賀から150円区間の2枚の乗車券がついた券です。
まだ方向幕が白地であった時代の通勤快特品川ゆきの写真と、かつて快特電車についていた種別板の写真があります。
こちらも裏面は真っ白で、券番以外の印刷は全くありません。


個人的に、旧1000形電車には思い入れがあり、かつて高校生であったころ、この電車のカッコよさに惹かれ、
京浜急行へ就職をすることさえ考えたほどです。(今はその夢叶わずです…)

この記念乗車券はそのような思い入れがあったので購入したわけですが、構成的には少々期待はずれなものでした。

外装ケースの「フタ」の部分にはなんの印刷もなく、どうせなら旧1000形電車のあゆみなどの解説文があると良かったのではないかと思います。

乗車券部分も、せっかく4回分の乗車券があるにも拘わらず、券は2枚しかありません。どうせなら乗車券は4枚図柄で欲しいところです。

また、乗車券の裏面にも、何らかの説明文などがあった方が良かったのではないかと思います。裏面真っ白では、「どうしちゃったのかな?」と思ってしまいます。


これで1000円というのは、最近の記念乗車券としては割高な感じがしますが、皆様いかが思われますか?
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さよなら中央線201系H4編成 「ラストラン山梨そして信州へ」 記念乗車証

拙ブログ6月20日エントリーの『さよなら中央線201系H4編成 「ラストラン山梨そして信州へ」』に乗車した際に車内で配布された記念乗車証です。

   

最近流行りのD型硬券スタイルで、「さよなら中央線201系」のオリジナル地紋となっております。

かつての硬券の指定席券を模したような様式で、左半分には201系電車の写真が印刷され、右半分が記念乗車証の記載部分となっています。
一番下には、発行された八王子支社名が印刷されています。
日付はダッチングによって1枚1枚印字されているため、若干の「斜め印字」はご愛嬌です。

この券を良く見ますと、「6月20日 201系 H4編成10両編成」の部分ですが、「10両編成」の「成」の文字が脱落してしまったミス印刷になってしまっています。


   

裏面です。

ロールズプロジェクト様のHPで配信されている「国鉄方向幕書体」のような字体で文面が印刷されています。

券番については一瞬「やった!!」と思ってしまうような「0201」という番号になっていますが、すべての券が同じ券番でした。
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JR九州 いさぶろう号指定券

JR九州某駅発行の料金補充券(料補)による、いさぶろう号指定券です。

   (←クリックすると大きく表示されます)

夏休み期間中ではありましたが、当日の早朝に照会してもらったところ空席があったので乗車することとなりました。
この指定券を購入した駅はマルスが配置された比較的規模の大きな拠点駅ですが、だめ元で料補での発券をお願いしたところ、すんなりと発券していただきました。
発券に際しては、一旦指ノミ券で座席を確保し、その内容を料補へ転写していたようです。


いさぶろう号は肥薩線人吉駅~吉松駅間を走る観光列車です。

人吉駅~吉松駅間は肥薩線の中でも最大の難所で、標高差430.3mという急な山岳路線には、途中、大畑駅と真幸駅2ヶ所のスイッチバックと矢岳駅の雄大なループ線がその険しさを物語っています。
特に、日本三大車窓に数えられる「矢岳越え」は圧巻です。

いさぶろう号とは反対に、吉松駅~人吉駅間を結ぶ観光列車は「しんぺい」号となっています。

  JR九州熊本支社HP:「いさぶろう号・しんぺい号」

因みに、管理人のハンドルネームであります「isaburou_shinpei」は、いうまでもなくこれらの列車の名前から取ったものです。
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さよなら中央線201系H4編成 「ラストラン山梨そして信州へ」

本日、デビュー以来中央線を走り続けた201系電車のH4編成が豊田駅を出発し、長野までの2度と帰ることのない最後の運転をします。


    (201系H4編成)


いままで201系電車が廃車される時、中央東線~篠ノ井線を経由して長野車両センターまで回送されていましたが、今回は今までと違い、全線を廃車回送とはならず、団体企画列車として旅客を乗車させて松本まで運行させ、松本~長野間のみが廃車回送されます。

この列車に乗車するには事前に申込みが必要で、申込者の中から抽選で当選した人のみがチケットを購入できるという企画となっていました。

今回、見事に当選しましたので、最後の乗車を堪能して参りました。
ご紹介いたしますのは、そのチケット各種です。


   


これは、「会員券」というもので、企画旅行の参加券のようなものです。
これ自体、乗車券としての効力はないようですが、キャンセル等の払い戻しをする際には必要なものらしいです。


   


次は、乗車用のバウチャー券で、列車に乗車する際の整理券となります。

この列車は号車指定制の全席自由席というもので、車両だけは定員制で指定されますが、車両の中ではどの席に着席しても良い自由席という設定です。そのため、指定の号車だけが記載されています。
券面にあるとおり、4号車の指定となっております。


   


つぎは食事用のバウチャー券です。
この列車には昼食の弁当が付いており、車内にてこのバウチャー券と引き換えに弁当を貰えるようになっています。


   


次は往路用の乗車票です。

〇契乗車票というもので、団体券を分割した団体乗車票のようなものです。
通常の乗車券とは異なり、途中下車が出来ず、有効期間も当日限りとなっています。


   


こちらは復路用の乗車票です。
往路用と方向が異なるだけで、内容は同じものです。


今回の企画旅行はいままでに運行されたH4編成のさよなら列車とは異なり、片道運行でしかも走行距離200kmを超す長距離の運行となるため、復路については特急列車に乗車できる設定になっていました。


   


こちらが特急列車に乗車するための乗車票です。
特急券と同じようなものと考えればよろしいのではないかと思います。
通常の特急券とはことなりますが、列車名や指定座席番号等、一般のマルス券に準じています。


