JR北海道 札幌駅発行 吉祥寺ゆき片道乗車券

本年10月に札幌駅で発行された、中央本線吉祥寺ゆきの片道乗車券です。


   


青色JR北地紋のマルス券です。

経由は札幌~(函館本線)~白石~(千歳線)~沼ノ端~(室蘭本線)~長万部~(函館本線)~五稜郭~(江差線)~木古内~(海峡線)~中小国~(津軽線)~青森~(奥羽本線)~新青森~(東北新幹線)~東京~(東北本線)~神田~(中央本線)~吉祥寺という経路になっています。東京以降の経由については字数オーバーによって印字されないため、マルス画面の指示によって手書きで「中央」と追記されます。

しかし、旅客営業規則70条の適用によって運賃計算は東京駅経由とはなっていないため、東京駅で途中下車をするために自動改札機に券を投入すると、自動改札機は「経路外乗車」を理由にゲートが閉まってしまいますので、有人改札から出場することになります。


来年3月になりますと北海道新幹線が開業し、江差線の五稜郭~木古内間については廃止が決定されており、道南いさりび鉄道に経営移管される予定です。また、海峡線については架線電圧が交流25,000 V・50 Hzに昇圧され、特急「白鳥」・「スーパー白鳥」、急行「はまなす」、臨時寝台特急「カシオペア」が廃止され、同線を運行する在来線優等列車についてはすべて消滅し、旅客列車は新幹線のみの運行形態になります。

恐らく、来年の鉄道の話題の中で、一番大きな出来事となることでしょう。


今回のエントリーを以ちまして、本年の更新は終了させていただきます。本年中は拙ブログに御訪問くださいまして、ありがとうございました。
来年もどうぞ御贔屓くださいますよう、よろしくお願いいたします。
皆様、どうぞ良いお年をお迎えくださいませ。

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津軽鉄道 金木駅発行 陸奥鶴田ゆき連絡乗車券

平成27年10月に津軽鉄道金木駅で発行された、津軽五所川原駅接続、JR五能線陸奥鶴田ゆきの片道連絡乗車券です。


   


青色TTDてつどう地紋の補充片道乗車券で、日本交通印刷で調製されたものです。発行日欄が昭和から平成に訂正されたもので、少なくとも設備されてから30年近くが経過しているものと思われます。

同駅では五能線(鯵ヶ沢~藤崎間)・奥羽本線(碇ヶ関、大鰐温泉、弘前、川部、浪岡、津軽新城、新青森、青森)までの連絡乗車券を発売することができ、前回エントリーの青森駅や弘前駅などの主要駅着の乗車券については硬券の常備券が設備されていますが、あまり需要のない駅については補充券での発券となります。


   


裏面です。

まだ国鉄時代に設備されたものと思われ、「国鉄線各駅」の表記と、香月線香月駅の表記が見受けられます。

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津軽鉄道 金木駅発行青森ゆき連絡乗車券

平成27年10月に津軽鉄道金木駅で発行された、津軽五所川原(五所川原)駅接続の青森ゆき片道連絡乗車券です。


   


桃色BJRてつどうじどうしゃ地紋のA型一般式大人・小児用券で、日本交通印刷で調製されたものです。
連絡乗車券ではありますが、接続駅である津軽五所川原(五所川原)駅が「経由」として記載されていないのは、もしかするとミス券なのかもしれません。
図示いたしませんが、券番は5827番となっており、それなりの発売実績があるようですが、運賃改定印で運賃訂正されています。

金木駅には太宰治ゆかりの斜陽館がある観光地ですので、青森までの需要が多いものと思われますが、連絡運輸の意味がだんだん薄れてきている現在において、5800枚以上も発売実績があがるほど、一般的な旅客が青森までの連絡乗車券をあたりまえのように買い求めるのか、少々疑問が残ります。

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辰野駅発行 松本から100kmまでの急行券

昭和58年8月に辰野駅で発行された、松本から100kmまでの急行券です。


   


