yamanba's blog

報道されない情報を発信します
気分転換に山の話題など

天神ビッグバンは市民の安全安心のためだった!?

2022-11-11 22:02:02 | 福岡市政

もう詭弁としか言いようがない。西日本新聞の福岡市長選アンケート「天神ビッグバン、民間主導による都心ビルの建て替えの長所と短所をどう考えますか」の質問に、高島市長は「最大のポイントは、都心部ビルの老朽化対策。警固断層リスクもある中で、いち早く耐震性の高いビルに建て替わることで、働く人や訪れる人の安全・安心につながる」と答えている。

「市民の安全安心のため」とは、どの口が言うのか。このプロジェクトが公表された2015年2月、アベノミクス第3の矢「グローバル創業・雇用創出特区」に認定され、航空法高さ制限の緩和や容積率の緩和で、経済波及効果は年間8500億円に上ると大はしゃぎしていたが、当時、市民の「し」の字も警固断層の「け」の字も聞いたことはない。耐震性が高い建物とはいえ、すぐそばにSランクの日本一危ない断層が走っている。誰もが不安を感じていたが、それについて高島市長が言及したことはなかった。(私の知る限り⇒その証拠

2016年7月、地元メディアが福岡市に、天神ビッグバン計画地域(天神地区)の地震発生時の被害予測に関する公開質問状を出していた。それに対し、福岡市は「天神ビッグバン実現後の地震被害について予測をしていない」と答えている。今から6年前のことだが、この程度だったということである。もしも、本当に市民の安全安心のために天神ビッグバンを考えていたなら、地震の被害想定くらいするだろう。それすらしていなかったのだ。これを詭弁と言わずして、何と言う。

選挙選がはじまって、いきなり「市民の安全安心」を持ち出したのは、おそらく、田中しんすけ氏の公約(市民のための天神ビッグバン)を意識してのことだろう。これが”高島流”なのである。

 

 

福岡市天神ビッグバンプロジェクト

 

 

 

 

福岡市への情報公開請求に対する市の回答(ニュースサイトハンターより)

 

 

 

《関連記事》

福岡市長選、候補者に聞く アンケート㊦(西日本新聞 2022.11.11)

福岡市長選、候補者に聞く アンケート㊥(西日本新聞 2022.11.10)

福岡市長選、候補者に聞く アンケート㊤(西日本新聞 2022.11.9)

福岡市長選 立候補者の公約と経歴(西日本新聞 2022.11.7)

福岡市「天神ビックバン」地震被害の予測なしに計画推進~高島市政―安全無視の姿勢を露呈(ニュースサイトハンター 2016.7.28)