列車は豊田駅を10:19に出発し、途中、相模湖駅・大月駅(10:38/10:51)・塩山駅(11:13/11:21)・甲府駅(12:24/12:38)・韮崎駅(12:49/12:58)・富士見駅(13:30/13:40)で後続列車を退避しながら一路松本を目指し、終点の松本駅には14:29に到着する予定です。


松本駅到着後は回送列車となって一路長野を目指し、本当の終着駅である長野車両センターでその生涯を閉じることになります。
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土佐電鉄 2片連結式乗車券

拙ブログ6月14日エントリーの「戦後資材不足時の1/2硬券」におきまして、関西さまよりコメントのありました、土佐電鉄安芸線の2片連結式乗車券の廃札券が手元にありましたのでご紹介いたします。


   


一見すると往復乗車券のようですが、良く見ると左右の券片の内容が同一となっています。
土佐電鉄では、昭和40年代にこのようなA型硬券を1/2に分割した2片連結式乗車券が発行されていました。

当然ながら、昭和40年代ともなればもはや資材不足という時代ではなく、関西さまが仰せのように「習慣」だったのか、そのような様式が規則として存在していたのかわかりませんが、奇跡的にこのような形の硬券が残されていました。


手元には他に「2等」という等級が印刷されている時代のものもあり、また、それと運賃額が著しく違うことから、この券はモノクラス化された昭和44年以降に印刷された可能性があります。


   


裏面です。
「イ」と「ロ」という符号がついていて、2つの券片を区別しています。左側の券番が3222イ番、右側の券番が3222ロ番とでも言うのでしょうか?


土佐電鉄安芸線は1974(昭和49)年4月に廃止されてしまっていますが、2片連結式乗車券は廃止時まで発売されていたのでしょうか?
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戦後資材不足時の1/2硬券 (~その2)

前回エントリーさせていただきました、「戦後資材不足時の1/2硬券」におきまして、菅沼天虎さまと関西さまよりコメントを頂きました。

菅沼天虎さまのコメントでは、1/2硬券にある、「い」「ろ」の符号が在るか無いかということでした。答えはわかりません。

    

裏面を見ますと、2905という券番は確認できますが、符号は見当たりません。
このような符号は大抵真ん中もしくは若干真ん中より下に印刷されているのが普通であり、パンチで切れてしまうような場所にはないでしょう。

    

若干拡大して表面を改めて見てみましても、符号は見当たりません。

菅沼天虎さまが仰せのように、小児断線の「大村」と「小」の文字の間にあったものが切り落とされてしまった可能性が否定できません。しかし、発行箇所名の印刷もありませんし、そのようなものは省略されていた(或いは当初から無かった)可能性もあります。


ちなみに、JTB発行の「国鉄乗車券類大事典」によりますと、このような硬券の正式な名称は「2片連結式乗車券」というようです。


この記事は、菅沼天虎さまのブログ「菅沼天虎の紙屑談義」6月16日エントリーの「1/2常備片道乗車券の券番」にトラックバックさせていただきました。
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戦後資材不足時の1/2硬券

まだ終戦後の資材不足が深刻であった、運輸通信省時代の昭和24年5月に諫早駅で発行された、大村ゆきの硬券乗車券です。

   


一見すると往復乗車券の往路用片に見えますが、これは片道乗車券です。


当時、資材不足に対応するため、B型硬券を往復乗車券状に2分割の状態で印刷し、それぞれ切り離して発売されました。
通常、往復乗車券では往路用に運賃の記載はありませんが、この券には運賃記載があることが往復乗車券との大きな違いです。

この券は鉄道省地紋(GJRてつだうしゃう)となっており、鉄道省時代もしくは、昭和18年11月以降の運輸通信省時代になってから印刷されたものですが、発行日の末尾がはっきり特定できませんが、「24.-5.2x」と読み取れることから、運輸通信省時代に発行されたことがわかります。


これから約1週間後の昭和24年6月1日には日本国有鉄道(国鉄)が発足していますので、鉄道省様式券としては末期のものとなります。
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京葉線全線開業20周年記念 記念乗車証

本年3月10日、京葉線は全線開業から20周年を迎え、千葉支社ではこれを記念してD型硬券による記念乗車証を配布しました。

   

「□東」の表記が乗車券類を彷彿させる出で立ちで、209系電車と205系電車が描かれ、その間には全駅の路線図が入っています。

   

裏面です。
裏面には京葉線が全線開業20周年を迎えたことのあいさつ文が印刷されています。

券番は0020で一瞬「やった!!」と思わせるようなものですが、どうやらすべての券の券番が0020だったようです。


特筆すべきは地紋で、  (←クリックすると、大きく表示されます。) よくよく見ると地紋の中に各駅名が盛り込まれているオリジナル地紋です。
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松本電鉄 波田駅発行 特別補充券

松本電鉄波田駅発行の特別補充券です。


   


補片・補往はBJR地紋ですが、こちらはALPICO地紋となっています。

発行箇所名に「〇出」と記載されていることから、出札補充券として設備されているようです。


   


裏面のご案内文です。

「旅客鉄道会社各駅」の記述があることから、JR化後に印刷されたさほど古い券ではないと思われます。
しかし、九大学研都市駅の記述がないのは許容範囲(?)だと思いますが、国鉄時代の昭和60年4月に廃止された香月線香月駅が北九州市内の駅に含まれない記述が残っていたり、昭和61年7月に開業した下山門駅が福岡市内の駅に含まれない記述が入っていなかったりしています。

また、福岡市内の駅に含まれない駅である姪浜駅が浜駅とミス印刷されてしまっています。
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