ブロークン・フラワーズ を観終わって・・・・・・
えっ、これで終わり?!
ちょっとちょっと、唐突すぎるでしょ!
強制終了させられた気分です。
[監督] [脚本] ジム・ジャームッシュ
[出演] ビル・マーレー ジェフリー・ライト シャロン・ストーン フランセス・コンロイ ジェシカ・ラング ティルダ・スウィントン
[上映時間] 106分・PG-12
2005年カンヌ国際映画祭グランプリ受賞
■ストーリー
コンピュータ事業で成功し、独身貴族を気取った生活を送る中年男ドン。
そんな彼に、19歳になる息子の存在を知らせる差出人不明の手紙が届く。
嘘か本当か真相を確かめるため、彼は交際していた女性たちを訪ねる旅に出る。
シネプレックス幕張で17:00の回を鑑賞。
ほとんど満員、この手の映画には観客が集まらないだろうなぁーと思っていたので驚きました。
なんといってもドン・ジョンストンを演じるビル・マーレーが上手い!! 目の演技が凄い。
人生から降りてしまったかのような、うつろな表情。
感情が麻痺してしまっているのか、とぼけているのか・・・
人間関係においては、自分から積極的に動くタイプではなさそう。
恋人が家を出て行く時でさえも反応が薄い。
だけど「自分の息子がいるかもしれない」と思うと、じっとしては居られないようです。
お節介な隣人ウィンストンの手筈で、彼は当時付き合っていた恋人たちを訪ねて行きます。
そもそも、なんでこの隣人と親しい関係が維持していられるのか、不思議なんですけどね。
人種も経済状況も家族環境も、全てにおいて違い過ぎるのがかえって良いのかな。
ウィンストン一家は決して裕福ではないが、美人妻と4人(だったかな?)の子供がいる暖かい家庭。
とっても幸せそう。
ドンの高そうな家具が並び、整然としているが寒々しい家とは対照的です。
出て行った恋人も羨ましがっていましたよね。
女性と違って、男性は自分の子供の存在が分からないのだと気付かされました。
人生の後半になって、もう厄介な子供なんて現れなくても良いのでは?と思ったり。
自分の遺伝子を継いだ分身が、やっぱり欲しいのかな・・・?
日常的にモエ・エ・シャンドン(間違っていたらごめんなさい)のシャンパンを飲んでいられる暮らしならば、それも悪くは無さそうなんですが。
元恋人たちが、これまた豪華な女優さんばかり。
私たちも若い頃の美貌を知っているだけに、ドンの気持ちと同調できますね。
あっ、もちろん今は今で魅力的です。
シャロン・ストーンに、あのヴィトンのバッグを持たせるのは止めて欲しかったけど。全然似合っていない。
20年前の彼氏が突然やって来たら、それは疑心暗鬼にもなりますよ。
何ともオカシナ感じが良く出ていました。
最後はかなりキツイ扱いを受けましたが、4人とも当時はドンのことを愛していたのだと感じさせられました。
結局、ピンクの手紙の差出人は分からず仕舞い。
息子と勘違いしてドンが話す助言が、、
過去は去った
未来は ― まだ来ない
大事なのは つまり・・・・・・今だ
ここまでの課程は面白かったけれど、いい年をした大人が行き着いたのがコレ?
ちょっと当たり前で、アホらしい~~
手紙を書いたのは、冒頭で家を出て行ったシェリーではないかと。
リビングに飾られていたピンクのバラの散っていく様子が、何度も象徴的に映し出されるし。
取り返しの付かないものがあると言うことに気付いて欲しかったのでは・・・
けだるい音楽に浸りながら、ゆったりと観られる大人の映画でした。
主人公がほとんど喋らないので、字幕が少なくてラクだったし
あまりに静かなので、隣の映画の音が聞こえてくるのには興ざめ。
こういう雰囲気の映画は最近観ることがなかったけれど、なかなか良いものですね。
えっ、これで終わり?!
ちょっとちょっと、唐突すぎるでしょ!
