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新京成電鉄 松戸駅発行普通入場券

2025(令和7)年3月に、新京成電鉄松戸駅で発行された普通入場券です。


   

桃色PJRてつどう地紋のA型券売機券です。
首都圏の私鉄各社でよく見かける、金額式券の着駅部分が「入場券」となっている様式です。ただし、同社では金額式券同様に「有効」の文字を「通用」として記載するようになっており、「発売当日1回限り通用」という文言になっている特徴があります。
また、同社では入場料金には小児料金の設定がありませんでしたため、発売額は170円とだけ記載されており、小児料金の記載はありません。

同社では入場券の発売は券売機でおこなわれておりましたが、通常、券売機には入場券の口座ボタンは表示されておらず、購入する場合には駅掛員が操作のうえ、入場券ボタンを表示しなければ購入することが出来ませんでした。

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小田急電鉄 伊勢原駅発行 小児専用入場券

1978(昭和53)年4月に、小田急電鉄小田原線の伊勢原駅で発行された、小児用普通入場券です。


   

白色無地紋のB型小児専用券で、井口印刷で調製されたものと思われます。


   

裏面です。券番の他、循環番号および発行駅名が記載されています。


同社ではかつて、全駅で硬券の入場券が発売されておりましたが、小児専用券が設備されていた駅は比較的少なく、大抵の駅では大人・小児用券のみでした。
ターミナル駅でも小児専用券が設備されていた例は多くなく、同駅がどのような理由で小児専用券を設備していたのかは不明です。

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西武鉄道 西武立川駅発行 普通入場券

1986(昭和61)年9月に、西武鉄道拝島線の西武立川駅で発行された普通入場券です。


   

白色無地紋のB型大人・小児用券になっています。

御紹介の券は同社の初乗り区間が90円の時代のもので、当時、同社には券売機が導入されていない駅が都内も含めてかなり存在しており、同駅もその中の1駅でした。
御紹介の普通入場券の他、自社完結の乗車券や国鉄(現・JR)との連絡乗車券についてもすべて硬券もしくは補充券を使用して窓口発売が行われていました。


   

裏面です。券番の他、発行駅名の記載があります。

同社では、本年3月25日火曜日以降順次、一部の駅において駅係員による遠隔対応駅(インターホンで案内する駅)へと体制を変更しています。
体制が変更される駅とその実施日は、25日火曜日に拝島線の東大和市・武蔵砂川・西武立川の3駅および国分寺線の鷹の台・恋ヶ窪の2駅、27日木曜日に新宿線の新狭山・南大塚の2駅、4月1日火曜日に池袋線の西所沢・狭山ヶ丘の2駅およおび狭山線の下山口・西武球場前の2駅の全11駅というもので、都内で5駅あるほか、西武球場前駅といったイベント輸送時に混雑する駅も含まれています。
御紹介の西武立川駅も今回の無人化駅の1駅で、すでに3月25日に無人化されています。

遠隔対応となる各駅では、駅係員による乗車券類の発売・精算などの窓口業務を終了し、必要に応じて対象駅または近隣駅の係員が対応することになります。
また、PASMOやSuicaなどの交通系ICカードは、残額不足等で精算または入出場が出来ない場合は、自動券売機等でチャージ(積増し)をしますが、残高不足以外で入出場できない場合は、インターホンでの対応になります。
また、対象の各駅では、特急券・座席指定券の発売も終了することになります。

大手私鉄において、東武鉄道の大師前駅のように施設の性質上無人化しても問題ない駅を除き、都内の駅で無人化されることは比較的珍しいことで、しかも、都内ではないにしろ、池袋線や新宿線といった幹線の駅までも無人化されるということは、それだけ乗車券の発売や出改札の業務が、駅専属の駅員不在になっても可能になったというこおとであり、ますます乗車券システムの変革が進むことの第一歩のような気がします。

