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東峰村復興に向け、災害伝承館つくり~九州大学復興支援団

2018-08-07 17:03:30 | 災害

昨年7月の九州北部豪雨で大きな被害を受けた東峰村。そこに豪雨直後から入り、災害のメカニズムを調査したり、住民の方々と一緒になって防災マップ作りをしたりと、東峰村に寄り添い、支え続けている九州大学復興支援団(団長:三谷泰浩教授)が、災害を風化させないためにと、「災害伝承館」をつくる活動をはじめている。これは、「自然豊かで美しい東峰村に二度とこのような悲惨な被害をもたらしたくない、この経験を教訓として次の世代に伝えたい」という住民の方々の声をうけたもので、支援団は、現在、立ち上げに必要な費用の一部(150万円)の寄付を呼びかけている。

寄付はインターネットを通じて資金を集めるクラウドファンディング形式で、9月26日までに目標額(150万円)に1円でも到達しないと不成立になってしまい、それまで集まった支援金が受け取れなくなってしまうというもの。これは東峰村の美しい景色に癒され、ある時は勇気付けられたものとしては、知らぬふりはできない。というわけで、僅かながら寄付をさせていただいた。

支援団団長で九大三谷教授は、NHKのインタビューで、「災害にいかに備えるべきか教訓を伝えるとともに、村が立ち直りつつある姿を全国に発信したい」と述べておられる。「災害伝承館」つくりは、西日本豪雨で被災された方々に対しても、心強い応援メッセージになるに違いない。そうなることを願って、完成を見守りたい。

 

詳しくは、こちらをご覧下さい。

東峰村・災害伝承館をつくる:九州北部豪雨災害の記録を後世に(九州大学災害復興支援団)


《追記:2018.8.16》

昨日(15日)、目標金額(150万円)に到達、プロジェクトは成立したとのメールが届いた。予想以上に早い達成で驚いたが、それだけ同じ思いの人が多いということなのだろう。支援終了期限まで1ヶ月以上もあることから、さらなる支援を募るとのこと。まずは一安心。


 

 写真は、九大復興支援団サイトより 

右が支援団団長の三谷教授 

 

 

 

 

 

一緒に歩いて防災マップつくり  

 

 

 

 

「災害伝承館」 宝珠山地区にある林業総合センターにつくられる





《関連記事》

・ 東峰村に豪雨災害伝承館を計画(NHK福岡 2018.8.6) 

専門家と歩いて危険箇所チェック 東峰村で「防災マップ」作り (西日本新聞 2018.7.30)

 

《参考資料》

九州大学災害復興支援団 facebook