To be continued.

                   
アイリスの気ままに紡ぐダイアリー

マルク・シャガール ラ・フォンテーヌの『寓話』

2006-04-04 23:18:29 | 美術館・博物館
 千葉県佐倉市にある
 川村記念美術館
           行って来ました。
 会期  前期:3/21~5/7
      後期:5/9~6/11
 休館日  月曜日(除 5月1日) 
 開館時間 9:30~17:00
 
 シャガールは大好きー
 でも、今日の目当ては桜かな。


チケットを買って、
薄暗い木立の中を下って行くと・・・

まずは、可憐な姿のスミレやカタクリが
出迎えてくれます。
そして目の前に、広々とした池と満開の桜が!

平日にもかかわらず、
大勢の人がお花見を楽しんでいます。

  


満開を迎えたばかり桜は、まばゆいばかりに光り輝いています。

  
枝垂れ桜も見応え十分。 ピンクの帯が出来ています。



 レストランが満員でしたので
 以前から気になっていた、お茶室へ。
 日本画展示室の奥にあります。

 お抹茶と季節の和菓子(600円)を
 頂きました。 
 和菓子は「山吹」です。

 窓が大きく取られているので、
 ここからも桜が楽しめます。


 17世紀フランスの詩人、ラ・フォンテーヌが著した『寓話』。
 寓話・・・教訓や処世訓・風刺などを、動物や他の事柄に託して語る物語。
      「イソップ物語」など。
 ラ・フォンテーヌの『寓話』は読んだことがないのですが、
 イソップ物語を素にしたモノもあるようで、
 子供の頃に読んだ覚えのある話が沢山あります。

シャガールによる《ラ・フォンテーヌの寓話》の版画、全100点が前期・後期に分けて展示されます。

日本の画家の作品もありました。
先日行き損なった、横浜美術館での「長谷川潔展」。
まさか、ここで出会えるとは・・・ うれしいなぁー

  

物語の挿絵ですから、さほど大きいモノは無く、展示は2室のみ。
ちょっと物足りないかな。

最初の部屋にはシャガールの、モノクロの版画とそれに彩色を施した版画が並んで展示されています。

ほんの数箇所、色の数も2~3色にもかかわらず、色を加えると急に動物たちが生き生きとして来ます。
見えていなかったものが見えてくるような・・・・・・
すべて手彩色というのも驚きです。
テーマに沿って描かれているので、どれも分かり易く気軽に楽しめますね。
お話の内容が紹介されている挿絵もありました。

もっと鮮やかな色彩のシャガールらしい作品は、常設で見ることが出来ます。
「ダビデ王の夢」と「赤い太陽」の2点です。

この次はパウル・クレー展(6月24日~8月20日)と思ったら、ツツジ山開放日というのがあるのですね。
そのためにだけ来てもイイかな。