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小田急電鉄 参宮橋駅発行 普通入場券

前回エントリーで小田急電鉄小田原線の参宮橋駅で発行された、シンコー印刷で調製された90円区間ゆきの片道乗車券を御紹介いたしましたので、今回は普通入場券を御紹介したいと思います。


   

1986(昭和61)年1月に同駅で発行された普通入場券です。B型白色無地紋の大人・小児用券で、シンコー印刷で調製されたものです。
同駅の普通入場券はなぜか赤一条の線が入っており、「通用発売当日1回限り」という文言があったりと、他駅のものとは違った雰囲気を醸していました。
当時、下津井電鉄等の私鉄事業者がシンコー印刷で調製された普通入場券を発売していましたが、雰囲気が当時の「それ」によく似ています。


   

裏面です。券番の他、発行駅名が印刷されています。

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東武鉄道 新髙徳駅発行 普通入場券

1986(昭和61)年8月に、東武鉄道鬼怒川線の新髙徳駅で発行された普通入場券です。


   

黄褐色TRCとぶてつ自社地紋のB型大人専用券で、東武鉄道系列の足利印刷で調製されたものです。

同社の普通入場券は大人専用券と小児専用券の2種が設定されていて、硬券の普通入場券を取り扱っている駅であれば、必ず双方が設備されていました。


   

裏面です。券番の他、社名および発行駅名が印刷されています。

同駅は、現在では特急が停車する駅になっていますが、この券が発行された当時は各駅停車しか停車しない小さな駅で、券売機は無く、乗車券はすべて窓口で発売しており、常備券は硬券で発売されている駅でした。

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福井鉄道 越前武生駅発行 普通入場券

2015(平成27)年10月に、福井鉄道福武線の越前武生(現・たけふ新)駅で発行された普通入場券です。


   

福井鉄道自社地紋のA型券で、窓口端末で発券されたものです。

同駅は1924(大正13)年に同社の前身である福武電気鉄道の武生新駅として開業し、1945(昭和20)年に同社と鯖浦電気鉄道が合併して福井鉄道になった際に福井鉄道の駅になっています。

その後、武生市が合併によって越前市になったことから、2010(平成22)年に越前武生駅に改称されましたが、北陸新幹線敦賀延伸の際に新幹線単独駅である越前たけふ駅の開業に伴い、読み方が同じ駅が別々にあるということから混乱を招くと判断され、2023(令和5)年に越前市と福井鉄道が協議の上で再度駅名改称が行われ、現在のたけふ新駅になっています。

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別府鉄道 別府港駅発行 普通入場券

今からちょうど43年前の1981(昭和56)年2月6日に別府鉄道の別府港駅で発行された普通入場券です。


   

白色無地紋のB型大人専用券で、日本交通印刷で調製されたものです。

別府鉄道(べっぷではなく、べふ)は、かつて 兵庫県加古川市にあった鉄道路線で、御紹介の別府港駅から国鉄高砂線(廃線)の野口駅に至る野口線と、国鉄山陽本線の土山駅に至る土山線の2路線がありましたが、それぞれ営業キロが3.7kmと4.1kmと短い路線でした。もともと 別府港にある多木製肥所(現・多木化学)で製造された化学肥料や製鉄化学工業(現・住友精化)の製品を輸送するために開業していますが、野口線の貨物輸送は早々と終了し、土山線が貨物輸送主体だったようです。
1984(昭和59)年1月末日の営業を以て鉄道事業から撤退し、その後はタクシーや貸切バスの事業者として営業継続していましたが、現在は旅客輸送については他事業者へ譲渡して旅客輸送事業から完全撤退し、不動産管理事業者として事業を継続しているようです。

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秩父鉄道 寄居駅発行 普通入場券

2011(平成23)年5月に秩父鉄道秩父本線の寄居駅で発行された普通入場券です。


   

