To be continued.

                   
アイリスの気ままに紡ぐダイアリー

最澄と天台の国宝

2006-04-09 22:58:01 | 美術館・博物館
上野東京国立博物館 平成館 で開催中の

天台宗開宗1200年記念 特別展 最澄と天台の国宝 に行って来ました。

   

天気も回復して、八重桜が咲き出し、上野公園内は凄い人出です。

3月11日(土)~4月16日(日) まで 春の庭園開放 が行なわれています。
まずは、博物館・本館北側の庭園に足を運んでみました。
 
   

   

お茶会が行なわれているようで、和服姿の女性も見受けられました。
ソメイヨシノは葉桜になってしまいましたが、黄緑がかった白い桜や新緑が爽やかです。

そして、平成館へ。
   

入り口からスゴイ混雑で、いっこうに進みません。
先週NHK教育テレビの「新日曜美術館」で紹介されたから、混むだろうなと危惧していたら案の定・・・

あれっ!この番組、4月9日から 司会者が変わる のですね。
はなちゃん、気取りもなく素直で穏やかな話し方が好印象。
山根基世アナとのコンビも良かっただけに残念だなぁー

内容は去年放映したモノの再放送で、会場は京都国立博物館。
展示されている物も少し違っているようです。
こんな人混みのざわついた雰囲気の中で、仏像を鑑賞するのは無理があります。

“地獄絵の名品「六道絵」全十五幅を一堂に展示”というのも楽しみにしていましたが、
隣の人と肩が触れあうほどの混雑ぶりでは、見ていても怖さが感じられません。

テレビでは明るくクローズアップで見せてくれますが、ガラス越しでハッキリしなくて見にくかったし。

  一番印象に残ったのは、

  聖観音菩薩立像 滋賀・延暦寺蔵 重要文化財
                平安時代 12世紀
 
  優しげで穏やかな御顔。
  今にもこちらに向かって歩き出してきそうです。
  眼を開かれ、私を見つめて
  何か、お言葉を発して下さるのでは・・・と。 
  思わず見入ってしまいます。


閉館15分前に、本館を抜けて帰路へ。
すでに本館には人影もなく、静かに佇む仏像たちに、かえって圧倒されました。
 
 

 

マルク・シャガール ラ・フォンテーヌの『寓話』

2006-04-04 23:18:29 | 美術館・博物館
 千葉県佐倉市にある
 川村記念美術館
           行って来ました。
 会期  前期:3/21~5/7
      後期:5/9~6/11
 休館日  月曜日(除 5月1日) 
 開館時間 9:30~17:00
 
 シャガールは大好きー
 でも、今日の目当ては桜かな。


チケットを買って、
薄暗い木立の中を下って行くと・・・

まずは、可憐な姿のスミレやカタクリが
出迎えてくれます。
そして目の前に、広々とした池と満開の桜が!

平日にもかかわらず、
大勢の人がお花見を楽しんでいます。

  


満開を迎えたばかり桜は、まばゆいばかりに光り輝いています。

  
枝垂れ桜も見応え十分。 ピンクの帯が出来ています。



 レストランが満員でしたので
 以前から気になっていた、お茶室へ。
 日本画展示室の奥にあります。

 お抹茶と季節の和菓子(600円)を
 頂きました。 
 和菓子は「山吹」です。

 窓が大きく取られているので、
 ここからも桜が楽しめます。


 17世紀フランスの詩人、ラ・フォンテーヌが著した『寓話』。
 寓話・・・教訓や処世訓・風刺などを、動物や他の事柄に託して語る物語。
      「イソップ物語」など。
 ラ・フォンテーヌの『寓話』は読んだことがないのですが、
 イソップ物語を素にしたモノもあるようで、
 子供の頃に読んだ覚えのある話が沢山あります。

シャガールによる《ラ・フォンテーヌの寓話》の版画、全100点が前期・後期に分けて展示されます。

日本の画家の作品もありました。
先日行き損なった、横浜美術館での「長谷川潔展」。
まさか、ここで出会えるとは・・・ うれしいなぁー

  

物語の挿絵ですから、さほど大きいモノは無く、展示は2室のみ。
ちょっと物足りないかな。

最初の部屋にはシャガールの、モノクロの版画とそれに彩色を施した版画が並んで展示されています。

ほんの数箇所、色の数も2~3色にもかかわらず、色を加えると急に動物たちが生き生きとして来ます。
見えていなかったものが見えてくるような・・・・・・
すべて手彩色というのも驚きです。
テーマに沿って描かれているので、どれも分かり易く気軽に楽しめますね。
お話の内容が紹介されている挿絵もありました。

もっと鮮やかな色彩のシャガールらしい作品は、常設で見ることが出来ます。
「ダビデ王の夢」と「赤い太陽」の2点です。

この次はパウル・クレー展(6月24日~8月20日)と思ったら、ツツジ山開放日というのがあるのですね。
そのためにだけ来てもイイかな。


満開の桜をハシゴする♪

2006-04-01 23:36:29 | 日記
明日は雨ということで、東京の桜は今日で見納めのようです。
いざ、お花見!!
「芝公園、増上寺、東京タワー」 コースで出掛けて来ました。
都営三田線の「芝公園」で下車、出口を上がったところ、アレッ!芝公園 って、こんなもの・・・?
桜、どこにあるの、寂しいなぁーと思ったら、丸山古墳の向こう側でした。
お昼過ぎには宴会で大盛り上がり、足の踏み場もないぐらいでした。

  

で、すぐ隣の 増上寺 へと移動。
浄土宗の大本山で、徳川家の菩提寺です。
二代秀忠、六代家宣、七代家継、九代家重、十二代家慶、十四代家茂の、六人の将軍の墓所が設けられているそうです。
各将軍の正室・側室の墓も設けられている中、悲劇の皇女として知られる和宮様も眠られているとのことです。

『徳川将軍家墓所特別公開 4月2日~8日』と、一日違いで残念でした。

  

こちらも人がいっぱい。
たこ焼き、焼きソバなど屋台が出ていたので、大きな石に腰掛けて境内で昼食。
風もなく暖かくて、絶好のお花見日和。


東京タワーに登ろうかと来てみたものの、長蛇の列が出来ていました。
観光バスを仕立てた団体さんも、何組か見受けられます。
階段で登る人は別に案内をしてくれているけれど、流石にね。

少し物足りない気分なので、かの有名な桜の名所 千鳥ヶ淵 まで足を伸ばしてみました。
地下鉄「九段下」の駅、何なのこれは・・・・・・物凄い混雑!
地上へ出られない。ひとつの出口は降りて来る人専用になっていました。
武道館でコンサートでもあるのかと思いましたが、みんな桜が目当て。

やっと上に出られても進まない。
以前に来た時は平日でしたので、こんな事になっているとは想像もしていませんでした。

桜は・・・キレイ、キレイ  ここに人が集まるのも納得の美しさです。

ボート乗り場にも、なが~い列が出来ていました。
のんびり優雅に、水上からの眺めも素敵でしょうね。
でも、その楽しみは辛抱強く並んだ人たちが得ていたのだと良く分かりました。

せっかく写真を撮ったのに、パソコンに取り込めない。参ったなぁー
なんとか数枚だけ、助かりました。


年々桜の美しさが身に沁みます。
そう言う年齢になって来たと言うことなのですかね。