JR東日本 大崎駅発行 りんかい線210円区間ゆき片道乗車券

前回エントリーでJR東日本大崎駅のマルス端末で発行された臨海大井町ゆき片道乗車券を御紹介いたしましたので、今回は券売機で発行された臨海大井町ゆきの片道乗車券を御紹介いたしましょう。


   


大崎駅券売機で発券された、臨海大井町ゆき(りんかい線210円区間)ゆきの片道乗車券です。桃色JRE地紋の券売機券紙で発券されています。


大崎駅のきっぷうりばにはりんかい線専用の券売機が設備されていますが、券紙は業務を委託されているJR東日本が用意したものが使用されており、青色東京臨海高速鉄道地紋の券売機券とはかなり印象が異なります。


同社は大井町と新木場が連絡定期のみ対象の接続駅で普通乗車券での連絡運輸は大崎駅のみであり、りんかい線側からは山手線の大塚~駒込間・中央本線の大久保~高円寺間への連絡乗車券を購入することができますが、JR側からは山手線の五反田~池袋間と赤羽線・東北本線の北赤羽~大宮間・川越線の日進~川越間が発駅の区間に限定されており、連絡運輸の範囲はかなり狭くなっています。

これは東京都が運営する都営地下鉄がJRとの普通乗車券での連絡運輸を実施していないことと、同社が東京都が91%以上出資する第三セクター方式であることに関係しているのかどうかは定かではありませんが、埼京線との相互乗り入れをしている都合上必要な区間だけに絞り、連絡運輸を最小限に留めているような設定のようです。

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JR東日本 大崎駅発行 臨海大井町ゆき片道乗車券

前回エントリーでJR東日本大崎駅で発行された大井町ゆきの片道乗車券を御紹介いたしましたが、この日、同時に経由のちがう券も発券して貰っておりました。


   


こちらも大崎から大井町ゆきの片道乗車券となりますが、全区間をJR線ではなく、りんかい線(東京臨海高速鉄道)を経由した券で、着駅の大井町駅はJR大井町駅と区別するため「臨海大井町」となっています。

大崎駅ではりんかい線の出札業務を東京臨海高速鉄道から委託されているため、JR線が絡まない乗車券をマルス端末で発券することができます。券番が「60153-02」となっておりますように、前回エントリーのJR線経由の乗車券と一括操作で発券することも可能です。

りんかい線経由の乗車券の場合、自動改札非対応の120ミリ券として発行され、経由は印字されません。


本来であればりんかい線専用の券売機がありますので券売機対応となりますが、窓口に誰も並んでいないタイミングを見計らって乗車券をコレクション用に購入したい旨を申し出たところ、断わられることなく発券してもらうことができました。

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JR東日本 大崎駅発行 大井町ゆき片道乗車券

平成28年12月にJR東日本大崎駅で購入した、大井町ゆきの片道乗車券です。


   


青色JRE地紋のマルス券で、乗車経路は大崎~(山手線)~品川~(東海道本線)~大井町という至って一般的なものです。

品川から大井町までは東海道本線の在来線を経由するため、「乗車券」の表題下はアンダーラインではなく、東海道本線在来線の東京~大阪間を経由する「ロロロロ・・・・・・・・」の記号が印字されています。

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IRいしかわ鉄道 駅名式車内乗車券

前回エントリーであいの風とやま鉄道の第一種特別補充券を使用した車内補充券を御紹介いたしましたので、今回はIRいしかわ鉄道の車内乗車券を御紹介いたしましょう。


平成28年9月にIRいしかわ鉄道車内で購入した、金沢から東金沢ゆきの片道乗車券です。


   


水色IRいしかわ鉄道自社地紋のノンカーボン式券で、自社線の他、あいの風とやま鉄道線やJR北陸本線・七尾線、のと鉄道線の主要駅が記載されています。

あいの風とやま鉄道が駅と共通で第一種特別補充券を使用しているのに対し、IRいしかわ鉄道では専用の車内乗車券が設備されており、購入した車掌氏の話では、車掌はこの1種類しか所持していないとのことでした。

あいの風とやま鉄道車両の列車に対し、IRいしかわ鉄道車両の列車は本数が大変少ないため、IRいしかわ鉄道の乗務員が乗務する列車を狙わなければこの券は購入できませんから、タイミングによっては列車を待つ根気が必要になります。私が購入した時は、駅でIRいしかわ鉄道の車内補充券を購入したい旨を聞いたところ、次に来るIRいしかわ鉄道乗務員が乗務する列車が来るのが1時間20分待ちということでしたので、敢えてその列車を待って購入しています。


