9月30日、福岡市の感染者数は3千人を超えた。1ヵ月半で千人、これは2千人突破の時と同じペースだ。ただ、このところ1日の感染者数は1桁台が続いている。おそらくクラスターが減っていることが背景にあるのだろう。福岡市では、7月末からクラスターが発生した店名を公表しているので情報をまとめているが、9月に発生したクラスターは7ヵ所だった。7月は18ヵ所、8月は22ヵ所だったので大幅に減っている。10月は今のところ飲食店1件。
7ヵ所の内訳を見ると、医療機関が1ヵ所、民間企業が6ヵ所となっている。心配していた医療機関への拡大は抑えられている。中洲などの接待を伴う飲食店もゼロだった。感染対策が徹底されてきたのだろう。企業で感染が広がっているのは気になるが、福岡県は独自に定めている「福岡コロナ警報」を来週にも解除する方向で調整している。福岡県では7月31日に1日あたり過去最多となる169人の感染者が確認されたため、8月5日「福岡コロナ警報」を発令した。現在(10月1日時点)、感染者数や病床稼働率など県が設定した4つの指標のうち3つが基準を下回っている。この報道があった9月末は全てが基準を下回っていたが、今月に入り感染経路不明者が基準を超えた。県は週明けに有識者会議を開き、専門家の意見を聞いて決定するという。さて、どう判断するのか。
問題はインフルエンザ。12月頃から流行期に入り、1月から3月頃にピークを迎える。10月1日から高齢者や重症化リスクの高い人が優先でワクチン接種もはじまった。この冬はコロナにインフルとダブルで襲ってくる。当分、コロナワクチンは期待できそうもないので、これまで以上に感染対策を徹底しないといけない。まだまだ気は抜けない。
福岡市の感染状況(10月2日現在)
9月30日、3千人突破 ちなみに、2千人突破は8月15日、千人突破は7月31日
9月の福岡市クラスター発生状況(まとめ) ※西日本新聞の情報をもとに各ホームページを確認して作成
※発生日は福岡市が公表した日です。
福岡県内の感染状況(10月1日現在)
少しずつ感染者数が増えている 来週は4連休から2週間目、どういう結果に、、
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《参考資料》