桃色こくてつ地紋のA型大人・小児用券で、民間印刷場で調製されたもので、松本駅乗車用として設備されていたものです。
辰野駅で発行されていた硬券類はかつては新潟印刷場で調製されたものが使用されていましたが、国鉄合理化による新潟印刷場の閉鎖により民間印刷券に切り替えられています。


この約1か月前の昭和58年7月、塩嶺トンネル開通によって塩嶺ルートが開業し、いままで辰野を経由していた中央本線の優等列車は新ルートに転換され、辰野経由の旧線は「大八廻り」と呼ばれる辰野支線というローカル線になってしまいました。。

この券が発券された頃は新宿~松本を結ぶ特急・急行列車は辰野経由ではなくなっていますので、急行券の発券実績は大きく減少していたものと思われますが、飯田線に入る急行「こまがね」と夜行急行「アルプス」だけは辰野駅を経由していましたので、他に辰野乗車分の急行券の設備もありました。

急行列車の救済列車として快速「みすず」が飯田線飯田駅から岡谷・松本を経由して長野まで運転されておりましたので、この券は快速「みすず」で一旦松本まで行った旅客が甲府方面に戻るときや中央西線中津川方面、篠ノ井線経由で長野・直江津方面へ行く旅客のために設備されていたものと思われます。

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津軽鉄道 第1種車内補充券に小変化

出札補充券が廃止されて久しい津軽鉄道ですが、最近出札補充券に代用されている第1種車内補充券に変化があることに気づきました。


   


平成22年4月に第3列車車内で発行されたものです。
橙色BJRてつどうじどうしゃ地紋の券で、ノーカーボン仕様ではなく、カーボンを挟んで記入する様式です。

車内補充券としては珍しく発行日記入欄に年号まで記載するようになっています。発行された列車名を記入する欄がありますが、同社の入鋏式車内補充券もそうですが、車掌区(乗務員区)名の記載はありません。


   


2枚目は、本年10月に津軽五所川原駅で出札補充券代用として発券されたものです。カーボンを挟む様式等、従来のものとあまり違いはありませんが、列車名を記載する欄の下に、駅で発行した際に発行駅名の記載をする欄が追記されています。

他に、字体が若干丸っこくなって日本交通印刷の最近の字体になっており、人員欄の大人と小児の文字がセンターに寄せられています。


   


新券の裏面です。

ご案内文の字体も従来のものより丸っこい字体に改められていますが、相変わらず東京山手線内の記載等、実態的なものになっていません。

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札幌駅発行 滝川ゆき 乗車券・急行券 連綴券

昭和50年9月に札幌駅で発行された、滝川ゆきの乗車券と急行券の連綴券です。


   


青色こくてつ地紋のA型大人専用券で、札幌印刷場で調製されたものです。発行された時期は異なりますが、前回エントリーの滝川から札幌ゆきの乗車券・急行券の連綴券の同区間逆方面の券になります。


国鉄末期の札幌印刷場の乗車券と急行券の連綴券は前回エントリーで御紹介いたしましたようなD型の大人・小児用券でしたが、昭和50年当時の様式はA型の大人専用券となっていました。

大人専用券ということは小児専用券も存在したかもしれませんが、私はA型時代のものは見たことありません。存在はしたものと推測いたしますが、小児用は発行枚数が大人用と比べればかなり少ないですから、乗車券と急行券を別々に発行して対応していた可能性も濃厚です。


D型の連綴券には小児断片があるために小児用としても発売できますのが、もしかすると、小児用としても連綴券を発行することができるよう、小児断片のスペースを確保するためにD型に様式変更されたのかもしれません。

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滝川駅発行 札幌ゆき 乗車券・急行券 連綴券

昭和55年1月に滝川駅で発行された、札幌ゆきの乗車券・急行券の連綴券です。


   