白色無地紋のB型大人・小児用券で、山口証券印刷で調製されたものです。

同駅は秩父鉄道の他、JR東日本八高線と東武鉄道東上線の共同使用駅になっておりますが、秩父鉄道が管理していますので、普通入場券は駅の管理事業者である同社だけが発売しています。


   

裏面です。券番の他、発行駅名が印刷されています。

同社の普通入場券は大人・小児用券の1種類が通常発売の様式になっておりますが、ほぼ観光記念やコレクション用として発売されているようです。最近の同社硬券では、小児用として発売した際に切断した断片を、売上書類として添付するために綴じる穴が小児断片にありませんが、さほど問題はないように思われます。

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南海電鉄 和歌山市駅発行 入場券

2010(平成22)年10月に南海電鉄本線の和歌山市駅で発行された入場券です。


   

白色A型駅名記入式千切り軟券で、発売時に丸い点線部分に日付印を捺印のうえ発行されます。
当時の和歌山市駅は同社とJR西日本が一つの改札の中にある共同駅のスタイルになっており、出改札業務は南海電鉄が管理していたことから入場券は南海様式のものしかなく、また、当時の同社の入場料金が150円でありましたが、JR西日本の入場料金に合わせた140円という特殊な取扱いになっていたことから、窓口での発売になっていたと記憶しています。


   

こちらは小児専用券です。
同社では大人用の入場券を「第1種」、小児用の入場券を「第2種」として区別しており、大人専用券があるということは、当然小児専用券も設備されていることになります。

御紹介の券は同社の旅客営業規則に掲載されていませんので通常発売用ではないものと考えておりますが、
(入場券の様式)
第199条 入場券の様式は、別に定める場合を除いて次のとおりとする。 
となっており、「別に定める場合」に該当するものとして様式的には現存するものかも知れません。

昔から、同社の入場券は、券売機で発行されたものにしても「入場券」としか記載されておらず、旅客営業規則を見ても「入場券」としか記載されていないことと、定期入場券のようなと特殊な入場券がないことから、「普通入場券」ではなく「入場券」が正式な呼び方であるものと判断し、こちらでは「入場券」と表現いたしました。

昨日2023年8月17日に千葉県の銚子電鉄が南海電鉄2200系車両のうち、車両番号モハ2202号車とモハ2252号車の2両を15日付けで譲渡を受けたことを公表しました。同時に、南海電鉄でも同じ内容が公表されています。
いままであまり無かったことですが、関西地区を走っていた南海の車両が、銚子電鉄で走る姿が見られるようになります。
なかなか関西圏の私鉄をゆっくり堪能できない関東圏の関西私鉄ファンには待ちきれないニュースです。

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北総開発鉄道 千葉ニュータウン中央駅発行 普通入場券

1993(平成5)年8月に、北総開発鉄道(現、北総鉄道)千葉ニュータウン中央駅で発行された普通入場券です。


   

白色無地紋のB型大人専用券で、山口証券印刷で調製されたものと思われます。
同駅は「千葉ニュータウン中央」駅と10文字の長い駅名のため、一行で表記するにはスペースに限界があることから、「ニュータウン」の部分が小さな活字になり、2段書きされています。
乗車券以外にも、同社では同駅を「千葉NT中央」駅と表記することもあるようです。


同駅には北総鉄道北総線と京成電鉄成田空港線(成田スカイアクセス線)が乗り入れておりますが、北総鉄道は京成高砂 駅~小室駅間を第1種鉄道事業者として、小室駅~千葉ニュータウン中央駅~印旛日本医大駅間は千葉ニュータウン鉄道が保有し、線路や施設を保有しない第2種鉄道事業者として運営されています。

また、京成高砂駅~千葉ニュータウン中央駅間は京成電鉄も成田空港線として運営しており、線路は同じですが、2社がそれぞれの路線を運営しているという特殊な区間になっています。

そして、同駅は北総鉄道北総線と京成電鉄成田空港線の共同使用駅になっていますが、駅務は北総鉄道が担当しています。

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