線内のある駅で見せて頂きましたが、同社では駅用として第一種の特別補充券が設備されていますが、管理が厳重であるということで条件を満たさない発行はNGでした。

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あいの風とやま鉄道 第一種特別補充券

平成28年9月にあいの風とやま鉄道の車両で運行される、IRいしかわ鉄道の列車内で購入した金沢から東金沢ゆきの片道乗車券です。


   


緑色あいの風とやま鉄道自社地紋のノンカーボン式第一種特別補充券で発券されています。

あいの風とやま鉄道では駅の出札窓口と車内で発行する特別補充券は同じ様式のものを使用しており、「駅用」と「車内用」の区別はないようです。車内で発行する場合には発行箇所名は省略して列車名のみを記載し、駅で発行する場合には駅名を記載するとのことでした。


   


裏面です。

同社ではJRとの連絡乗車券については高岡駅接続の場合は氷見線・城端線各駅、富山駅接続の場合は高山本線猪谷~西富山間各駅との連絡運輸を行っていますが、IRいしかわ鉄道線を介した通過連絡運輸になりますとJR旅客鉄道会社6社への乗車券の発売が可能となる区間があることや、有人駅ではJRの急行券類や特別車両券の取扱いも行われているためでしょうか、裏面の「ご案内」はJRに準じたものとなっています。


御紹介の乗車券区間の金沢から東金沢間は発着駅共にIRいしかわ鉄道線内ですが、倶利伽羅駅を境としてあいの風とやま鉄道とIRいしかわ鉄道の列車は相互乗入れをしている運用が殆どで、また乗務員の交代も行われないため、IRいしかわ鉄道線内でもあいの風とやま鉄道の車両であればあいの風とやま鉄道の乗務員が乗務している関係から、このような他社完結の乗車券が発行されることになります。


   


こちらは様式は同じですが、あいの風とやま鉄道線内で購入した、富山から東富山ゆきの自社完結となる片道乗車券です。

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上砂川駅発行 普通入場券 「昨日、悲別で」

昭和61年9月に上砂川駅で発行された普通入場券です。


   


白色無地紋のB型大人・小児用券で、札幌印刷場で調製されたものです。


上砂川駅は北海道空知郡上砂川町にあった駅で、三井鉱山砂川炭礦専用線に接続するために函館本線の砂川駅から分岐していた支線(通称、上砂川支線)の終着駅でしたが、昭和62年に砂川鉱山が閉山すると上砂川支線の需要はほぼ無くなり、JR化後の平成6年5月に上砂川支線は廃止となり、同時に廃駅となっています。


   


裏面です。

購入した時に記念にゴム印を捺して戴いたもので、これは昭和59年3月から放送されて話題となった倉本聰さん脚本のテレビドラマ「昨日、悲別で」のロケ地であったことを記念して作成されたものです。

若い世代の方は御存知ないかと思いますが、「昨日、悲別で」というドラマは、東京と北海道・悲別町が舞台という設定でした。
ダンサーの夢を追いかけて東京に出た主人公の中込竜一(竜)と同級生の小沼ゆかり(おっぱい)と、故郷に残って地元で働いていた若者たちとの心の交流を描いたストーリーで、東京で挫折し、夢途絶えて故郷に戻って来た竜とおっぱいを、悲別の昔の仲間たちが温かく迎え入れ、互いに傷つきながらも共に励ましあい、仲間意識を強めていく青春ドラマでした。
南こうせつ・伊勢正三・山田パンダの3人で結成された「かぐや姫」のヒット曲「22才の別れ」はこのドラマのエンディングです。

「悲別町」という町は空知郡上砂川町を舞台とした架空の町で、ロケは上砂川町内で行われ、上砂川駅は「悲別駅」として頻繁に登場していました。


   


駅舎の入口には、本来の上砂川駅駅名板の下に「悲別駅 昨日、悲別でロケーション駅」という案内板が掲示されていました。


   


また、ホームには本来の駅名板の裏に「かなしべつ」の駅名板が付けられていました。


鉱山が栄えていた頃の上砂川町は16,000人規模の人口を抱える町でしたが、鉱山が閉山する頃には半分以下の6,000人規模にまで人口が激減し、上砂川駅営業末期の1日あたりの乗降客数はわずか10人という危機的な状態であったようです。
上砂川駅では、ドラマ「昨日、悲別で」の人気を利用して、「コラボ」をすることで増収を狙っていたのでしょう。

