いつものツーリング記録やブログへの掲載に際しGPSロガーは欠かすことが出来ないアイテムとなっております。
現役で活躍してくれているロガーは「HOLUX m-241」です。画像拝借
販売されてから5年以上も経つのに今だに人気と実績あるガジェットとなっていますね。
・基本性能つまりGPS衛星の捕捉能力が私の実用レベルで満足出来る。
・コンパクトで単三エネループ1本で約12時間以上動作する。
・更にインターフェイスとしてBluetoothとMini USBポートでPCへもタブレット・Nexus7(Bluetoothのみ)へもやり取り出来る。
等々
しいて不満と言うか改善点と言うか…
・防水機能が無いのでバイクに取り付けている時に雨が降ればビニール袋に入れるなり対処が必要。
・専用のカバー(出来れば防水機能があれば)が欲しい。現在は初代GPSロガーのSONY GPS-CS1KSP用のものを流用しています。
※専用かどうかは不明だがGPSアームホルダーと言うものが存在しましたが私のニーズには合わないのです。
・ツーリング最中の休憩や宿泊時で電源を中断し忘れる。電池の節約と停止中の不要ログポイントを記録させない様にするため。
※ログ中断にはENTERボタンによるSTOP処理をしてから本電源をOFFにしないとログファイルが壊れる場合がある。結構面倒である。
そこで今回、久々にGPSロガーの最新機を購入してみました。
リストウォッチタイプの「i-gotU GT-900Pro」画像拝借
特徴としては…
・防水性としてはIPX7防水対応である。
・気圧高度計・電子コンパス機能搭載。
・動作時間は約4時間充電でGPS:ON、バックライト:ONの状態で約24時間/GPS:ON、バックライト:OFFの状態で約48時間(メーカーの仕様数値)
・準天頂衛星システム「みちびき」に対応している。
※メリットは、GPS機能の正確性・確実性の向上。人工衛星がほぼ真上に位置するため、高層ビルが多い都心部や山間部などでも信号の受信が可能になり、測位できる場所と時間を拡大できるという。
他には、どうでも良いことだが…
・Bluetooth経由で心拍計や回転/速度センサーと連動出来る。(オプション)
・画面表示が日本語対応である。
腕統計としての比較。ま、こんな装着の仕方はしないと思いますが…
GT-900Proの機能を大まかに把握した後、画面設定などをカスタマイズしm-241と比較すべきテスト走行を行いました。
本来ならバイクにm-241、腕にGT-900Proを装着して走行すべきなのですが、あいにく台風接近前の雨模様なので車でのテストとなりました。
ついでにNexus7のロガー性能も比較することにしました。アプリケーションは定番のMy Tracksを使用。
左:m-241、右:GT-900Pro
3機種ともログ間隔は10秒で記録します。
Nexus7のみ距離間隔50mと併用しWiFi/モバイル接続時の位置情報オプションをONにしてGoogleの位置情報サービスを利用可能としました。
テスト走行はGPSロガーには厳しい測位性能が試される山間部を中心にR421を四日市方面に向かい、ついでに蕎麦屋に寄ってレポもしてみた。←Google Map詳細はこちらへ
赤線:HOLUX m-241
青線:i-gotU GT-900Pro
緑線:Nexus7(My Tracks)
まずはログ開始直後の安定性を比較する。各ロガーをONにした後、約3分間止まった後スタートする。
ログ開始直後や走り出し直後はログポイントが暴れやすい。
走り出し直後Nexus7(緑線)の測位が少し不安定だが2~300m程走ると安定し始める。
これから鈴鹿山系を綴ることに。
永源寺ダム湖畔を沿って1.5車線を走る。
山間部は鬱蒼として天空は余り開けていない。
ロガーの測位能力・精度が試されます。
m-241とGT-900Proの測位能力はほぼ互角か。
Nexus7のログは測位不能でズタズタになってしまいました。おそらくGoogleの位置情報サービスの恩恵が受けられていないのか…。
滋賀県と三重県の県境には全長4kmを超える石槫トンネル。
さすがにトンネル内では測位不能ですが…。
出口直後の測位では若干m-241が素早く測位しています。相変わらずトンネルを出てからもNexus7はズタズタ状態に。
三重県側に出て走った後もずーっとWiFiルーターの圏外状態が続いたので暫くしてリセットをしてようやく繋がりました。
最終目的のお蕎麦屋さんについては後ほど報告することにして…。
テスト後のGT-900Proの表示画面。
各ロガーのトラックデータの比較。
ここでもm-241とGT-900Proのデータはほぼ同等ですが、Nexus7は測位の欠落でログポイント数が減少しています。
m-241とGT-900Proの比較と活用法について。※バイクツーリングを前提にするのでNexus7は除外します。
・両機種の測位能力はほぼ互角と思われます。今回の走行コースでの精度は私としては及第点です。
・長期に渡る旅レポ(現地でブログアップ)でノートPCが持参できるのであれば両機種とも活用出来るでしょう。
・しかしタブレットとしてNexus7しか持参出来なければm-241しか選択肢は無いでしょう。
・将来的にGT-900ProがNexus7とデータのやり取りが出来れば活躍の幅が広がるのだが、どうだろう?
・日帰りから2泊3日程度のツーリングならGT-900Proで充分でしょう。データの取り出し・ブログアップは帰宅してからPCで出来るから。

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