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高島市長 出馬表明

2018-10-03 11:31:33 | 福岡市政

昨日(2日)、高島市長は定例会見中に福岡市長選の出馬表明を行った。当初、4日からはじまる決算特別委員会で表明をすると言っていたが、安倍首相の内閣改造と同じタイミングでの出馬表明となった。これについて、高島市長は記者会見で「市民から選挙に出ないのか、東京に行かないでとの声を聞くようになった」から出馬表明を早めたと述べている。これで市議会での正式発表を反故にした形となった。尤も、議会軽視は今にはじまったことではないが。

これを受けて、2日、自民党福岡市議団は会派会議で市長選への対応を協議し、高島市長の支援を決めた。今後は推薦や政策協定について協議していくという。ところが、高島市長は記者会見で「自民党の公認はどっちでもいい」「私を推薦したいと党が思えば推薦していただければいい」と突き放している。この会見を自民党市議団が見ていたかどうかわからないが、見ていたなら気分を害しているに違いない。会派会議では全会一致で支援が決まったが、高島市長への不満はくすぶっている。「対抗馬も出せないので応援せざるを得ない」と漏らす議員もいる。今後、双方の関係がどうなるかわからない。ふたたび火花が散るようなこともないとは言えない。

一方、高島市長のほうは独走態勢だ。安倍首相を後ろ盾に、西鉄社長やJR九州など福岡の財界(七社会)を味方につけ、圧倒的な勢力で市長選にのぞむ。おそらく、3選は間違いないだろう。だから、市議団の推薦など必要ないと言っているのだ。だが、この強気な姿勢はいつまでも続くとは思えない。起業する若者からは絶大な人気を誇る高島市長だが、福岡市民はそういう人ばかりではない。あらゆる人に利益配分をと言いながら、現実には真逆な政策が横行している。目を向けていないところ、特に高齢者など弱者からは不満が噴出している。これらの人たちの声に耳を傾けないようなことが続けば、いずれ厳しい審判が下されることになるだろう。


10月2日記者会見の様子(RKBニュースより)




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