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ジェイアールバス関東 草津温泉駅発行 東京山手線内ゆき 片道連絡乗車券 ~その2

前回エントリーで、ジェイアールバス関東の草津温泉駅で発行された、東京山手線内ゆきの、乗継券の付いた片道連絡乗車券を御紹介いたしましたが、その数ヶ月後には、様式が変更されていましたので御紹介いたしましょう。


   

前回御紹介した券が発行されてから5ヶ月後の1991(平成3)年3月に、ジェイアールバス関東志賀草津高原線の「◯簡」草津温泉駅で発行された、長野原(現・長野原草津口)駅接続、JR東日本線東京山手線内ゆきの片道連絡乗車券です。
青色JRE地紋のA型一般式大人・小児用券で、東京印刷場で調製されたものです。
通常の鉄道の長距離用乗車券と同じ様式ですが、自動車線と乗り継ぎになっているため、有効日は1日追加されて3日間になります。

裏面です。


   

券番と東京山手線内各駅下車前途無効の文言の他、自動車線内下車前途無効の文言があります。

前回御紹介いたしましたような従来の券には乗継券が付けられていましたが、バスを降りて鉄道に乗換える際、乗継券を回収することはありませんでしたので、特殊な様式を止め、一般的な様式に変更されたものと思われます。
尤も、乗継券は他バス業者との共同運行の際の会社間の運賃精算用に使用されていたようですが、草津温泉駅~長野原駅間はジェイアールバス関東だけで運行されていますので、乗継券付きでなくても問題はないと思われます。

本年も拙ブログをご贔屓下さいましてありがとうございました。本年の更新は今回で終了させていただきます。来年もまたご贔屓のほど、よろしくお願いいたします。
良いお年をお迎え下さい。                       管理人:isaburou_shinpei

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ジェイアールバス関東 草津温泉駅発行 東京山手線内ゆき 片道連絡乗車券 ~その1

1990(平成2)年10月に、ジェイアールバス関東志賀草津高原線の「◯簡」草津温泉駅で発行された、長野原(現・長野原草津口)駅接続のJR東日本線東京山手線内ゆきの片道連絡乗車券です。


   

青色JRE地紋のA型相互式大人・小児用のバス乗継券が付けられている様式で、東京印刷場で調製されたものです。


   

裏面です。
券番の他、自動車線内下車前途無効である旨と、東京山手線内各駅では下車前途無効である旨が記載されており、表面にはスペースの関係で記載出来なかった発行駅名が記載されています。

年の瀬を迎え、温泉地で年末年始を過ごす方も多いかと思います。管理人は年末年始は家に居るのが殆どですが、定年を迎えたら、そんなこともしてみたいと思うこの頃です。

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札幌駅発行 苗穂・桑園・琴似駅ゆき 片道乗車券

1969(昭和44)年5月に、札幌駅の券売機で発行された、苗穂・桑園・琴似駅ゆきの片道乗車券です。


   

桃色こくてつKOKUTETSU特殊発行用地紋のA型矢印式券になります。
まだ、等級制時代の券売機券で、同駅ではまだ試験的に導入された時のものと思われます。

当時の券売機はロール紙を送るローラーがきつめであったのか、この頃に発券された券売機券を見ますと、紙送りーローラーの跡がくっきりと残っているものが散見されました。


   

見づらいですが、この券についても、発行日の左側と券番の右側に、紙送りローラーの跡がくっきりと残っています。

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JR東日本 白河駅発行 普通入場券

2024(令和6)年12月に、JR東日本東北本線の白河駅で発行された普通入場券です。


   

青色JRE地紋の特殊共通券用紙に印字されたもので、窓口のマルス端末で発券されたものです。

最近、同社の改札用スタンパーは入鋏日付の入っていないタイプのものが出ており、御紹介の券はそのタイプのスタンパーが入れられています。
JR九州のように、金額式券を発券する際にスタンパーの日付が発行日という使用方法は想定されていませんし、話題になった「青春18きっぷ」に使用する日の日付を入れる必要もなくなりましたので、このようなタイプが「省力化」なのだろうと思います。
尤も、昔の鋏痕を入れる改札パンチには日付を入れる機能はありませんでしたから、これで良いのでしょう。

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JR東日本 葛西臨海公園駅発行 普通入場券

1,989(平成元)年8月に、JR京葉線の葛西臨海公園駅で発行された普通入場券です。

   

白色無地紋のB型大人・小児用券で、東京印刷場で調整されたものです。

京葉線は国鉄末期に開業していますが、開業時には硬券を常時取り扱った駅はなく、券売機は窓口端末券のみしか発売されていませんでしたが、JR化後に千葉支社管内の駅で硬券の入場券が再登場した時期があって、同駅も設備されてたようです。

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JR東日本 新浦安駅発行 葛西臨海公園駅まで 往復乗車券

2005(平成17)年9月に、JR東日本京葉線の新浦安駅で発行された、葛西臨海公園駅までの往復乗車券です。

   

青色JRE地紋の周遊券サイズの常備券になります。
どのような経緯でこのような券が設備されていたのかは存じ上げませんが、当時、観光客の往復での需要が多かったためと聞いたことはありますが、定かではありません。
同社では硬券廃止後においても、簡易委託駅に於いて「〇ム」扱いの常備式の往復乗車券が発売されておりましたが、この時代になっても、新浦安駅のように首都圏内の駅で常備式の往復乗車券が発売されている例は大変珍しい存在でした。