青色こくてつ地紋のD型大人・小児用連綴券で、札幌印刷場で調製されたものです。

現在では同区間を「スーパーカムイ」などの特急列車が頻繁に運転されていますが、当時は特急列車の他、「狩勝」などの急行列車も運転されていました。札幌から営業キロ83.5kmという距離は特急列車では勿体なく、急行列車を選択するのに程良い距離で、札幌までの急行列車の需要はかなりあったものと容易に想像できますので、出札業務の手間を省くため、大・中規模の駅には乗車券と急行券の2枚を1枚にまとめた連綴券が設備されていたと思われます。


東京駅のような例外がありますが、菅沼式のダッチングは比較的大規模の駅では早めに姿を消してしまったことが原因なのでしょうか、菅沼式ダッチングが捺された連綴券はあまり私のコレクションの中にはありません。

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JR東日本 指定席券売機に変化

先日JR東日本品川駅の指定席券売機を何気なく見ていたのですが、何か、自分の知っているいつもの機械と違うのです。


   


どこに違和感があるのかと考えましたところ、一番上の電光表示が3色に切り替わっているのです。


   


「VF-7」という機器の前でカメラを構えて撮ってみました。だいたい20秒くらいの間隔で3色の画面に変わります。

一番左が一般的な表示で、真ん中は黄色地に「回数券の座席指定」、「お持ちの回数券を券売機のきっぷ挿入口へ!」と表示されます。
右側は赤色地に「新幹線自由席・指定席」と表示されます。


いつからこのようになったのか不明ですし、他の駅ではまだ確認できていません。

今後、各駅の券売機もこのようになるのでしょうか?

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JR北海道 芦別駅普通入場券

平成6年8月にJR根室本線芦別駅で発行された、普通入場券です。


   


白色B型無地紋の大人・小児用券で、札幌印刷場で調製されたものです。

JR北海道の普通入場券は国鉄時代のものと様式は変わりませんが、左上に「口北」の符号が追加されており、国鉄時代のものと判別することができます。

また、小児断片に「綴じ穴」が開いていませんが、札幌印刷場では国鉄末期から穴のない券が出始め、民営化後の券では綴じ穴のあるものはないように思います。


かつて、芦別駅を最寄り駅とする観光施設で、全国のテーマパークブームによって赤毛のアンをテーマとする「カナディアンワールド」という公園がありましたが、テーマパークブームの終焉と駅からバスで30分ほどの距離であることなどにより来園者数が伸び悩んで閉園し、現在では芦別市営カナディアンワールド公園という無料の公園になっているようです。
この券は、当時家族でカナディアンワールドへ行った際に購入したものですが、確かに観光施設の最寄り駅というには程遠い感じがしていました。


芦別駅はかつて三井芦別鉄道という旅客営業も行っていた炭鉱鉄道が接続していましたが、同鉄道は平成元年に廃止されてJRのみの駅となり、来年3月のダイヤ改正にて無人化されることになっています。

 [ 追記 ]
その後平成28年2月19日付けにて、JR北海道は芦別駅の駅業務を芦別市に委託する業務委託駅化に方針を変更したことを正式にプレスリリースしています。

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JR東日本 ヤナバスキー場前駅発行 北大町・南大町間ゆき片道乗車券

平成15年1月に大糸線のヤナバスキー場前駅で発行された、北大町・南大町間ゆきの片道乗車券です。


   


桃色JRE地紋のA型一般式大人専用千切り券です。管理駅である、信濃大町駅発行となっています。


ヤナバスキー場前駅はヤナバスキー場の最寄り駅で、スキーシーズンの12月から翌年の3月までの期間限定で営業する臨時駅で、駅に隣接する駅舎でJRから受託しているスキー場職員によって乗車券の発売が行われ、職員不在時にはスキー場内のリフト券売場で発売していました。

今年もスキーのシーズンが訪れましたが、今年は乗車券の発売は行われるのでしょうか?

ちなみに、かつて駅名のローマ字表記は「YANABASKIJOMAE」ですが、5年くらい前から「Yanaba Skiing Ground」に変わっています。これは外国人対策なのでしょうかね?

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