強制終了させられた気分です。
[監督] [脚本] ジム・ジャームッシュ
[出演] ビル・マーレー ジェフリー・ライト シャロン・ストーン フランセス・コンロイ ジェシカ・ラング ティルダ・スウィントン
[上映時間] 106分・PG-12
2005年カンヌ国際映画祭グランプリ受賞
■ストーリー
コンピュータ事業で成功し、独身貴族を気取った生活を送る中年男ドン。
そんな彼に、19歳になる息子の存在を知らせる差出人不明の手紙が届く。
嘘か本当か真相を確かめるため、彼は交際していた女性たちを訪ねる旅に出る。
シネプレックス幕張で17:00の回を鑑賞。
ほとんど満員、この手の映画には観客が集まらないだろうなぁーと思っていたので驚きました。
なんといってもドン・ジョンストンを演じるビル・マーレーが上手い!! 目の演技が凄い。
人生から降りてしまったかのような、うつろな表情。
感情が麻痺してしまっているのか、とぼけているのか・・・
人間関係においては、自分から積極的に動くタイプではなさそう。
恋人が家を出て行く時でさえも反応が薄い。
だけど「自分の息子がいるかもしれない」と思うと、じっとしては居られないようです。
お節介な隣人ウィンストンの手筈で、彼は当時付き合っていた恋人たちを訪ねて行きます。
そもそも、なんでこの隣人と親しい関係が維持していられるのか、不思議なんですけどね。
人種も経済状況も家族環境も、全てにおいて違い過ぎるのがかえって良いのかな。
ウィンストン一家は決して裕福ではないが、美人妻と4人(だったかな?)の子供がいる暖かい家庭。
とっても幸せそう。
ドンの高そうな家具が並び、整然としているが寒々しい家とは対照的です。
出て行った恋人も羨ましがっていましたよね。
女性と違って、男性は自分の子供の存在が分からないのだと気付かされました。
人生の後半になって、もう厄介な子供なんて現れなくても良いのでは?と思ったり。
自分の遺伝子を継いだ分身が、やっぱり欲しいのかな・・・?
日常的にモエ・エ・シャンドン(間違っていたらごめんなさい)のシャンパンを飲んでいられる暮らしならば、それも悪くは無さそうなんですが。
元恋人たちが、これまた豪華な女優さんばかり。
私たちも若い頃の美貌を知っているだけに、ドンの気持ちと同調できますね。
あっ、もちろん今は今で魅力的です。
シャロン・ストーンに、あのヴィトンのバッグを持たせるのは止めて欲しかったけど。全然似合っていない。
20年前の彼氏が突然やって来たら、それは疑心暗鬼にもなりますよ。
何ともオカシナ感じが良く出ていました。
最後はかなりキツイ扱いを受けましたが、4人とも当時はドンのことを愛していたのだと感じさせられました。
結局、ピンクの手紙の差出人は分からず仕舞い。
息子と勘違いしてドンが話す助言が、、
過去は去った
未来は ― まだ来ない
大事なのは つまり・・・・・・今だ
ここまでの課程は面白かったけれど、いい年をした大人が行き着いたのがコレ?
ちょっと当たり前で、アホらしい~~
手紙を書いたのは、冒頭で家を出て行ったシェリーではないかと。
リビングに飾られていたピンクのバラの散っていく様子が、何度も象徴的に映し出されるし。
取り返しの付かないものがあると言うことに気付いて欲しかったのでは・・・
けだるい音楽に浸りながら、ゆったりと観られる大人の映画でした。
主人公がほとんど喋らないので、字幕が少なくてラクだったし
あまりに静かなので、隣の映画の音が聞こえてくるのには興ざめ。
こういう雰囲気の映画は最近観ることがなかったけれど、なかなか良いものですね。
ジャームッシュの映画ってちょっと苦手だったんですが
ビル・マーレイ効果で最後まで観られました。
彼は 不思議な魅力があるんですよねー。
若い頃は あの無愛想さや意地悪さが好きじゃなかったですが。
エチオピア音楽がよかったです。ちょっとレトロちっくですね。
この映画は以前の作品より、観やすいらしいですね。
と言っても観ていないので、なんとも・・・
ビル・マーレイはそこに居るだけで可笑しかったし、悲哀を感じさせたり、おじさんのイヤらしさを覗かせていたり。
気が抜けているようでいて、確かな存在感がありました。
ぺらぺら喋るわ、勝手にひとんチのCD差し替えちゃうわ、実際にあんな傍若無人なお隣さんがいたら、ちょっと困りものです。
だからって、隣人が無口なドン・ファンってのも、どうご近所付き合いしたらいいのか悩みそうですが(笑)。
てなわけで、TBありがとうございました。
こちらの二人は相性が良いのでしょうね。
ところで男性も女性も無口な人のほうが、モテる気がしませんか?
相手が勝手に、自分の都合の良いように思い込んでしまうみたい。
あまり喋り過ぎないように気を付けよぉーっと!