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JR東日本 改札端末の無効処理

ただ単に私が知らなかっただけかもしれませんが・・・。


   


平成28年12月に実際に使用したマルス券です。三鷹駅の改札にて使用済の乗車券を頂きたい旨を申し出ましたところ、「無効処理をするので穴を開けてしまいますが宜しいですか?」と訊かれました。
使用済券を旅客に渡す場合には磁気情報を破壊するために穴を開けることになっているのがJR東日本・東海・西日本のようですが、西日本のように概算鋏のようなもので穴を開けるところや穴あけパンチで大きな穴を開けるところなど、その対応はまちまちのようです。

この券の場合は、パンチ等で穴を開けるのではなく、改札端末に挿入して磁気情報を消去し、排出された時には自動的に穴が開いていました。


   


穴の部分を拡大してみました。券番「05504-01」の下に、直径1mm程度の小さな穴が開けられているのが確認できます。


このような処理をされたのは初めてですが、これならば穴を開けられても券面に傷が付かないのでコレクション的には問題がなく、歓迎できる処理方法です。今後、この方法が普及するとコレクターとしては有り難いことです。

ただ残念なことに、無効印を余白の部分に捺して貰えなかったので文字が被ってしまっています。

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JR北海道 千歳空港駅発行 普通入場券

前回エントリーにて南千歳駅の硬券入場券を御紹介いたしましたので、改称前である千歳空港駅時代の普通入場券を御紹介いたしましょう。


   


平成元年2月に千歳空港駅で発行された普通入場券です。白色無地紋のB型大人・小児用券で、札幌印刷場で調製されたものです。

当時の同駅は空港接続駅という性格の駅で、駅を降りるとターミナルビルに接続するようなところでした。乗車券の出札口は当時としては斬新なカウンターの形式の造りになっていましたが、窓口の中には大きな乗車券箱が鎮座して硬券が多口座あるといった、実にアンバランスな印象を受けたものです。券売機があったかどうか覚えていませんが、近距離乗車券も窓口で発売しており、旅客案内を兼ねたような出札窓口のような感じでした。


   


同駅には小児用の普通入場券も設備されていました。小児用券が設備されるほど、当時は入場券の需要があったのかもしれません。


前回エントリーで御紹介した南千歳駅の普通入場券を再度アップします。


   


発行箇所名が「A南千歳駅」となっており、この券はA番窓口で発売されたことになります。千歳空港駅の券の発行箇所名を見てみますとこちらも「A千歳空港駅」となっていますので、駅名は改称されたものの、窓口としては同じ箇所で発売されたものと言うことができるかと思います。

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JR北海道 南千歳駅発行 普通入場券

拙ブログ、本年1月5日エントリーにて新千歳空港駅の硬券の普通入場券を御紹介いたしましたので、同駅の開業によって改称された南千歳駅で発行された硬券入場券を御紹介いたしましょう。


   


平成5年10月に南千歳駅で発行された、硬券による普通入場券です。白色無地紋のB型大人・小児用券で、札幌印刷場で調製されたものです。

同駅は新千歳空港駅の開業と同時に空港接続駅としての機能を失っていますが、新千歳空港駅には特急列車が到達しないため、空港利用者は同駅で新千歳空港ゆきの普通列車もしくは快速「エアポート」号への乗換が必要となります。そのような空港利用客の需要があるからでしょうか、もともとは石勝線の信号所を格上げさせた駅でしたが、現在も終日社員配置の直営駅となっています。

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新十津川駅発行 下徳富・南下徳富駅間ゆき片道乗車券

昭和59年7月に札沼線新十津川駅で発行された、下徳富・南下徳富間ゆきの片道乗車券です。


   


桃色こくてつ地紋のB型一般式大人・小児用券で、札幌印刷場で調製されたものです。

この券は新十津川駅からの乗車券となり、当時160円で乗車できる区間は下徳富駅と南下徳富駅の2駅となります。そのため、厳密に言うと着駅表記の「下徳富・南下徳富ゆき」というのは間違いであり、下徳富・南下徳富ゆき」というのが正しいことになります。


現在、この区間は朝の一往復しか列車は走っておらず、国鉄から移管されたJR北海道は、近いうちに廃線にしたい旨の意思表明をしており、地元自治体と廃線についての協議が行われているようです。

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