To be continued.

                   
アイリスの気ままに紡ぐダイアリー

どろろ ★★★

2007-01-31 19:08:55 | 映画(劇場)


どろろ 月曜日に観てきました。
公開直後ということもあってか、若い人から年配者まで結構な入りでした。

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戦国の世、醍醐景光は国を治める力を手に入れるため、
生まれてくる我が子の体48箇所を48体の魔物に差し出した。
20年後、その子・百鬼丸は自分の体を取り戻すべく、左手に仕込んだ妖刀を頼りに、
道中で出会った孤児・どろろと共に魔物退治の旅へ出る。

上映時間:138分 PG-12

原作:手塚治虫
監督:塩田明彦
アクション監督:チン・シウトン
脚本:NAKA雅MURA・塩田明彦
出演:妻夫木聡 柴咲コウ 瑛太 杉本哲太 麻生久美子 土屋アンナ
    劇団ひとり 中井貴一 原田美枝子 原田芳雄
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残り24体って、part2を作るつもり?・・・・・・まさかね。

映画を作っている人は楽しくて仕方がないのでしょうけれど、観ている側にどこまで伝わって
いるのかな。

「いつでもない時代、どこでもない場所」を求めてニュージーランドでロケ。
製作費は20億だって!!
その割には、中に人が入っているのがバレバレの妖怪とか居たんですけどねぇ。

原作マンガの設定は、室町時代の戦国の日本。
なにか違和感があったり、ちぐはぐな感じがしてしまうのは、そのせい?
もっと日本にこだわった方が良かったのでは、と思ってしまいます。
日本の風土や時代の闇という土壌がないと、怖ろしさは伝わってこない。
広々とした大地に魔物はいないでしょう。

冒頭のお堂の中の魔物はどこかに転がっている彫刻を拾ってきたようで、恐ろしさのかけらも
ありませんでした。
中井貴一のイナバウアーで、笑っちゃったし。

えーと、そのあとはアクションよりも妻夫木聡の顔ばかり見ていました。
綺麗だなぁーって。
ピュアで少年っぽい雰囲気が残っていて良いですね。

柴咲コウのとぼけた演技も、太鼓がうるさかったけれど、ユーモラスで可愛かった。

最後は、お決まりの父と息子の対決。
自分の命と引き替えに息子を助けるのか。
人間として死ぬか、魔物として生きるか・・・・・・ 中井貴一の見せ場でした。
男の子は、いつの時代も父親の存在が立ちはだかっていて大変そう。

ぽぉーと楽しんで見る分には面白い映画かもしれません。