JR東日本を含めたJR旅客6社は今月の2日に、「Suica」など交通系ICカードやネット予約システムの普及によって販売枚数(需要)が減っていることを理由として、往復乗車券と連続乗車券の発売を2026年3月に終了すると発表しています。そして同時に、長距離だと運賃が1割引きになる「往復割引」も終了するとしています。 
今に紙のきっぷは無くなる時代であることは明白ですが、ついに「そういう時代」が来る時期になってきているようです。

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京王帝都電鉄 吉祥寺駅発行 西永福駅ゆき 片道乗車券

現在の京王電鉄井の頭線は、帝都電鉄という会社によって開業し、小田急電鉄・東京急行電鉄を名乗る時代を経て、戦後の1948(昭和23)年6月に、京王帝都電鉄(現・京王電鉄)という会社として再スタートします。


   

1955(昭和30)年9月に、京王帝都電鉄井の頭線の吉祥寺駅で発行された、西永福駅ゆきの片道乗車券です。桃色PJRてつどう地紋のB型一般式大人・小児用券で、山口証券印刷で調製されたものと思われます。


   

裏面です。券番の他に循環符号と思われる「い」の文字があります。

同社の乗車券は自社地紋が使用されていましたが、自社地紋の券は1959(昭和34)年頃に登場したようで、それまではPJRてつどう地紋が使用されていました。

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東京急行電鉄 吉祥寺駅発行 高井戸駅ゆき片道乗車券

前回エントリーで小田急電鉄時代の京王井の頭線吉祥寺駅で発行された乗車券を御紹介いたしました。しかし、同線が小田急電鉄帝都線として営業された期間はわずか2年しかなく、その後は「大東急」と呼ばれた東京急行電鉄の路線になります。


   

小田急電鉄から東京急行電鉄に移管された後の、1944(昭和19)年8月に、東京急行電鉄時代の吉祥寺駅で発行された、高井戸駅ゆきの片道乗車券です。地紋がはっきりしませんが、B型矢印式の大人・小児用券で、小田急電鉄時代の様式が踏襲されています。


   

裏面です。券番の他、会社名である「東京急行電鉄」の表記があります。
発行駅名の記載がありませんので、東京急行電鉄時代の券には発行駅名の記載は無かった可能性があります。また、入鋏痕が帝都電鉄や小田急電鉄時代のものとは異なっておりますが、入鋏末期のものとそれらの時代の鋏痕は同じでしたので、この時代には何らかの都合で違う鋏痕が使用されていた可能性があります。

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小田急電鉄 吉祥寺駅発行 久我山・高井戸駅間ゆき片道乗車券

このところ多忙でありましたため、前回エントリーから更新の間隔がだいぶ開いてしまいました

前回エントリーで、京王電鉄井の頭線の前身である帝都電鉄時代の吉祥寺駅で発行された乗車券を御紹介いたしましたので、今回は一つ時代があとの乗車券を御紹介いたしましょう。


   

1942(昭和17)年10月に、小田急電鉄帝都線(現・京王電鉄井の頭線)の吉祥寺駅で発行された、久我山・高井戸駅間ゆきの片道乗車券です。
桃色PJRてつだう地紋のB型矢印式大人・小児用券で、当時の小田急電鉄でよく見られた様式です。
当時の同社普通乗車券は「通用発売日共2日」となっており、途中下車も出来たようです。


   

裏面です。券番の他、会社名である「小田急」と発行駅名、「共通区間内下車前途無効」の文言があります。
共通区間内下車前途無効とありますので、途中の井ノ頭公園(現・井の頭公園)駅・三鷹台駅での途中下車は可能ですが、「共通区間」である久我山駅および富士見ヶ丘駅については途中下車をすると前途無効になるということになります。

帝都電鉄は1940(昭和15)年5月に小田急電鉄に合併し、同線は小田急電鉄の路線になっていますが、その2年後の1942(昭和17)年5月には陸上交通事業調整法によって京浜電気鉄道(現・京急電鉄)と共に東京横浜電鉄(現・東急電鉄)に吸収合併され、「大東急」と呼ばれた東京急行電鉄株式会社の路線になり、路線名が帝都線から井の頭線に改称されています。

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帝都電鉄 吉祥寺駅発行 井ノ頭公園・久我山駅間ゆき 片道乗車券

1939(昭和14)年7月に、帝都電鉄(現・京王電鉄井の頭線)の吉祥寺駅で発行された、井ノ頭公園・久我山駅間ゆきの片道乗車券です。


   

桃色PJRてつだう地紋のA型矢印式大人・小児用券になっています。


   

裏面です。券番の他、「帝都電鐵」という社名と発行駅名が印刷されています。


着駅である井ノ頭公園(現・井の頭公園)駅は、1933(昭和8)年の帝都電鉄開業時に終着駅の井之頭公園駅として開業した駅で、当時は同駅から吉祥寺駅までの区間は開通していませんでしたが、翌1934(昭和9)年には吉祥寺駅までの区間が延伸開業し、全線開業したことに伴い、途中駅になっています。
同駅は井之頭公園駅として開業していますが、昭和30年代中頃に現在の駅名に改称されています。
御紹介の券は「井頭公園」駅と表記されていますが、当時の駅名は「井頭公園」駅が正当であり、券面スペースの都合等の何らかの理由によって表記を変更させているものと思われます。

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